じゃがいも畑 カレンヘス文 ウェンディ・ワトソン絵 石井睦美訳 光村教育図書 2011
31日のイーブンでのワークショップにむけて、絵本を片っ端から読んでいます。
家族や、パートナーシップ、イクメン、カジダン、おじいちゃん、子育て、女性の生き方など、キーワードはいくつかあるのですが、そのテーマにそって絵本を手に取って、絵本に込められたメッセージを読み取ろうというもの。
そのため50冊くらい絵本を探して読み直したり、新しい絵本を探したりしています。
クラシカルな雰囲気を持つこの絵本は、日本では昨年、アメリカでも2008年に出ています。時代ははっきりとはわかりませんが、少し昔の話。
母さんは夜勤に出て働いていて、家に残された子供たちが夜じゃがいもをほりに行く話です。自分の畑ではありません。収穫の終わった、よその家の畑に、残ったまま、腐らせてしまうのはもったいないと、暗い中でじゃがいも堀をするのです。
しかし家に持って帰ったそのじゃがいもはなんとほとんど小石でした。その上母さんにはお仕置きの前にあやまりにいくよう言いつけられます。
その結末が、幸せでほっとするのですが、きびしい生活の中にも、お互いが思いやる愛情いっぱいの親子の物語です。たまに、こうした本に偶然めぐり合うのが、しんどい中でも楽しい作業です。さっそく「いろいろ家族」のなかにいれます。
じゃがいもをほるときの幸せのために、我が家もじゃいもを植えましょう。
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