もんく [とある南端港街の住人になった人]

映画「Taxidriver」 -バカ

親が少し大人になり始めた子に「でも、現実には....」と言って世の現実を知らせる。どちらかと言うと諦めさせる。それがこの社会でうまく、無難に生きていく方法だからだ。

しかし、時に大人は「現実には...」ではない正しい事を言う。それは何かのスローガンのような形として表される、大義名分とも建前と言うものでもある。その言葉は持て囃される反面、実際にその通りに動く人間と言うのはバカ扱いされるのがオチだ。「でも、現実には.....」と言う方法でしか大人は行動しない。

そう考えると、スローガンに踊らされて命をかけて戦争に行くのは相当バカだと言わざるを得ない。そしてその行動様式を持ち帰って現実の中で生きるとすれば大バカだ。

バカがバカなのか現実がバカなのか、本当はどちらなのだろう。




長い間「タルラーのテーマ」と言う映画音楽はこの「タクシードライバー」の挿入かだと思っていたが間違いだった。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「映画って !」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事