パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

ハンバーガーと永い言い訳

2016年09月30日 | 本・マンガ・テレビ・映画
9月30日(金)晴れ
日曜日、九州の友人もんちゃん上京。
あの「福山」おっかけのグルメマダムもんちゃんである。
今回も追っかけ仲間のご友人との珍道中らしい・・・
ラインに続々と入ってくるグルメ情報。
サラベラスで朝食?
生ハム食べ放題ですって!?え?620円で?
横浜中華街にも行ってた。
今回はなかなか参戦できないなあと思っていたが、唯一空いている木曜日に合流決定。
ちょうど映画「永い言い訳」の試写会に行こうと思っていた日だ。
じゃあ試写会一緒に行く?有楽町なの。
そうするとグルメマダム達のグルメノートがぺらぺらめくられて・・・
シェイクシャックに行きたいの!」
n、なんじゃそりゃ???
ハンバーガーらしい。ホットドッグもあるらしい。コーヒーはないらしい(←これはお店で知った)
慌ててホームページを見たりする東京在住10年超えたn。

東京国際フォーラムに9月22日にオープンしたばかりの日本3号店。
行列は途切れることはないものの、広々としたスペースのおかげで回転よく回る。

←これはもんちゃんのを撮らせてもらった
手作り感たっぷりの肉肉しいバーガーはとても美味しかった。
グルメでファイターな彼女達はバーガープラスホットドッグ。
ホットドッグも美味しいらしい。
腹ごしらえしてからワタクシともんちゃんは試写会会場へ。

映画『永い言い訳』は心理的な描写が、苦しくなるほどうまくできたものだった。
おどろいたのがこの日の観客のノリの良さ。
ちょっとしたコミカルな場面で爆笑の渦。
拍手まで湧いたり。
となりのもんちゃんが「東京って観劇を見慣れてるってこと?」とつぶやく。
いやいやそんなことないと思う。
ワタクシ結構試写会に出向くが、今までこういうことなかった。
監督が舞台挨拶に来てるときですら反応が薄くて、ものすごく気を遣った(あたしゃ何者?)
それなのに、今回は、爆笑する場面どころか少しせつなさを残しながらのあえてコミカルに、というような場面でも爆笑。
う〜む・・・ちょっと違う気がするんですけど!
終了して、もちろん拍手。
まぢ驚いた。
観客の年齢層が高いような気がしたが、それが原因か?
この監督西川美和氏は、原作/脚本/監督をこなす方だが、やはりワタクシは原作を読んでから観るのがいい気がする。
映像で十分わかるけど、でももっともっと細かい部分を原作には書いてるんでしょ?それを読みたい!と思わせる映像だった。
『怒り』で、十分に知り過ぎている俳優さん達の快演ぶりに驚くのもまたいいものだが、
この『永い〜』では、竹原ピストル氏をはじめ、子役の子ども達などあまり見かけたことない人ということで、先入観なく話に入っていけるのもまた良かった。

映画鑑賞後は・・・ショッピングしていたオシャレマダムと合流し、
またシェイクシャックでアイスを、いいえ!『コンクリート』なるものを食します。

もんちゃんが「セメント?ちがうちがうコンクリ?」といいまつがえるので、カタカナ苦手なワタクシはもう両方がインプットされ、次回きっと間違う自信がある・・・

ををっ!もうこんな時間ねと慌てて帰宅。
寝ている夫を起こし、もんちゃんからもらった大福で夜中のティータイムです。
東京三大大福の一つ護国寺の群林堂のもの。
もんちゃんが「今日中に食べてねっ!」って言うんですもの。

そして今朝・・・
またマダム達からラインが来ます。
朝からソルビンのかき氷を食し、お昼は銀座の牡蠣専門店でカレーランチ。
余談ですが、ワタクシは、夕べ夫用に作ったカレーの残りでランチ。少し虚しい・・・
でも大丈夫!
別のラインで、今度の週末にあう友人達が美味しいお店探しをしている模様(・・・nさんっ!nさんもちゃんと見てっ!)
食欲の秋の闘いの火ぶたが切られました!
コメント (2)
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街結君と太郎君25

2016年09月30日 | 野望
夏休み。
オレたちは、毎日漫才の練習に励んだ。
ネタはだいぶ前から収集しており、それを夏休み前半に二人してまとめた。
いや、ほとんど太郎が作るんだけど、オレが言うセリフがあまりに過激過ぎて言えなそうな場合のみクレームをつける程度。
それにしても、どうしてこんなに母親という生物はおもしろいのか。
いい間違いに勘違い、思い込みに殴り込み。
しかし、それを漫才にするってのはすごくむつかしい。
太郎は『言い間違い』を延々と言いつづけるというパターンにしたいらしい。
オレは、漫才に関しては全くの素人だから何も言えないのだが、ここだけの話、太郎だってそれほど詳しいわけでも勉強してるわけでもない。
うちのテレビのチャンネル権はママ猿にある。
今は、ほとんどうちでテレビなんか見ないが、土日の御飯時は一緒にテレビを見る。
ママ猿は「笑点」の大ファンだ。
観覧募集のハガキも毎週出しているらしい。
ヒキコモリ主婦のくせに。
でも、当たらないらしい。
「笑っていいとも」の観覧ならわかるが、「笑点」も希望者が多いのか?

太郎の笑いのセンスは、どちらかというと「笑点」に近い。
それを言うと「心外だな。」と言い、オレの笑いの基本は「ボキャブラ天国だ。」
なんじゃそれ?
小学校の頃、ずっと見てたっていうんだ。
「爆笑問題にネプチューン、テイク2に海砂利水魚、海砂利水魚ってのは今のくり~むしちゅ~のことね。
みんなボキャ天から出てきたようなもんだぜ。
爆笑問題のネタで『ストーカー?』を『須藤か?』っていうのは名作だよな。
今でも笑える。
あと、オレは金谷ヒデユキが大好きだったんだけど、引退しちゃったんだよなあ。
あいつ、すんげー才能あったと思うんだ。
つぶやきシローもオレは好きだったなあ。
プリクラが出たばっかりの頃、つぶやきシローのフレームのやつがあってさ、かあちゃんに頼み込んでオレ、一人で撮ったこともある。
見るか?多分まだオレの宝箱の中に入ってると思うぜ。」
なんだよ、その宝箱って。
太郎の言ってることの半分以上理解できないし、半分以上の人を知らないオレは早く話を終わらせるために「わかったわかった。おまえの原点はそのぼきゃ、ボキャ、ボキャブラリー天国なわけね。
言葉でいじることによって笑いを生み出すわけね。
わかったけどさ、西村んちの母親がよそんちの高級小型犬を捨て犬だって連れて帰ってきた話とか、
市来んちの母親が運動会の朝までかけっこの特訓をさせてた話とか、おもしろくないか?
あと、有拓のキャラ弁も写真撮ってスライドショーで流したいくらいだ。」
「ボキャブラリー天国じゃなくて、ボキャブラ天国ね。」と修正してから「作り始めて思ったんだけど、漫才の台本作りって、難しいんだよ。
おもしろかった出来事をただ並べても、教室で聞いた時の半分も笑えないんだよなあ。
だからもう、言い間違い勘違い路線で、ボケをたたみかけるようにこれでもかこれでもかって言い続ける方がいいと思うんだよな。」と太郎。
「ナイツ方式か。いやどっちかというとハライチかな。」というと「なにそれ。」
え?おまえ、ナイツ知らないの?ハライチも?

どうやら太郎のお笑いは、小学生の頃に見たテレビで終わっているらしい。
中学に入ったら、ずっとスマートに入り浸って、野球か相撲かニュースしか見てないもんな。
あとは常連おやじたちのエロトーク。
オレは少し不安になってくる。
こんなんで果たして客はウケてくれるのか。
さらには、太郎の当初の目的である、母親と思春期の男子の架け橋になれるのか。
オレの不安そうな顔を見た太郎が「大丈夫大丈夫。ウケなくても、最後にとっておきの作戦も考えてあるから。」
どこからその自信がくるのか知らないが、太郎は台本を作り上げ、夏休み後半はとにかく必死でそれを憶えた。
その練習の合間に、文化祭のポスター用の写真を撮ったりする。
予備校漬けの亜美ちゃんの予定に合わせて、亜美ちゃんの家の近くや、予備校の近く、学校の図書館などで撮る。
こだわる亜美ちゃんは、1枚ぐらいじゃ許してくれないのだ。
電車酔いしなくなった太郎のフットワークは軽い。
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