パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

田舎者のつぶやき

2010年08月12日 | Weblog
8月12日(木)曇り

昨日の、仙台育英と開星の壮絶な試合には、ホントに感動した。
最後の三瓶君のダイビングキャッチのシーン見たさにニュースからスポーツ番組から『熱闘甲子園』まで見続ける。
そして彼がダイブする度に「えらいっ!よくやった!」と叫び泣きそうになる。
また、落球した子を仲間がフォローしてる光景を見てはまた泣きそうになる。
この季節になると、長島三奈になりたくなる。

先日、友人N田さんから突然の呼び出し。
自宅近くのマックで数時間喋る。
彼女の鬱憤が溜まると連絡がきて、夫やら職場やら娘さんやら親御さんやらの愚痴を聞くことになる。
彼女は、以前のパート仲間なので、職場の愚痴も理解できるし、
3人家族で娘一人という共通項もあるし、
何より同じマンション群なので、メールして5分後には会うことができる気軽さ。
「他人の不幸は蜜の味」だなんて、悪趣味ではないが、
毎回、彼女の愚痴を聞きながら、自分の幸せを噛み締め、夫の優しさを感じ、
娘の素直さ可愛らしさを再確認することになる。
彼女には同情するし、歯車が狂うと、こんなにも家庭はうまくいかないものなのかと少し怖さを感じたりもする。
ただ、今回少し嫌な感じがしたのは、彼女の発言で、地方出身者をバカにした感じを受けたこと。
彼女のご主人は富士山のふもとのご出身。
で、今夏早々に日帰り帰省した際、姪っ子達と会った。
N田さんちのお嬢さんと同い年で、今年、大学生になった姪っ子ちゃんは、
化粧で顔が変わっていた。
「いなかのイモ娘のほうがそういうのに敏感というか、派手よねえ~」
しきりに『田舎』とか『地方』とか『イモ』とか連呼。
この地方出身者の田舎モンのイモおばちゃんに向かってである。
喧嘩売っとんのか!?
N田さんちのお嬢さんは、某有名私立女子校から某有名国立女子大へ入学された才媛。
趣味は漫画くらいで、休日はずっと家で部屋着姿でひきこもり。
近所のスーパーにも「知ってる人と会うのが嫌」だからと出かけない。
家のことも何もしない。
パパとは口もきかない。
大学生になった今、少しは化粧にも興味はあるらしいが、ほとんど素顔と変わらない状態らしい。
ワタクシ自身は、若い子の厚化粧は好まないが、
でも、おしゃれや化粧や洋服に興味を持つことが悪いことだとは思わない。
慣れてないから派手になったり、目ダヌキになったり、頑張りすぎてみっともなかったりしても
そういうことを積み重ねて大人になっていくもんだと思っている。
興味がない子に、そういうことを強要はしないけど、
だからといって『イモ娘』の努力をあざ笑いたくない。
ずいぶん前に読んだ林真理子のエッセイで、
地方出身の大学生はファッションにせよ化粧にせよ、
「ちょっとそれはみっともないからやめなさい」と止めてくれる人(親)が近くにいない。
失敗したり、恥をかいたり、痛い思いをしたりして、大人になっていく、というようなことが書いてあったことを思い出す。
彼女自身もそうだったらしく、懐かしいような優しい目線で書かれていた記憶。
時々、都会人と田舎人は、わかりあえないと思うときがある。
いや、ワタクシ決して『諸手を挙げて田舎人を支持する派』というわけではない。
時々、近親憎悪的に田舎人の『田舎万歳』が鼻につくことがある。
だいぶ前だが、テレビで、中山秀征が「子育ては田舎に限る」ってなことを言い、
田舎とか農業とかのことを熱く語りだし、
うさん臭さを感じながら見ていると
都会人代表のような飯島愛が「何の魅力も感じない。コンビニもないなんて信じられない」とばっさり!
小気味よささえ感じたほどだ。
こういうところがあまのじゃくなのかなあ。
地方出身者が田舎の良さを必要以上に絶賛するのが嫌。
そして都会人が、これまた必要以上に都会を絶賛するのも嫌。
いや、ケースバイケースだな。
地方出身者の集まりで、田舎自慢をしあうのは微笑ましく、もちろん自分も参戦する。
しかし、都会人を前に「東京なんて、人間が住むところじゃないね。」なんて言い放ったり
逆に、都会人が地方出身者に向かって「東京にあらずんば・・・」的なことを言い放ったりする場面に遭遇するとがっかりする。
ワタクシが苦手とするAちゃんママが
「○さんったら、うちの娘の高校のこと、良く言わないのよっ(怒)
ま、田舎の人だから、どれだけこの高校が良い高校か知らないのよね。」
田舎の人のワタクシ、顔が引きつりそうになりながら
「田舎の人だから、かえって良く知ってるよ。」とAちゃんの高校を褒めちぎりながら
その高校も、その大学も、大嫌いになりました・・・

娘が、フジファブリックの「茜色の夕日」という歌を母に教えながら
「ここの歌詞が一番好き。
♪東京の空の星は
見えないと聞かされていたけど
見えないこともないんだな♪」
田舎から出てきて、星が見えないとわめく田舎者より、
高層ビル群の谷間から見上げる空に星を見つける田舎者であってほしい。
今、九州に帰省している我が娘、小学校時代のお友達と会ったと言っては
一緒に撮ったプリクラをメールしてくれたりする。
イマドキのプリクラのせいか、はたまた親の居ぬ間のなんとやらで
化粧でもしてるのか、
娘も含め、Jk達の顔がケバい。
ったく!と、母はあきれつつ、小学校時代の面影が残るミクちゃんやアイリちゃんの顔を懐かしく眺めている。
コメント (4)
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