パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

男女間の友情について

2010年08月03日 | Weblog
8月3日(火)晴れ

『男女間に友情は成立するか』
という質問をした時に、「成立する」と答えるのはモテる人だと思う。
そして、モテない代表として言わせていただけば、
「あなたは、○○クンのこと、たくさんいるBFの一人と思ってるかもしれないけど、
○○クンはあなたのことが好きなの丸わかりだよ。
『蛇の生殺し状態』みたいで、○○クンが不憫だわぁ~」というケースをたっくさん見てきた。
ただのクラスメイトだとか、ただの同僚だとか、ただの知り合いという意識より
ワンランク上げて「友達」にしてるのだから、
嫌いな感情は持っていないだろう。
でも、男女双方が同じくらいの『友情』の気持ちを持っている組み合わせは稀だと思うなあ~
どちらかが「友情より愛情」に近い感情をもっていたりするのではないかなあ。
よって、大変まどろっこしい言い回しだが、
『男女間の純粋なる友情は成立しにくい』というのがワタクシの答えであった。
なぜに過去形?ぢつは最近、その信念を揺るがされているのだ。
理由は二つ。
ひとつは、年をとり、愛だの恋だのちゃんちゃらおかしいわいと枯れてきたため。
いや、この言い方は品がないね。
人類愛という大きな括りで異性を見ることが出来るようになったとでも言おうか。
もうひとつは・・・
我が娘をみていると、「友情」が成立してるように思えるのだ。
中学の同級生T君と娘は、音楽の趣味が合ってるということで仲良しだった。
高校生になったばかりの頃だったか、二人でフェスに行ったこともあった。
母としては「娘は友達と思ってるだろうがT君は娘のことを好きなんだろう」と思っていた。
このフェスは横浜だったので、帰りが遅くなり、母としてはヤキモキしながら
ベランダから下を見下ろしては、帰りを待ちわびていた。
すると、ちょうど仲良く二人が歩いてくる姿が!
そして、「じゃあね~」という感じで娘は横断歩道を渡り、T君は真っ直ぐ帰っていったのだが、
この別れ方のあっさり感が「愛情」を微塵も感じさせないものだった。
母としては、『T君が立ち止まり娘の後ろ姿を目で追う』くらいのことするだろうと思っていたが
そういう気配も何も匂わせず。
もちろん娘もタッタカ元気に前進あるのみという勢い。
いやぁ~ホント、この人達ってば「音楽の趣味が合う友達」というだけなんだぁ~と思ったのであった。
我が娘は、ワタクシが過去に知ってる「男友達が多い女子」のタイプではない。
無愛想なので、男子からはとっつきにくいタイプと思われているだろう。
いや、可愛いので(出た出た!親ばか・・・)人気がないわけではない。
でも、誰とでも仲良く明るくしゃべるタイプではない。
そんな娘が、高一高二と同じクラスの陸太郎君(仮名)とはとても仲が良い。
また、母は思う。
「娘は、陸太郎のこと、仲のいい友達だと言うけど、
陸太郎は娘のことが好きなんだろう。」
しかし、やはり、陸太郎も、娘のこと「仲のいい女友達」としか思ってないようだ。
体育祭の時、陸太郎を紹介してくれたが、
何の気負いもなく、適度に無愛想なご挨拶(決して照れてる風でもなし)
ワタクシと同じ発想、同じ感覚のT代さんだけが
「え?え?○ちゃんの彼氏?おつきあいしてるの?」とはしゃいでいたが、
どうやらホントに純粋なお友達らしい・・・とワタクシが少々拍子抜けした感じで言うと、
信じられん!という顔をされていた。
ワタクシ、『友情がいつの間にか愛に変わってました』というなれそめが一番嫌いなので、
(こういうのが一番うそっぽくない?妥協したんでしょと言いたいし、
お相手には『待ち続けた甲斐があったねえ~』と言いたい。)
T君とも陸太郎とも、このままずっといいお友達でいてほしい。
50年後くらいの、ワタクシの葬式に、彼らが娘の友人として参列してくれたら
「を~!男女間の友情は成立する!」と断言して三途の川を渡るとしよう(・・・またずいぶん長期に渡る検証ですなあ~っつーか、長生きする気、満々ですな)
コメント (5)
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