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もんく [マレーシアで働いて13年→2022猫を連れて日本]

マレーシア、活動制限が延長される

マレーシアは一部地域を除くほぼ全域で活動制限を再稼働させた。このスランゴール州は9日までだったものがさらに4週間延長された事になる。

もちろん理由は感染拡大が止められない事が原因だ。1日に1000人を超えるレベルが続いているし、この州では収束に向かう気配が無い。大口のクラスターでは刑務所と言うのがかなりあったようだけれど、どうもそれだけでは無さそうだ。考えられる事はいくつかある。

1)ウィルスの型が変わって感染力が強くなった。2)拡大に伴って設定したSOPの限界があった。3)SOPを守っていない。4)初期と比較して経済活動許可範囲が広く、取り締まりが緩い。などいろいろ。

それ以外に多くの人の気持ちに変化が出てきたようにも感じる。今感染していない大半の人は、逮捕される事なく初期の感染時期を乗り切って来た。なので感染等の情報源は報道のみだった。そして今も感染拡大しているとは言え、実際に感染して酷い目に遭っている人を見る事は無い。つまり変わっていない。

そんな風にずっと来て、今はあの時よりも制限が緩い。だからショッピングには行かれる。仕事に行かれる許可のある人もあの時点より多い。そうなると感覚としては劇場型と言う事になる。家にいるの飽きたから美味しいもの食べに行こうとか、カフェ行こうとかけっこうできる。できるけれどもいくらか不自由と言うのがある。感覚が鈍って、飽きて、何処かに大した事じゃ無い感があって、そして一番問題なのは「他人事」だし「命令される」から自由じゃないと言う感覚が出てきている。

そう、当事者じゃ無くなっている。感染拡大を防げるのは政府でも医者でも警察でもなんでもなくて、実際は個人個人なのだけれども、長期に渡る劇場型の事件なのでそう言う感覚が無くなっている。そして最後は以前の生活態度を元に戻したい、いつかは戻ると信じていたりする。

何か、人間の脳味噌って言うのは、変わるのが嫌いで、新しい事をわざわざ考えたりするより変化していろいろ考えなければいけないエネルギーを使わない方へ持って行きたいのだと思われる。変わった先にあるかも知れない良さを想像するのは大量のエネルギーが必要で嫌がり、多少不満があってもエネルギーを使わない楽さを選ぶ。そのためには事実に目を瞑り、重要な事を軽視したり解釈を捻じ曲げる、または他人のせいにすると言う事ができる。

面白い。(と、言ってられる状況じゃないが。)
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