アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

発電原価  最安は原子力発電なのか?

2011年04月26日 | Weblog
 原発関係のニュース…日に日に新たに文化の華の新語が登場する。シーベルトの時は、長崎に鳴滝塾をつくった「シーボルト」が何かやらかしたのかと思いました。 はたまた、作曲家の「シューベルト」と放射線に、どんな関係が…とか。
 しかも、今日、「マイクロシーベルト」…すぐには影響ありません。翌日は、「ミリシーベルト」…1日で、何万倍にも増える。う~ん…!
 代表的な3つの放射線、「アルファ線、ベータ線とガンマ線」これらは赤ちゃん以外は誰でも知っている。
 しかし、BUT!「ヨウ素」「セシウム」「ヘリウム原子核」「電子線」「ベクレル」…分からないものばかり。昆布のヨウ素なら知っていたが、昆布に含まれている物質と放射性物質が同じなのか?
 かと思うと、「おがくず」「新聞紙」という非常に分かりやすいものが登場する。入浴剤まで投入!「おがくず、新聞紙、入浴剤」VS「ベクレル」。ズッコケトリオ側に勝ち目がないような気がしますが…。

 もう原子力発電は放棄しましょう。原子力発電をやめて、水力、風力、太陽光、波力などの発電へシフトすべきです。
 と、ところが、発電原価を突きつけられ、少々たじろぎました。
 水力、風力、太陽光など、原価がタダ(水も風も太陽光もタダ…ですよね?)だから、当然発電原価が安いと思ったら…

 <発電原価 ランキング 安い順>
 1 原子力・・・・・・・・4.8~6.2円
 2 石炭火力・・・・・・・5~6.5円
 3 液化天然ガス火力・・・5.8~7.1円
 4 水力・・・・・・・・・8.2~13.3円
 5 風力・・・・・・・・・10~14円
 6 石油火力・・・・・・・10~17.3円
 7 太陽光・・・・・・・・46円
※ 発電原価は、1キロワット・アワーの電力を発電するのにいくらかかるか。数字は、2008年版のエネルギー白書から。

 原子力は、「安全で安くて安定供給できる」とは聞いていたが、原子力発電推進のための都合の良いコピーと決めつけていた。しかし、この発電原価を見せられると、びっくりです。太陽光発電は、原子力発電の7倍以上のコストがかかる。これは大きいかも…。

 しかし、本当に原子力は安いのか?確かに、2008年版のエネルギー白書に載っている発電原価は安い。しかし、ここに大きな落とし穴がある。
 この度の福島第一原発のようなリスク…これを、発電原価に加えると、とてつもなく高いものになります。よって、高価で危険な原子力発電は…「徐々に」という修飾語をつけなければなりませんが、撤廃の方向で行きましょう。

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