もんく [マレーシアで働いて13年→2022猫を連れて日本]

道を変えることにしよう

夜遅くに帰る時には別の道を使うことにした。

uさん、帰るの? そう、今日も遅くなっちゃたよ。ハイウェイを通って帰るんだよね。そうだけど。だったらモーターサイクル用通路を通るのはやめて自動車用レーンを通った方が良いよ。なぜ? 時々強盗が待ち伏せしているから。えっ、そうなの! そうそう、モーターサイクルレーンは暗いから。......とバイク通勤仲間が教えてくれた。

そう言うわけで帰り道だけ高速道路を通らない道を使うことにした。その道を使うとほとんど左折だけで帰れるし、夜ならば渋滞が無いので早く到着できることがわかった。めでたしめでたし。ついでに帰りにいつものガソリンスタンドにも寄れる。



今日はもっと早く帰ろうと思ったらトラブルで遅くなった。逆に解決できないトラブルだったらその時も早く帰っただろうけれど、どこにラッキーが落ちているかわからないものでどうにかできるものだった。一時はどうなるかと思ったけれど、とりあえず動いてみるものだと思う。ダメな理由を考えていたらそれに気を取られて危うくリカバリのチャンスを失うところだった。あぶないあぶない。

時々自分の頭の中の通路も変更してみる必要があるなあと思う。


そうしたらオマケのラッキーも付いてきた。人手が無いので夜中過ぎまでかかるかと思っていたらお願いしていなかったのに手伝ってくれる人が3人も来た。そうして仕事が思ったより何倍も速くなった。

来てくれた中の1人はNさんと言う若いマレーの女性で、ちょっとヤンチャっぽいところがある。けれど仕事の仕方が他の人と全然違うのがわかる。とても効率が良い。そして目の届く範囲が広い。こう言う人がどこでどうして育ってきたのか、見ていても全然想像が付かない。どこから沸いて出たのだろうと思ってしまう。

そう言えば前回の突然の出張のときに荷物の手配をしてくれた、こちらはインド系の女性だけれど、この人もちょっと違う。休日なのに仕事がうまく運ぶように電話で何度も確認してくれた。休日に他人の仕事まで気にするようなマレーシア人はほとんどいない。特に男はいないと思う。その気配りと目的に対するコミットメント、普段からの姿勢も違う。この人もどこから沸いて出たのだろうと思う人間の中の1人なのである。



どんどん道を変えて行くと面白い人にも出会うらしい。
犬も歩けば棒にあたる。
歩かなければ寝てるだけ。
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