温泉クンの旅日記

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浜松、Room 112でコーヒーブレイク

2022-07-24 | 旅エッセイ
  <浜松、Room 112でコーヒーブレイク>

 鉄道を使って、西の大阪とか京都方面に旅した帰りには、決まって浜松駅で途中下車をする。駅の改札口を出ると、右方面のアクトシティ側の北口から構内を出た。

 

 何度も通い慣れているので、さすがに足が勝手に目的地に向かっている。
 駅から5分とまではいかないが、路さえ迷わなければ、10分と掛からずに「Room 112」に到着する。

 

 母娘二人が切り盛りしている喫茶店で、いまどきありがたい路面の店である。謎のような小癪な店の名だが、どうやら「番地(浜松市中央区千歳112)」から来ているらしい。直球の「喫茶 112」でなく「Room 112」と変化球としたのがとっても洒落ている。

 昭和の香りも感じられる明るく小奇麗な店内の、左手にはカウンター席が、右側にはテーブル席が整然と並んでいる。何度か行って気がついたが、カウンター席はどうやら常連の年配客の指定席のようだ。

 

 

 一見したところ、店内のテーブルに灰皿が見あたらないが、心配ご無用。それぞれの卓の上に、メニューが灰皿に立ててあるだけなのだ。
 11時半までのモーニングサービスは、トースト・玉子・コーヒーが付いて350円と、横浜あたりと比較しても断然に格安である。いうまでもなく、浜松に寄るときには、朝食にトーストをやめ、軽くすませている。

「コーヒーを! モーニングもお願いします」
 ザックを空いた椅子にのせ、身軽になって向かいの席に座ると注文し、ゆっくり煙草を取り出す。

 

 ちょうど11時ごろに着いたある日、定番のモーニングでなく、ランチの時間には少し早いがドライカレーを注文してみた。失礼だが、津の「喫茶軽食レストラン 千雅(せんが)」で食べたドライカレーと比べてみたくなったのである。
「あ、野菜サラダはいりませんので!」

 軽食のメニューを説明しておくと、ランチサービスは11時半から14時までで、チャーハン、ドライカレー、エビピラフ、チキンピラフ、野菜サラダとドリンク(コーヒー・コーラ・ジュース、わかめスープ)付きで750円。
 定食は焼きそば、焼うどん、ハンバーグ、赤だしライス付きで750円。お茶づけ(うめ・のり)、カレーライス(スープ付き)、ミートとバジリコとたらこのスパゲッティ(スープ付き)でそれぞれ500円だ。
いずれも、驚くほど安くて嬉しい。

 

 

 ドライカレーだが、見た目はほとんど同じだったが、味がほんの少し物足りなかった。それもその筈、津のほうは中華も兼業しているので中華鍋で強い火力で一気呵成にメシを躍らせるのだ。簡単そうな料理ほど誤魔化しがきかない。
 そういえば、昼どきはスパゲッティとか焼きそばを食べているひとが多かったな。
 なんか強引な注文をしておいて勝手な講釈(独りごと)など・・・と申し訳なくなり、喫茶店で唯一食べられそうな「チーズケーキセット」を追加した。

 

 

 チーズケーキは思ったとおりの味(生意気!)で、普通に美味しくいただいた。わたしのチーズケーキの味の基準が、間違いなく鼻白むだろうけど小樽の「ルタオ」のヤツなのである。

 

 次回からは初心に戻り、定番・安定のモーニングに戻ろう。

     注1)値段は2022年の春時点なので、間違いなく値上がりしていることと思う
     注2)和式トイレなので、足腰に多少負担あり


  →「伊賀の里、赤目温泉(2)」の記事はこちら


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