パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

魔女の宅急便

2020年07月29日 | 本・マンガ・テレビ・映画
7月28日(水)曇り

「魔女の宅急便」ってご存知?
もちろん!とおっしゃる方が多いと思いますが、それはおそらくジブリ映画の「魔女の宅急便」でしょう。
あの映画の原作になったのが角野栄子著「魔女の宅急便」
全6巻あるんですよ!
ボランティアで音訳をしており、今年の初めにこの「魔女の宅急便」の4巻『キキの恋』を読んでCDにして図書館の蔵書になった。
恋のお相手はもちろんあの「飛行少年とんぼさん」である。
映画では明るいお調子者っぽく描かれていたとんぼさんだが、小説では冒険心旺盛ながら思慮深い理系少年のようだ。
著者の角野栄子さんが我が区に住んでおられた縁で、2022年に彼女のプロデュースによる児童文学館ができる。
そこに、このCDも置いてもらえるとのことで、東京でのいい思い出になったなあと感慨深く思っていた。
コロナ騒ぎで、引越しがのびのびになっておるのだが、所属する音訳ボランティアの敏腕会長が「まだ引っ越さないよね、「魔女の宅急便」6巻も読んでくれない?」
ワタクシとしても、4巻を読んで「映画と原作は結構違うんだ」と知り、この先が気になっていたので喜んで引き受ける。
6巻「それぞれの旅立ち」は、いきなり(と言っても5巻を読んでないからだ)キキととんぼさんは結婚しており、ニニとトトという双子が生まれてた!!!
それも、もう11歳からのスタートである。
なんかしみじみする。
あの、キキがねえ〜という気分だ。
ん?この感じ、むか〜しむかしに味わった気がする・・・
「赤毛のアン」だ!
中学生の時に夢中で読んだ「アンシリーズ」
短編集まで入れると11冊ある。
アンも、幼なじみのギルバートと結婚して子供産んで、その子供たちの話まで続いているのだ。
懐かしい〜〜〜

と、いうことで、6巻を読み終わり校正に出すのだが、気になる箇所が三点。
ひとつは内容。
4巻と6巻で、通じるエピソードがあるのだが、「あれ?ヨモギさんちの庭を借りてクスリグサの畑にしたのは、ヨモギさんの息子が亡くなって、彼女が砂漠へ帰ってしまった後だよね。手紙を書いて、土地を借りたんじゃなかった?」
なぜか6巻では息子が生きているうちに、ヨモギさんちの庭でクスリグサを栽培していたという設定になっている。
編集者は気づかなかったのか?校正者が入るんじゃないのか?
それとも、そんな間違いはあるはずがなくて、ワタクシの勘違い???いや、これは自信がある。
あと二点は、誤植。
   それなら『パリパリ市だわね』っていたら、〜〜〜
「いったら」だよね〜「言ったら」
まあ、これは微妙にかすかに「い()たら」というニュアンスで読めばいいんだけど、もう一点は致命的ミス。
キキの娘ニニとその猫ブブが、ほうきで飛んでいるシーンがあって、ある意味ここからとても重要なシーン、クライマックスへ差し掛かるところなんだけど・・・
   「ねえ、ニニ、なんだか空気、いらいらしてない?・・・・・」
   背中にかじり付いているブブがいいました。
   「ニニ、そう思う?わたしもなのよ。・・・・・・」
これはニニじゃなくてブブだよぉ〜
ニニがブブに向かって「ブブもそう思う?」って言ってるんだよぉ〜
そうじゃなきゃ話が噛み合わないよぉ〜
音訳は本に忠実に読むべしというのが大原則。(たとえ誤植でも)
音訳者が勝手に直して読んではいけないのである。(音訳者注:と言って説明をするケースもある)
ましてや、これは児童書。子供達が聞いてくれるとなると、下手に説明をごちゃごちゃ入れたりはしたくないし、
かと言って、本の通り原文ママで読んで、子供の頭の中にクエスチョンマークを浮かべさせたくもなし。

で、今日、広報誌の録音日で図書館に行ったので、誤植の件二ヶ所を図書館の方にお尋ねして・・・
明日、お電話いただくことになっているので、スッキリ、できる・・・かなあ。
コメント
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