トランスポーターとオートバイトライアルと日記の備忘録

ノアにオートバイを積んでみました。忘れないように記録しておきます。

スポーツスターXL883Lフロントフォークオイル交換 スプリングで苦労した。

2017年11月26日 | ハーレー XL883L

ネットでスポーツスターローモデルのフロントフォークオイル量・油面高さを見つけたのでオイル交換します。メンテナンスマニュアルを買うほどの整備は行わないので確認しながらの作業になります。

まず、フロントタイヤを浮き気味にするためジャッキで少し前輪を上げ気味にします。何しろ車重が260kgもあるので万全を期します。

フロントフォークのトップ部のステムボルトを緩めます。これを緩めないとインナーチューブを締め付けているためトップボルト35mmが固いためです。しかし、ステムボルトT45が固くて緩まない。L型のトルクスレンチT45を使用したら危うく穴をダメにしそうになり、T45のトルクスビットを急遽購入しました。CRC556をシュッと吹きかけ、プラハンマーで数回叩いてから緩めます。すべてのステムボルトが緩むのを確認しました。

 

 

フォークのトップボルトを確認したらサイズが35mmで持っているモンキーも使えません。モーターレンチはあるのですが、きれいなメッキを傷つけたくないのでハーレーパーツデポより専用品を1446円と、ついでにオイルフィルターレンチ399円で購入しました。安かったので助かりました。

  

 

緩むのが確認出来たので、ブレーキを外してからタイヤを外します。緩めておいたトップボルトを外してから、フェンダーも外してフォークも外します。Fブレーキパッド残厚みは、外側2.3mm・内側2.6mmでした。

 

 

フォークを外したらスプリングを抜き取ります。油面も確認します。右150mm・左ディスク側150mmです。オイルをメスシリンダーに開けて容量を確認します。右310cc・左ディスク側300ccでした。 スプリングにオイルが付着しているので油面は146mmのようです。抜いたオイルはかなり汚れていて真っ黒です。オイルシール交換のためにフォーク下部を確認します。六角棒レンチ6mmで長さは60mmくらい必要です。抜いた後に、以前使っていた余りの新品フォークオイルを入れインナーチューブを上下に動かします。多少は内部がきれいになると思います。逆さまにして昼食にします。食後に見たらオイルが全て抜けたようでした。

 

 

ネットで見つけたのは、ローモデル油面高さ122mm・オイル364ccで、その他は油面高さ146mm・オイル342ccとありました。油面高さが高くなるとサスが固くなるので、今回は中間の134mmにセットします。新品のSPECTORO Type-Eをメスシリンダーに入れたら黒い色です。サスに入れる時に見たら濃い紫色でした。360ccを入れてインナーチューブをゆっくり上下させオイルを内部に行きわたらせ、気泡が抜けたら自作のオイル吸引具で油面高さ134mmにします。

  

 

フォークをステムにセットしてスプリングを入れ、タイヤとフェンダーを取り付けます。スプリングを入れフォークトップキャップを締めようと台に乗り体重をかけましたがスプリングが強くてねじ込むことができません。ネットで情報は得ていたのですが何とかなるだろうと考えていましたが予想以上です。

どうにもならないのでフォークを取り外し、一人でできる写真のような方法を考えました。画像は、少しねじ込めた状態でOリングは見えています。

 

手順は、ソケットレンチのバーにキャップソケットを付けてキャップをセットし、フォークインナーチューブを伸ばしスプリングの上に真っ直ぐなるように重ねます。片手でキャップソケットとスプリング&インナーチューブを押さえます。

ジャッキを少しずつ上げます。キャップねじ部がインナーチューブに入ります。そのまま少しジャッキを上げるとインナーチューブが下がります。この状態で、キャップを押さえたままインナーチューブを右に回しネジを真っ直ぐにねじ込みます。意外とすんなりとねじ込めました。 もう一本を行いますが腕が上がっていて力が入りません。ジャッキを上げる時にキャップとスプリングの所が「く」の字のように曲がってうまくいきません。もう無理と諦め息子に手伝いを頼みジャッキを上げてもらいました。やっと2本ともねじ込めたので組み立てて終了です。

なんでこんなにスプリングが強いのか考えました。車重は装備では280kg位あり前後半分ずつとして140kgが2本のフォークにかかります。1本では70kgです。タイヤ等は考慮していませんが、実際はライダーの体重も支え路面の衝撃にも対応します。そう考えると私の体重58kgでは全体重をかけても押し込めそうにありません。今まで整備してきた約80kgのトライアル車とはだいぶ違います。

フロントフォークオイル交換は8000kmごとなので、今回25710kmで次回は33710kmです。とてもそこまでは乗れません。覚書としての記録ですが、これが役に立つのはオイル漏れの時になりそうです。  それにしても、ハーレーはボルト・ナットがかなり強く締まっているので整備が大変です。

 

追記 走行してみたらフォークの動きがかなり良くなっていました。ただ、前より柔らかくなった気もします。油面高さを上げたので固くなると思ったのですが。これなら122mmでも良かったかもしれません。今回は一般ストリート用のタイプEを入れましたが、今まで入っていたオイルはもう少し固いヘビーだったのかもしれません。

でも、舗装路のデコボコでもショックを良く吸収し、安定していて走りやすくなったので満足です。


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