日本棚田百選に選ばれている、旭町都川の棚田(右)
左は三隅町室谷(むろだに)の棚田の全景と4000枚の棚田です。写真をクリックしてください。
隣の親父さんの写真です。
今年は気温が低くて、苗代の育ちが悪く五月の連休に田植えが出来るか心配しているらしい。
20℃以上の日がほとんどない。
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うっとおしいったらありゃしない。
連日 曇りか黄砂かわからないような、どんよりとした、黄色い日々が続いていて、洗濯物やお布団も満足に干せない。
少し前なら、ゴビ砂漠から万里の長城を超えて、やって来る黄砂、いやぁ 凄いね、大気の神秘を感じるね、などと、呑気に話していたが、最近というか 今年のそれは少し違う。
はっきり言って不愉快だ。愛車のマーチは磨いても磨いても黄色い埃で汚い黒に変身してるし、窓ガラスも磨いても磨いても、薄汚れている。
こんな時ヘタに水をかけようものなら、汚さの上にこびりついた泥で、にっちもさっちもいかなくなる。
口の中もざらざらだし、のどの調子も今一良くない。
鼻炎も花粉症とは別に症状がでるらしいし、松枯れも松食い虫のせいばかりではないらしい。肺の病気も引き起こしやすいらしい。
今日発売の「サンデー毎日」にやはりこの記事が出ていた。
それによると黄砂はそもそもは自然現象であるけれど中国の砂漠化がこれを悪化させた。
中国では砂漠化を防ぐ為に植林を進めたり、木の芽を食べる羊の放牧も制限したりしてきたが、貧しい地方政府も借金で四苦八苦しているのに中国政府がこのような田舎にきちんと植林の予算を回したことがない。
それどころか政府幹部が予算をピンはねして手抜き工事(おから工事というらしい。)をして、ますます大気汚染を含んだ黄砂がひどくなっていくだろうと書いてあった。
寒く厳しい冬を我慢して、待ちに待った 希望に満ちた春は、薄汚れた春なのか?
もう一つ。
国会中継が行われている。
小泉政権が発足して、26日で丸5年が過ぎた。
「自民党をぶっ潰す」との怪気炎を上げ。80%を越す空前の支持率を記録して、最後は郵政民営化選挙。反対派を徹底的につるし上げ、完勝した。
アドバルーンのように、あっちにふらふら、こっちにふらふらで「論語読みの論語知らず」と言った方がぴったりかな? の私でさえ こんな事でいいの?と少々不安に思っていた。
格差社会という言葉も再々出るが、景気の上向きが続いていて、どん底を這い出した、と政府は言っているが私には 増税と老後の不安しか実感がない。
今日の新聞にこんな記事があった。戦後歴代3位の長期政権になった理由は、首相の言動が時代の波長と奇妙にシンクロしたためではなかろうか?と・・
そしてああいえばこういうの独特の話法。
これについても、エッセイストの米原万里さんの「小泉話法のマジックは、カメラで言えば、いきなりズームインするようなもの、バラの花びらに止まった小さな虫に注目させて置いて、巨像を隠す手品師のトリックに似ている。」と・・・
5年間のズームインをあげるには、枚挙に遑がない。
新井議員が小泉改革は「画竜点睛を欠く」と叫んでいたが、構造改革の後遺症ではないだろうか?国民の一割の勝ち組と九割の負け組みの格差社会の到来は・・
曇り 14℃ 肌寒い。