「誇」-URAWA REDS-
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「ウイークエンドパス、払い戻した?」
「まだだけど」
3月の3節、山形戦のために購入したチケット。
せっかくだからその分のお金でどっかに行こう。
せっかくだからJのない週末でどっかに行こう。
で、山形戦の帰りに気付いた、
宇都宮駅前にあるテントが気になってね。

「なんでみんみんは行列なんだろう」
真夏日、待つのは嫌い。
真夏日、歩くのは面倒くさい。
「じゃ、いいよね」
餃子じゃなくて、早く飲みたいから。
早くも本末転倒。

「王将を変わらない気がする」
「そうだね」
店の色調、レイアウトとも全国チェーンみたい。
「あ、味もまあ、普通だよね」
「それは他の宇都宮餃子も同じなんだよね」
単に僕らが味音痴なだけかも知れないけど、
そんなに変わるもんなのかなぁ。

午前中から飲むビールは美味い!
「先発の列で飲んでるじゃない?」
「毎週そうだけど、何か?」

待たないで食べられるのと、
待って待って食べるのは、どっちが美味しいんだろう。
すっかりほろ酔い気分でお店を出ても、
あちらは未だ列が途切れることはなく。

暑いねぇ。
今飲んだアルコールがあっという間に蒸発していくような感じ。
違うな。
水分だけが飛んで、酸っぱい臭いだけが残った感じだ。

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「浦和レッズで来られたんですか?」
「そうですよ。試合は良くなかったですけど」
「あ、そ、そうなんですか」
「でも負けてはいないんですけどね」
「どれくらい来られてるんですか?」
「2、300人くらいですかねぇ」
「毎年たくさん来て頂いて、浦和レッズの方たちは凄いなぁって」
「でも水曜日ですからね、次も水曜日ですし」
「いつもお店が真っ赤になるんですよ」
「ですよね、遠慮ない感じですよね」
「いえいえ、ありがたいですよ」

ムカっっとしたまま駐車場に。
巨大な駐車場の一番奥に止めた車に乗って、13号線を南下。
車内はほぼ無言。
何も話したくなくなるほど、情けない夜。
2人は翌朝イチの新幹線で帰浦、
僕と相方は夏休み。
他の仲間は今頃、宮城県内に入った頃か。

負けても(負けてないけど)、喉に染み入るビールはうまくて。
こんなの山形名産だったかな、と思うものもあったりして。
僕の小さい頃は、
漬物と蕎麦とさくらんぼと出羽桜くらいだった気がするんだけど。

みんなでワイワイ飲んでる時はいいんだけど、
散会するとね、負けたこと(引き分けだけど)を思い出して溜息ついちゃうんだよね。

翌日は生まれて初めての“さくらんぼ狩り”。
天童にある親戚から毎年送られてくるし、
その親戚も知人の農家から商品にならないものを貰ったりしてたから、
さくらんぼが高級なものなんて、大人になるまで知らなかったんだよ。
だから、なんでわざわざお金払ってぬるい果物を捥がなきゃいけないのか、
よくわからないの。

制限時間は30分。
相方の食べること食べること。
僕はそうだな、最初の15分で飽きちゃったけど、
食うわ食うわ。
「ごゆっくり、いっぱい食べてってくださいね」
って言われたからって、40分も食べ続けるなんて。



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