「誇」-URAWA REDS-
共に…
 



真夏の太陽と噎せ返るようなアスファルトの熱気。
内陸部の暑さは尋常じゃないね。

つい2日前に乗ったばかりの新幹線が、宇都宮駅に入線。
郡山までは30分。
浦和から在来線で宇都宮まで100分。
距離感覚がおかしくなってしまいそうだよ。

会津若松行の快速電車は2両編成。
お昼の電車に乗る人たちは、
行く人なのかな?帰る人なのかな?
車窓を眺めていると、今この県が大変なことになってるなんて
全く分からないほど長閑なんだよ。

会津若松駅前にはチェーン居酒屋の大きな看板がふたつ。
どの町もみんな、こんな感じになっちゃったね。
乗り換え時間まで30分。
酔いが醒めたら今度は眠気が…。
遠くで汽笛を聞きながら、瞼が重くなってく。

夏休み前の土曜日。
家族連れの姿はほとんどなく、
おひとり様か男2人鉄な旅風の客層が多いみたい。
乗車率も40%くらいかなぁ。
通路を駆けまわるガキもなく、
満席で窮屈な感じもない、ゆったりとした気分。

やっぱり、飲んじゃう。
飲んだらまた、眠くなる…。

SLは乗るより見るものだな、と。
時折、煙が舞い込んで
「ああ、蒸気機関車に乗ってるな」
って感じになるけど、他は別にね。
窓を開けたら煤と灰で真っ黒になっちゃうし。

うだるような暑さから一転、福島と新潟の県境を跨ぐ頃から
大粒の雨がざーーっっと。
「蛍、見れないな」
「え、蛍見れるの!?」
行先も知らずに同行した相方。
「ミステリーツアーだ…」
だって。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )