パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

街結君と太郎君⑰

2016年08月26日 | 野望
結局オレたちは昼夜逆転のような生活をし続け、女子なら「いやん、3キロも太っちゃった!」というような状態になるほど食べ続け、
太郎のしゃべるイントネーションが、ばあちゃんみたいになっていった。
好々爺のようだったシバは、太郎のせいか子犬の様になっていた。
笑ったのは、太郎が芸を仕込み、漫才というかコントのようなものまでできるようになってた。
オレとばあちゃんにショートコントを披露したが「シバと太郎でしばたろうで~す」とコンビ名を言った時が一番ばあちゃんにウケていた。
毎日のようにグランドゴルフだ、フラダンスだ、お料理教室だ、太極拳だ、プールだと出かけてたばあちゃんだったが、
さすがに大晦日の日のお昼に起きていくと、家にいた。
庭に作ったかまどで大量に煮しめを煮ていた。
台所のコンロでもいちいち大量におせち関係の料理がコトコト煮含められている。
そして、オレたちは、ばあちゃんに言われるがまま『蕎麦』を打つ。
年末に帰省した時、時々手伝うオレやおやじは、ばあちゃんから駄目出しをくらうことが多いのだが、マスターを手伝って生パスタを作ったりしている太郎は要領がよく、ばあちゃんの機嫌もすこぶる良い。
夕方になると、客人が入れ替わり立ち替わりやってきては、また物々交換だ。
煮しめが、伊勢エビになったり、高級蒲鉾になったりする。
ばあちゃんが「今の若い人は、料理がうまいからねえ。
伊達巻きとかお店で買うよりずっと美味しいのを作ってもってきてくれるよ。
フードプロセッサーでがーーーっとやるらしいよ。
でも、ただ根気よく煮るものが苦手で~って言う人が多いんだよね。
まあ煮物はちまちま少しずつ作るより、大量に作ったもののほうが美味しいからね。
で、物々交換が成立するってわけさ。」
紅白歌合戦を見ながら、すき焼きを食べる。
肉ばっかり食べてもばあちゃんは怒らない。
うれしそうにながめては追加投入してくれる。
くたくたになった白菜は、いつの間にかコタツに座って焼酎を呑んでいるどこかのじいさんがおいしそうにつまんでいる。
太郎が紅白の氷川きよしのことをなんだかんだとしゃべり、じいさんが「じゃっどじゃっど!」と、どうやら「同意」という意味のような返事をしている。
紅白が終わる頃、客人達も帰っていき、3人になった。
ばあちゃんが年越し蕎麦を持ってくる。
うまい。いつものよりうまいぞ。
ばあちゃんも「太郎は蕎麦打ちの素質があるねえ。来年も来んね。」
テレビの除夜の鐘が鳴り終わるとばあちゃんが「さあ行くよ。」
車に乗り、初詣だ。
相変わらずBGMはスピッツだが、スピードは出してない。
なぜなら、渋滞だから。
こんな田舎なのに、どこから湧いてきたんだ?というほどの車の行列は、同じ目的地へと向かっている。
県内でもかなり有名な初詣スポットらしい。
帰省のたびに連れて行かれるが、かなり好きな場所のひとつだ。
参道が長く、横を川が流れてて、そのせせらぎを聞きながら真っ暗な森の中をゆっくり歩く。
木のトンネルの隙間からは、星がちらちら見える。
きっと太郎も興奮するぞ。
と思ってると、おごそかな顔で玉石の上をじゃりじゃり歩く太郎がオレに近づき
「ここ、すごくいいな。パワースポットとか女子がよく言うじゃん。
なんじゃそりゃ?と思ってたけど、ここは間違いなくパワースポットだな。
帰るまでにもう一回来たいなあここ、昼間に。」
初詣を終えて車に戻る途中の屋台でたこ焼きやらイカヤキやらばあちゃんが買い始める。
まだオレたちに食わそうとするのか?
車に乗り込むと「太郎!車酔いはどうね。大丈夫そうね?」
太郎が「大丈夫!全然気持ち悪くならない。」と言うと
ばあちゃんが「よしっ!じゃあこのままドライブして、初日の出を見よう。」
初詣渋滞を抜けた後は、スピッツを聞きながらまっくらな田舎道をひた走る。
どうやら海へ向かっているらしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カレ・ド・ショコラ〜RSP54〜

2016年08月26日 | 当選品&モニター&おタメし
8月26日(金)晴れ
おはようございます。
早速、先日のRSPでおべんきょしたことのご報告レポートです。
トップバッターは・・・カレ・ド・ショコラ<森永製菓>です。

会場に到着し、受付済ませて席を探し座ると・・・お水とこのチョコがセットされてました。
チョコ好きを公言するワタクシですからいきなりテンション上がります。


森永製菓の創業者森永太一郎氏です。
彼のおかげで、日本に西洋菓子が普及したのですね。
太一郎!ありがとう。平成の世で感謝している女がいることを伝えたい。

チョコ好きを公言しているわりには存じ上げなかったのですが、日本初の国産ミルクチョコは森永さんだったのね。
こうして徐々に庶民の口にも入るようになった。
かさねがさね、太一郎!ありがとう。

そんな森永製菓さんですからね、『日本で一番おいしいチョコレート』を目指すとおっしゃっても全然壮言大語なんかじゃありませんよ。

さて!今回の「カレドショコラ」についてです。
全てのチョコレート好きの欲求を満たすための究極のラインナップ!と豪語されるだけあって、この五種類はすごい。
ブース会場で全部おタメしできました。
ワタクシ、チョコレート好きですから、おそらく全部それなりに好きでおいしいだろうと思ってましたが、カカオ88はね〜、もうチョコというよりカカオ!
これをチョコと言ってはいけない!と思うほどカカオ!

味だけではなく、いや、味のためにということですね、形やパッケージへのこだわりもすごいです。
口に入れた時すぐにとろけるのはこの薄さだからこそ。
『こだわり』で思い出しました!
試食で用意されていた「フレンチミルク」
カカオ感とミルク感のバランスがとっても良いのですが、プレゼンター八木氏のおっしゃることには、このミルクはフランス産で、こだわりの牧草を食べている乳牛のミルクなんですって!
 
あと、すごく気になったのがコレ!
キャンペーンで、当選しないと食べられないという、希少なカングア豆で仕上げたもの。
食べたいっ!
でも・・・当たらないらしい・・・
当たらないと言われると、懸賞女王(誰のこと???)としてはむくむくと応募欲が高まります。
当たったらご報告いたします!

だって、チョコ一個につき一円がカカオの国の子ども達への支援になるんですよ。
チョコを食べてワタクシも嬉しい、子ども達も嬉しい、そして、キャンペーンに当たったらものすごく嬉しい、そしてまたチョコを買う・・・すばらしい循環!!!

こういうキャンペーンもやってま〜す。
どんなCMだろ?楽しみですね。
さあ!今日もカレ・ド・ショコラ食べて、一日元気で頑張りましょう!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする