もて木みち子 オレンジニュースブログ版

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アイスランドのミステリー

2012-09-19 | 

湿地北欧といってもアイスランドというのはほとんど知らない知らない国だ。その国からでたミステリー「湿地」は読書会で、ミステリー作家から紹介していただき、さらに2冊買ったからと、読書会に寄贈していただいた本。最初に預かったので、早く読んで回さなきゃ、と今回の休日で読んだ本。

ミステリー故中身は詳しく言えないが、これは日本でもよくある警察もの。現場の刑事が、仲間の警察官と、謎を解いていく話なのだが、時間軸である経糸と、人間関係の横糸とが織りなす、殺人事件をめぐるあれこれ。特に性被害を描いているということだ。2次被害という言葉があるけれど、ここには、さらに広がる被害が、不幸を増幅させていく。

と、かなり深刻なストーリーなのだが、テンポがよく、一気に読める。映画にでもなりそうな、映像が浮かんでくるのだが、実際に映画化されたらしい。

「湿地」とは言いえて妙。アイスランドを知らなくても、アイスランドらしさの出ているなと思わせるミステリー。

ミステリーを読む楽しさを久々味わった1冊だった。

訳が柳沢由実子さんというところも、安心して読める理由。

「湿地」 アーナアルデユル・インドリダン著 柳沢由実子訳(東京創元社2012年刊


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1 コメント

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Unknown (チオーラ・シムニ)
2013-01-29 22:48:39
もてきさんって あの もてきさんでしょうか?

初めてブログ拝見しました

パソコンの使い方がよくわからないので、今はいつみれるのか。。。
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