パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

寄り添うだけ

2018年08月30日 | からだのこと
8月30日(木)晴れ

さくらももこさんの訃報に接した朝、ショックというか、なんとも言われぬ気持ち。
そんな朝、友人A夫人からライン。
なんと彼女、乳がんのステージⅢで、今、抗がん剤治療中だと言う。
次会うときはカツラだよ〜と小さなおっさんのカツラがずれるスタンプ。
なんちゅうスタンプを持っていたのだ?思わず失笑。
ワタクシが手術した病院に通ってるとのこと。
彼女はワタクシが手術、入院するたびに、ここにお見舞いに来てくれてたなあ。
今度は、あたしがあなたに寄り添うっっっ!と心の中でだが、鼻息荒く誓う。

とはいえ、ついつい力が入りすぎて、何かワタクシに出来ることはないか、どうしたら彼女のためになるか、そんなことを考えてはパソコンで検索かけたりしてしまう。
でも、偶然にもその日の朝日新聞の「ひと」欄。
糸井さんのツイッターとかでお見かけしたことのある「幡野広志さん」
血液の癌が見つかり闘病中。
まだ小さな息子さんがいる。
そんな彼がおっしゃるには・・・
『患者は病気だけでなく、周りの言動にも苦しめられる』
癌と聞いて、友人知人親族家族、皆、どうしていいかわからない。
うろたえる。励ます。神頼みやら民間療法やらを勧める。
そのほとんどの場合に、悪意がない。だから厄介だ。患者は苦しむ。
自分の時のことも振り返りつつ、あまりに大慌てで過敏に反応するのだけは慎むべし!と自分を戒める。

昨日の夜、滅多に鳴らない家電が鳴る。
「もしもし〜〜ぃ?」
少し間延びしたような、おっとりとした、懐かしい声。
「しょうこさん?ええ〜〜~っ!?しょうこさん?」思わず叫んでしまった。
若い頃に働いていた会社に、派遣でやってきたしょうこさん。
頭が良くて、なんでもできて、優しくて、面白くて、しっかりしてて。
ワタクシは子犬のように彼女に懐いた。
彼女の娘Aちゃんは、うちの娘のお下がりの服ばかり着せられたと思う。
ワタクシが東京に引っ越してからは手紙だけの付き合いになってしまっていたが、何かことあるごとに、彼女の言葉はワタクシの中に染み付いていて、ワタクシの行動の原動力になっていると言っても過言ではない。
それくらいワタクシの人生に影響力を持っている人だ。
彼女は、ちょー高学歴で、いつもそれを「これのせいで縁遠い!」と嘆いていたが、縁あって優しい人と結婚した。
子供二人に恵まれ、迫力あるお姑さんともうまくおつきあいしながら、福岡で幸せに暮らしていた。
しかし、子供達がまだ小学生の頃、ご主人に舌癌がみつかり、闘病して、亡くなられた。
その間、義姉さんからオススメされる民間療法やらピラミッドタワー等に悩まされた話は、明るく話すしょうこさんの話術で笑い話になるけど、
金額を聞くと、笑い事では済まされない額で、なんともいえない気持ちになったのを思い出す。

しょうこさんは、ラインを始めたから!と言うのをわざわざ電話でお知らせしてから、ワタクシともラインしようと言うお誘いだった。
そして、次にワタクシが帰省する時には、それに合わせて福岡から帰るから連絡して!という話だった。
嬉しい!
ワタクシは、「来るもの拒まず去るもの追わず」的なお付き合いをしがちで、自分からマメに連絡を取らないところがある。
よって、お互いがそういう性格だと、疎遠になってしまう時もある。
しょうこさんから連絡もらってすごく嬉しかった。
この気持ちを持って、会いたい人には積極的に連絡しようと思ったのであった。
よって、次回の帰省は、「会いたい人に会う」をテーマとします。(・・・あなた、介護帰省じゃないの?←母の心の声)
コメント (2)
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