パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

平成君、さようなら

2019年06月17日 | 本・マンガ・テレビ・映画
6月17日(月)晴れ

今朝の朝刊に「芥川賞直木賞」の候補作が出ていた。
社会学者古市憲寿氏が、前回の「平成くん、さようなら」に続き二度目の候補とある。
「平成くん、さようなら」は、つい先日読了したばかりだ。
図書館で借りたのだが、返す期日ギリギリだったので慌てて読んで慌てて返したから今、ここで振り返ってあれこれ書けるほどではないし、
なんせもう手元にないのでうまく伝わるか自信は無いのだが・・・
すごく不思議な感覚に陥る本だった。
面白かったし、才能をひしひし感じる反面、ちょびっと「なんとなくクリスタル」を思い出したのはなぜだろう。
リアルの古市氏と、フィクションである小説の主人公が複雑に絡み合う。
いや、ワタクシ、言うほど彼のことを存じ上げてないので、あくまでイメージなんだけど。
作者とリアルがごっちゃになりがちなことって時々あって、例えば又吉氏の「火花」とか。
まあ、限りなく私小説に近い話というのは良くあることだけど、
これは「安楽死」という近未来的なモチーフも出てくるので、その辺りが、不思議な感覚にさせるのだと思う。
まさに、この平成から令和に変わるこの時を背景にしての、リアルとフィクションとノンフィクション。
候補作「百の夜は跳ねて」も読んでみたいなと思う。

読みたいといえば、先日テレビで特集されていた川村元気氏の「百花」も気になっている。
綺麗なお話を書く方というイメージと、少しのやっかみ(あなたには泣かされないわよ!)で挑みたい。
「痴呆症」は、切ない病気だと思うから。
どんな病気にもなりたくは無いけど、この病気には特になりたくないと思ってしまう病気だから。
だからこそ、ネタ(という言葉をあえて使う)には事欠かないだろうなとは思う。
だからこそ、綺麗事では終わらないとも思う。
そして・・・図書館の予約135人待ち・・・
いつ頃になるかなあ。
コメント (2)
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