伊豆諸島の新島・神津島近海で地震が活発になっています。専門家ではないのでいい加減な事は言えませんが、火山性の地震でなければ良いなと考えます。お近くの方々はどうか気をつけて。私は寝る時に警告の出るスマホを近くに置いて寝ます。
(別の話題)
今日、病院へ行った。病院に行くといつもいろいろ考えさせられる。病院というのは日本と日本人の在り方がとてもよく表れている場所だと感じている。それは自分が工業生産に関わる仕事をしてきたというのが大きい。
まず、病院に入ったところに一つのハードルがある。患者は病院に入ってまずどこに行けば良いかがわかるようでわからない。右に診察券を入れてチェックインする機械があるが、それを事前に予約がある人だけが使える事も聞かないとわからない。なので自動機なのに人がそこに配置されている。予約無しの場合はカウンターで聞くのだが、そこにいる事務員はだいたいの症状を聞いて何科に行くべきか判断しなければならないが、看護師でも医者でもない。そして聞きながら保険証の確認をしてフォルダに番号札を入れるという複雑な仕事をしなければならない。要は仕事が整理されていないでどちらかというと経験と勘でやっている。
とりあえず番号札を貰うとそれを各科の受付窓口へ持って行く。するとそこで実際の順番が決めてもらえるが、複数の医師への振り分けと予約無しの患者との順番決めのような事も窓口の事務員がやる。どうやって決めているのかはわからない。とりあえず、札を出して椅子に座って待って呼び出されてどの診察室へ行くかを言われる。つまり、病院の入口と科の窓口と両方で手続きが必要だ。片方に集約できない理由は何なのだろう?
自分の順番を椅子に座って待っていると壁のディスプレイに番号が出る。なぜか出るまでに時間がかかる。既に受付が済んで順番がわかっていると考えられるが、そこに表示されるのは数人分で、空いている枠があるにも関わらず番号が出るまでに相当待たなくてはならない。そうしてヤキモキしながら待っている患者は相当数いる。
それでもとりあえず待っていると、待っている通路をベッドが通る。入院患者が診察を受けるか検査を受けるためだろう。そのベッドにはキャスターが4つついている。当たり前だ。そしてそのキャスターは4つとも向きを変えられるようになっているのでクルクル動く。だから、1つのベッドを運ぶのに前と後に一人ずつ合計二人の職員(看護師?)が必要になる。これも彼らの中では当たり前だ。患者を乗せたベッドが走行中に人や物に当たらないようにしなければならないという配慮だ。日本人らしいちゃんとした配慮だ。
さらに待っているとその通路にはいろいろな人が通る。事務員が書類か何かを持って行き来する。紙の書類らしい。病院では紙をよく使う。初診の時に症状やらアレルギーの事やらいろいろ書かされた。紙に。それでも同じ事を医者にまた聞かれたような気がする。紙はいったいどこへ行き、何に使われたのか?まあ良い。そして看護師も通る。通る職員の数はけっこう多い。この人たちの歩いている数分の間のコストはどれ位になって1日合計何分で何円になるのかと思うが、余計なお世話かもしれない。それから患者を追うように通路に出てくる看護師と事務員もいる。話はカウンターや診察室で済んではいないのか?とりあえず、親切である事は確かだ。それにいくらのコストがかかっているかは別だが。
出てきた看護師が患者の名前を呼ぶ。患者がいない。通路を曲がったところにあるベンチまで探しに行ってやっと見つかる。そもそもその場所は窓口での呼び出しを待つためなのか、それとも外科か、整形外科か、検査がわからない。だから呼んでいなければそこいら中全部探す事になる。親切だ。外科や整形外科だと足腰が少し不自由な患者もいるが。呼ばせてから診察室に入るまでにけっこうな時間がかかる。医師は診察室の中でどう時間を潰して待っているのだろうかと他人事ながら考えてしまう。そんな事もあって、10時〜11時予約の患者の診察は早めに来ていても遅れて11時過ぎてしまう。医師と看護師の昼食はいつも遅れるのだろうか?
ここらでもう止めておく。まあ、総じて医師、看護師、事務員、親切だしよくやってくれる。病院はその労力と親切さに支えられていると考えられるが、そこに何も問題が無いように考えられているのだろう。日本だなあと感じる。