もて木みち子 オレンジニュースブログ版

今年のキーワードはゆっくりやさしく社会を変える

語り継ぎたいこと

2008-10-29 | Weblog
秋の半日、伽耶院へ・・。
まだ紅葉には早かったですが静かな境内を歩いたあと、住職の奥様岡本敬子さんのお話。小学校3年生のときに、神戸空襲にあい、三木の親戚を頼って疎開してきたと言う経歴をお持ちです。
子どものときの記憶である、空襲や戦中の暮らしは忘れようにも忘れられない、と話し、今後も語り続けて行きたいとおっしゃっていました。戦時中、三木はどうなっていたのか、どうだったのか、語れる人が語っていかないと、ますます戦争の記憶は風化してしまい、戦争が、無機質なバーチャルイメージで捉えられてしまうような気がします。戦争は人の命を奪うだけでなく、いかに人の心を傷つけ、その後遺症は今でも残っていることを私たちはもっと知らなければならないと思います。
岡本さんは、自分の子どものころの経験を語りながら、「無関心」であることのこわさを話しました。また機会があれば話していきたいとおっしゃっていました。

午後は、さわやかねっと臨時総会があり、精神障がい者の作業所やすらぎ工房へ。
障害者自立支援法のもとづく事業所として、新たなスタートを切るべく今準備を進めています。法律の用語の難しさには、辟易しましたが、法律を読み込みながら、どのようにこの作業所を進めていけばいいのか、熱心な論議が交わされました。
また、作業所に苦情処理の窓口を置くことなども論議されました。
地味な作業ながら、こうした論議を重ねていくことで、よりよい施設になっていくのだろうと思います。

と言うわけで、今日も充実した一日でした。