アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

取り戻そう、礼儀正しい国民が住む国日本

2012年12月18日 | Weblog
 横断歩道の信号が青になった。小学生が一斉に渡りだした。横断歩道を渡り切った後、信号の前で停まっている車に「私たちが渡るのを待っててくれて、ありがとうございました!」と、言わんばかりに丁寧にお辞儀した。

 この様子の動画が、ロシアのネットユーザーに衝撃を与えているという。もちろん、「素晴らしい!」という衝撃。

 日本の子ども達は、元来礼儀正しいです。特に、歴史がある土地の子ども達には今なお、「礼儀」が残っています。
 旅先の阿蘇で、阿蘇中学校の生徒に挨拶されたときには、「日本人の常識が残っていた!」と、嬉しかったですよ。それ以来、旅先で「子どもの礼儀」について観察するようにしています。なぜ旅先?なぜ住んでいるところで観察しないのかって?…今住んでいる所では、子ども達は、「知らない人に挨拶してはいけない」と、思っているので…。とにかく、変質者、不審者が出没しますから。見知らぬ旅行者に挨拶するなんて、考えられませんね。小学生の女の子に「靴下くれ!」と、追い回す男が出没したりする。そのたびに、警察が事情を聴きにきます。小学校とパトカーは風景としてそぐわない。
 「靴下くれ!は、狂言だ」と、ほかの女子の母親がフェイスブックに書いた。書かれた母親は学校へ乗り込んだ。「校長が真相解明に消極的」と、不平たらたら。母親達の礼儀は…少なくても、赤信号で止まってくれた車にお辞儀はしませんね。

 日本の田舎には、「礼儀」が残っています。停車した車にお辞儀するのは、ごくごく当たり前のこと。行為(厚意、好意)に対しては、きちんと反応しなければね。課題は、今ある素晴らしい礼儀の習慣を、いかにして保つかですね。三位一体、「子ども、家庭、学校」の意識さえ変わらなければ保持できるのですがね。

 ただ…、車にお辞儀をする子どもが、日本の小学生の何%かな?保持する努力と並行して、増やす努力も必要。えっ?「車にお辞儀する子を増やす必要など無い。赤信号で停まるのは当たり前だから」だって?
 あ、あのね。当たり前のことが出来る人の行為に対し、お辞儀するぐらいの反応を返してあげましょうよ。当たり前が当たり前でなくなってきているのが現代なんじゃないの!

 私が時々おじゃまする学校、校内では元気に挨拶をしてくれます。ただ、慣れると、「カンチョウ(両手を組み人差し指を立てて、標的の肛門付近を突く)」してきます。とんでもないガキどもです。9,000円もするズボンをはいているんですから、破られたらたまらない。小学校では、背後に油断禁物。

 取り戻そう、礼儀正しい国民が住む国日本。