ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

お正月の空気が読めない

2009年01月05日 | 木馬の事
日記@BlogRanking今日もクリックお願いしますね。よろしく・・・

  ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞   


 私と専業主婦とそして定年退職者を除いて、世間一般は仕事始めだと思う。
ここにきて お正月は毎年 何事もなく過ぎる。ほんと 楽しいこともうれしいことも何もなく・・・

子供の頃のお正月は違っていた。

元旦の朝は目を覚ますと、もう目を開けた瞬間から、みーんなお正月だった。
日の光が、吸う息が、すべてお正月モードになっていた。
昨日とはすべてが違う新しい日になっていた。
枕もとには新しい下着が着る順番にちゃんと揃えてあり、その下には持っている洋服の中で一番いいのがたたんで置いてあった。
それを着てそして新しい下着のにおいをくんくんとかいだ。新しいメリヤスの匂いは、温かくやさしい匂いだった。

貧しかったのでお雑煮と卵焼きと煮しめくらいで、ほかに何もなかったけど、家族そろって丸いちゃぶ台に座り、父が少し改まって「おめでとう。」と挨拶してそして箸をつけた。
お正月の真新しい空気が漂っていて、世界中がピンと冷たく張りつめているような気がした。

二日は少しお正月の空気が薄くなっていた。お節料理の重箱もおいしいものはなくなり、煮しめばかりになっていた。
三日もまた少し薄くなるけれどそれでも、それも三日目の新しい匂いだった。

いまそのようなお正月のにおいを感じることは私はできない。
ただ年号が新しくなったでけ、今年はどうしても忘れたその香りを取り戻そうと、歯ブラシも、下着も元旦の朝 新しくしてみたけど、駄目だった。
私はこの年になり 大事な大事なものをどこかになくしてしまい、どこを探したらいいのかわからなくなった。

もしかしたら あれは昭和の匂いだったのだろうか・・・



–––––––––––––––––––––––––––––––––切り取り線–––––––––––––––––––––––––––––––––



 かくして失われた匂いを見失ったまま 2009年の木馬も始まったわけだけど、なんとなんと、この場末の木馬に3日の日 あの「てっつあん」が来てくれたのだ。

私がブログを読んで勝手に想像していたより ずっとずっと本当にいい男で、顔色もよくスマートで、とても昨年いろいろあって悩んでいた男には見えない。
なんか、リチャードハリスと ベニチオ・ベニトロと、太宰治を足して3で割って少し顔を細くしたような、そんな感じ、どんな感じ?だから~ リチャード・ハリスと。ベニチオ・デニトロと太宰と~~・・・
ちょうど居合わせたトンボも「なかなか色男だね。ええ男だ。」そう言っていた。

人はつつがなく モノゴトが運んでいるときは、人の善意を信じることはたやすい。しかしいったんつまずくと周りの人はみな悪人に見える。

おせっかい そのねぇは 今のてっつあんの顔を見て、きっと物事がつつがなく運んでいるんだろうなと、そう思ったよ。
とてもやさしい顔つきだった。自分のことのようにうれしいです。

してみると私のお節介もなまじ悪いほうばかりでなく、少しは役に立ったのかな?と自己分析しています。
えがった、えがった・・

短い滞在時間をやりくりして、そして忙しいスケジュールの中 木馬にわざわざ寄ってくださり、本当にありがとうございました。

そしてお土産ありがとうございました。

甘いものと女に関しては、評論家だと自負しているトンボが、ブチブチ文句を言ってたよ。
半製品で食べる客に完成させる最中は味うんぬんより、手抜きだ。しかも手のふるう年寄りはぼろぼろこぼす。
いただいたものは仕方がないけど、自分では買いません・・

そう言いながらしっかり食べてましたけどね。ぼろぼろこぼしながら・・・

曇り時々雨 10℃