ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

人生覚悟じゃ・・

2006年04月16日 | 私ごと
 昨年 丁度同じ日に私達が行って満開の桜と花吹雪と目にも鮮やかな、紅いつやつやの葉桜、そしてえもいわれぬ風流な水面に浮かんで流れる花筏まで一日の内に見せてくれた、土師ダム(6000本の桜は中国地方一)は、今が満開らしい。
 
 どんなに 素晴らしい景色を見ても私はどうしても詠めない。どんなにあがいても詠めない。“わびさび”という日本人としてもっとも世界の人に誇れるであろう感性がどうやら私には、欠片もないのだ。
だから俳句や短歌が詠めないのだと、諦めている。でも詠めなくても読むのは好き・・・

 隣の親父さんの土師ダムの桜の写真です。

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 さて、最近私の周りで、残りの人生占めに入っているという話がちらほら聞こえてきているが、私は 夫とこの世の別れをした時に、もう終わったと思っている。
 そして今は「覚悟を決める。」と言うことを常々考えている。
人は生まれてきた以上は必ず死ぬ。それが自然である。鳥が空を飛ぶのは自然であるが、人が空を飛べるわけない、だから飛行機は不自然であるからして、落ちる覚悟で乗らなければならない。
覚悟をして乗っていたら、飛行機が落ちたからといって飛行機会社を恨むこともないはずだ。(今日の新聞の川柳に面白いのが出ていた。“飛行機も船も危ない 家で寝る”笑ってしまいましたわ!)

人間 年を重ねれば老い衰える、それが自然であるのに、無理に頑張って、運動をし過ぎて、関節を痛めて車椅子生活を余儀なくされたり、年より若く見せようと、高いハイヒールを履き、転んで骨を折ったり、皺とり手術をしたり、バストアップ手術をしたら、前より悪くなったと医者を訴えたり、所詮 無理無理・・
これもあれも「覚悟」が足りないからそういうことになるのだ。

 いつ本当の独りになってもよい覚悟、いつこの木馬がオッつぶれてもいい覚悟、いつ家が風で飛んでもいい覚悟、(これが難しい)ボケて人に悪口を言われてもいい覚悟、(ボケてりゃわからないか?)

 昔、子供達の学費にアップアップしていた時、将来はボケてボケてボケまくって子供達に絶対に迷惑をかけまくってやる。あんた達の金金でボケてしまったんだから、焼くなと煮るなと好きにして! せめてもの腹いせに、そう思っていたけど、最近はボケだけは嫌だ。恫喝のそのがボケたって?口先女のそのがぼけたらしいよ。
あぁ~これだけは嫌だ嫌だ・・私の人生に汚点が付く。

子供達に告ぐ!
延命治療は断っておく。(なに?そんな事 言われなくてもわかっている?)
 
 また話がそれてしまったけど、要するに人生は「覚悟」なのだ。
覚悟のない人生は、気の抜けたビールみたいなものだと、ビールを飲みながら毎晩言い聞かせているのではあるが、今なに考えて飲んでいるんだったっけ?


晴れ 久しぶり、13℃