パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

ワタクシに足りなかったもの〜髪編〜

2020年01月30日 | Weblog
1月30日(木)晴れ

昨日の話を引きずってもう一言。
ついつい自分の知っているものに置き換えるくせみたいなもの。
そして、それを基準にして好き嫌いを判断する。
そして、たまに「生まれて初めてだ!」と言うものに出会って衝撃を受ける。
そして、当然、歳をとってくるとそういうことが少なってくる。
「フジファブリック」聞いた時「なんじゃこりゃ〜」と衝撃を受けた。
もしかしたら「いやいや、奥田民生や吉井和哉の影響大だぜ!」と言う人がいるかもしれない。
が、ちょうど彼らが全盛の頃、ワタクシ、子育てだの夫の浮気からの離婚騒動だので忙しくて暗黒時代だったせいか記憶にないのだ。
だからフジファブリックは、もうまっさらな気持ちで聴いて、ほえ〜〜〜ってなった。
と言ってのめり込むでもなくライブ行くでもなく、昔のpv流して聴いているだけで、こういうところだよな〜ワタクシに足りないっていうか、生きる上で何か足りないっていう部分は〜とは思ってます・・・

いや、違うの。タイトルにムリムリ擦り寄せてみただけで、今日書きたいことは別のことであります。
ワタクシ、決して『美』に対して無頓着ではない。
化粧品のモニターなぞに手を染めているのも、「化粧に金をかけたくない」だけではなく、それなりに美しくなりたいという欲も、若くありたいという欲もあるからである。
でも、比重というか、心の中頭の中での算段で化粧品に金かけるより家族で呑みに行きたい方が強いし、高い洋服ブランドバッグにも全く興味ない。
安い洋服の山から自分の好きなものを探り当てた時の喜びったら!
髪の毛も然りで、どうせひっつめるんだからカットの良し悪し関係ないわと思ってた。
毛量が人様の6倍くらいあるし、さらにはそれが癖毛の剛毛ときてるので、昔っからコンプレックスだった。
ここ15年くらいは、年に2度ほど矯正ストレートパーマあてて、その時カットしてもらう。
ずっと同じ美容院に行ってるけど「指名」するのがミョーに照れる。
つか、そもそも気に入った人がいるでもなし、で、「空いてる人誰でもいいっす」的な感じになってた。
去年の夏あたりに矯正に行ったのだが、その時の様子がなんか変だった。
全工程が終わった辺りで、若い男の子だったんだけど、「痛んでますね〜」とか言い出して、
なんかコソコソ上司に相談してる様子。
昔っからいるEXITのりんたろーみたいなゴツいにーちゃんが横から出てきて
いかにもうちのミスじゃないっすと言わんばかりに「泡タイプの白髪染めが一番良くないっす。チリ毛になってますね〜」
なんかめちゃ不信感。
何年、自宅で染めてたら突然髪がチリチリになる???
こちとらそんじょそこらの白髪歴じゃねえんだよっと言いたいところだが気が弱いので「はあ、そうなのね」とすごすご帰る。
でも、やっぱり変だよねと思い始めたらもう行きたくない。
半年経って、そろそろどうしようかなあ〜と思ってたら、いつも綺麗にしてるおんとし72歳のSさんが「あたしの行ってる美容院、いいよ。」
で、紹介してもらって行ってみた。
Sさんは「イケメンよ!」と言ってたが、この歳になると、相当なブサイクじゃない限り「イケメン」か「可愛いわね〜」となるので、もう判断できない。
ただ、ものすごく真面目な人というか、丁寧な人で、どういう髪型にしたいか、今、痛んでいる箇所をどうケアしていくかを、自分も悩みながら説明してくれたり案を出してくれたり。
最初は「どうせ結ぶからね〜」といういつもの気持ちで、まあ、こんな髪質だしさ、と投げやりだったワタクシも、
あまりに彼が真剣に悩み、色々言ってくれるので、ついつい「ぢつはこんな感じで、こういうパーマを当てて、というのが理想だけどさ、この髪では無理だと諦めてるのよ」と本音がポロリ。
すると「そんなことないですよ。今日は矯正は止めましょう。しばらくヘナで染めて髪の傷みをとって、それから矯正して下の方だけウエーブをという形に持っていきましょう!」
なんだかぱ〜っと世界が開けた気がした。
一応、年始の同窓会用にと美容院に行ったのだがそんな目先の事より、春の娘の結婚式で、長年の憧れの髪型で出席できるなら、その方がはるかに嬉しい。
何事もそうだけど、やはりコミュニケーションを取りながら進めた方がいいのだ。
自分の髪の毛じゃないの!もっと大事にしてあげなきゃ。
そういう優しい気持ちになると、今まで行ってた美容室のにーちゃんにまで優しい気持ちになって、
「彼だって美容師のはしくれ(・・・)
もっとワタクシが色々相談したり、希望を言ったり、ちょっとハードルをあげるようなこと言ったりしたら、精一杯、自分の持ってる技術を提供してくれたのだろう。
ワタクシに足りないのは、人とコミュニケーションを取ることと、自分の髪の毛、体、見た目を大事にすることだ。」と、年末に深く深く反省したのだった。
コメント
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