アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ファッションセンスは、人としてのセンス

2010年01月07日 | Weblog
 国際的なニュースで、ブラウン首相が名を上げました。記事の内容は…
 ファッション誌GQ2010年版(英国版)「服装が最もださかった男性」の1位にブラウン英首相が選ばれた。3位がフランスのサルコジ大統領。8位に北朝鮮の金正日総書記が入賞した。…と、いうもの。英国版に、サルコジさんや金正日が出てくるあたりは…彼らの英国に与えている影響がいかに大きいかをあらわしているかということでしょうか(←ボケですから)。ブラウンさんも、サルコジさんも、金正日に勝てて良かったです。ワーストで上回るということは、負けてるだろうって?そ、そ、そうなりますかねえ…。

 世界中へ配信され結構な反響を呼んでいるこの記事、野次馬としては、2位は誰なのか?4位は?と知りたいです。60歳を過ぎると、ファッションは最大の関心事ですから。で、ワーストテンは、次のようになっていました…
<GQ誌によるファッションワースト10>
10位 ピーター・スティングフェロー・・・クラブのオーナーだそうですが、そもそも着こなしがだらしないです。
 9位 ジョニー・ボレル・・・ロック歌手。この男は、整理整頓が嫌いなのだそうで…食ったものは食い散らかしっぱなし。部屋はゴミ箱同然。これじゃあ、ファッションもヘチマもない。
 8位 金正日総書記…実力者ゆえ英国版に載った。ノーネクタイで着るあのカッコイイ服、総書記しか着ることが許されないものなのでしょうか。そうだとしたら…総書記になりたくないです。
 7位 マッチデーのチーム・・・これ…なにがなんだか分からず調べるのに結構時間がかかりました。BBCのサッカー番組「The Match Of The Day」のチームなのだそうで…まあ、よく分かりませんなあ。
 6位 ピアーズ・モーガン・・・司会者、オーディション番組の審査員。スーザン・ボイルが出たオーデッション番組の審査員だった。
 5位 トップギアチーム・・・これも、BBCの自動車番組「Top Gear」のチーム
 4位 ボリス・ジョンソン・・・ロンドンの市長さんです。
 3位 ニコラ・サルコジ・・・御存知フランスの大統領。フランスの田舎のお兄さんの顔です。GQのコメントでは、「身長を気にする前に、服装を気にしろ」…と、いうことはサルコジさんが身長が低いことを気にしていることがEUの皆さんの知れるところということか。サルコジさんには、「履くだけで身長が8cm伸びる靴」だけはやめていただきたい。身の丈にあった政治を!え?意味が違うって?メルシイボックン。
 2位 ラッセル・ブランド・・・コメディアン・俳優・司会者。長い黒髪が特徴なんだけど、シャンプーしているのかねえ?
 1位 ゴードン・ブラウン・・・イギリスの首相。前首相トニー・ブレアには、華があった。ブラウンさんには華がない。何をやっても笑いの種にされてきた。ここへきて、ワーストドレッサーとは…同情してしまいます。

 傾向と対策ですが…ワーストテンの皆さんに共通するのは、ファッションセンスの欠如というよりは、「人としての生き方に問題がある」。これは、修正できないでしょうから、ワーストのランキングから抜けるのは難しい。

 では、カッコイイほうのベストテンは…
10位 ディズィー・ラスカル・・・「あらいぐまラスカル」ではない。ヒップホップ界のスーパースター。ファッションにやたらうるさい私が見ても、「お!いいじゃないか!」と、思います。
 9位 デヴィット・ベッカム・・・この人については、知らない人以外全員が知っている。スタイルが良くて顔も良ければ、何を着ても似合ってしまう。張り子で作られたスターではなく、実力を世界が認めたスポーツ選手という揺るがぬ基盤を持っているし。
 8位 デヴィット・キャメロン・・・ブラウンさんをワーストワンにして、キャメロンさん(野党である保守党の党首)を、ベストエイトへ入れるあたり、政治的な意図がありありでしょう!やりやがったなコラ!
 7位 デヴィッド・ファーニッシュ・・・誰だろう?GQ英語版を自動翻訳にしたら、「エルトン」となった?どういう意味か?英国でエルトンといえば、ジョンしかいない?調査した結果、「エルトン・ジョンの伴侶」なのだそうで…?伴侶って?住んでいる世界が違うので分かりません。
 6位 ダニエル・クレイグ・・・御存知、第6代目ジェームズ・ボンド。007シリーズ初の金髪ボンドの誕生!ちなみに私は少なめの黒髪です。聞いてないってか?
 5位 トム・フォード・・・米国 テキサス州オースティン出身のファッションデザイナー。
 4位 ファンタスティック・ミスター・フォックス・・・アニメ映画のキャラクター。「きつね夫婦と一人息子の3人家族(3匹?)は、田舎で優雅に暮らしていた。強欲な人間たちの進出で、環境が激変。カッパライの本能が目覚め、甥っ子を合わせた4人で強盗を計画…」きつねのファッションにまで関心を持つ!さすがGQ。
 3位 アレックス・ターナー・・・4人組ロックバンド「アークティック・モンキーズ(Arctic Monkeys)」のメンバー。ギター、ボーカル担当。
 2位 テイク・ザット・・・ボーイバンド。ポップ・ミュージックの先駆者。
 1位 ロバート・パティンソン・・・俳優。身長185cm。英国で、「ロブ」と言えばロバート・パティンソンのこと。「トワイライト」シリーズの吸血鬼役。

 傾向と対策…月並みかも知れませんが、ファッションの基本は、「人」です。「高潔(倫理観)、献身、笑顔、秀でた一芸」…こういう人は、ユニクロの服を着ようが、ゲンタローの服を着ようが、カッコイイですよ。「高価な服=ファッションセンスが良い」これはないです。GQのランキングは、正しくこのような考えに基づいていると感じます。
 人のファッションに対して、「ああだ、こうだという人」、何様のつもりなんでしょうか。「あなたのファッション、お里が知れますよー」と、言ってあげたいが、温厚なので自重しますけどね。あと、流行(陰謀)なるものをまとって安心している人、「裸の王様」でしょう。自分というものがない。
 ドン小西もお里が知れるのかって?ドン小西は別格です。文章は編集者が手をいれているものです。小西さんは、好感が持てる人です。チョンマゲ結ってるし。
 と、いうわけで、「人柄は服装に表れ、服装は人を表す」です。

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