<戸隠手打そば処 たけの春> 長野・須坂
アクセスの説明が、かなり難しいので一番わかりやすい道順を書く。
須坂インターをおりたら、403号線で小布施方面に向かう。
ひとつ目かふたつ目の信号(たぶん幸高町交差点だったと思う)を菅平方面に
右折する。
ふたつ目の「上八町交差点」で左折して広域農道を走る。広域農道といっても
一般道とかわらない道幅である。信号をひとつ越して道なりに走ると、やがて
道の右手に<たけの春>の看板がみえてくる。看板のところで右折して、果樹園を
貫く舗装された細い農道を辿れば左手に店がみえてくる。駐車場は15台ほど止め
られる。
たけの春は、わたしを蕎麦好きにした、きっかけの店である。もし自分が、蕎麦
打ち修業をするとしたら、ぜひこの店でしたい。それほど気に入っている店なの
だ。
たまたまわき見運転していたら道の看板をみつけて、蕎麦を食べにはいった。
そのころは、まだ店も新しかった。こんなところで客がつくのだろうか、と心配に
なったが、通うたびに常連が増えているようである。
ご主人はたしか脱サラだったと思う。修業先は、戸隠の名店<よつかど>で
ある。
とにかく、小奇麗で小体な店である。四人掛けのテーブルが4卓、小上がりの
座敷に、4人おなじく4人用が4卓だ。いわゆる老舗ではない。主人家族と
アルバイトだけで、こじんまりとやっている。雰囲気が若く、元気な店なのだ。
すわると、蕎麦茶と漬物が運ばれてくる。
運転しないひとはビールや冷酒を頼むのもいいだろう。あらかじめ言っておくが、ここは何故か思ったよりも待たされるのだ。しかし、ここの蕎麦を食べれば
すぐに機嫌がなおるから、どうか堪えてほしい。もし、もし不味かったら
「ったく、遅いぞこの店は」と、わたしにかわって言ってほしい。
ざるそばが600円、大盛ざるそばが750円。ほかにもメニューはあるのだ
が、わたしはいつも大盛のざるそばを迷わずに頼む。
漬物をつまみながら、蕎麦茶を飲む。待ち時間にいらつきはじめたら、煙草に
火をつける。この店は、喫煙はオーケーである。
やがて、待ちわびた蕎麦が運ばれてくる。
竹笊のうえに戸隠独特の盛り方、ボッチ盛で小分けされている。普通盛りは
五つ、大盛は七つ笊にのる。蕎麦の色がいい。なんというか、活きているので
ある。

主役は蕎麦である。
薬味や、鰹だしのきいたキリッとした薄めのつゆは、あくまでも蕎麦を引き立て
る脇役に徹している。
たぐった蕎麦をつゆにすこし浸し、啜りこむ。蕎麦といっしょに蕎麦の香りたち
も引き連れて、クチのなかに殺到する。呑み込むときに、オレはたしかに本物の
蕎麦を食べているという実感、いや満足感に満たされるのだ。ううーん、よし、
また近いうち来るぜ。そう思うに決まっている。
須坂とか小布施とかにいったら、ぜひ試してください。戸隠までいかなくても、
絶品の蕎麦が食べられます。
■アクセス: 本文の通り
■定休日:木曜日 (祭日は営業)
■営業時間:昼11:00~15:00 夜17:00~20:00
水曜は昼のみ
■住所:長野県須坂市野辺竹ノ春1351-3 ☎026-245-7563
アクセスの説明が、かなり難しいので一番わかりやすい道順を書く。
須坂インターをおりたら、403号線で小布施方面に向かう。
ひとつ目かふたつ目の信号(たぶん幸高町交差点だったと思う)を菅平方面に
右折する。
ふたつ目の「上八町交差点」で左折して広域農道を走る。広域農道といっても
一般道とかわらない道幅である。信号をひとつ越して道なりに走ると、やがて
道の右手に<たけの春>の看板がみえてくる。看板のところで右折して、果樹園を
貫く舗装された細い農道を辿れば左手に店がみえてくる。駐車場は15台ほど止め
られる。
たけの春は、わたしを蕎麦好きにした、きっかけの店である。もし自分が、蕎麦
打ち修業をするとしたら、ぜひこの店でしたい。それほど気に入っている店なの
だ。
たまたまわき見運転していたら道の看板をみつけて、蕎麦を食べにはいった。
そのころは、まだ店も新しかった。こんなところで客がつくのだろうか、と心配に
なったが、通うたびに常連が増えているようである。
ご主人はたしか脱サラだったと思う。修業先は、戸隠の名店<よつかど>で
ある。
とにかく、小奇麗で小体な店である。四人掛けのテーブルが4卓、小上がりの
座敷に、4人おなじく4人用が4卓だ。いわゆる老舗ではない。主人家族と
アルバイトだけで、こじんまりとやっている。雰囲気が若く、元気な店なのだ。
すわると、蕎麦茶と漬物が運ばれてくる。
運転しないひとはビールや冷酒を頼むのもいいだろう。あらかじめ言っておくが、ここは何故か思ったよりも待たされるのだ。しかし、ここの蕎麦を食べれば
すぐに機嫌がなおるから、どうか堪えてほしい。もし、もし不味かったら
「ったく、遅いぞこの店は」と、わたしにかわって言ってほしい。
ざるそばが600円、大盛ざるそばが750円。ほかにもメニューはあるのだ
が、わたしはいつも大盛のざるそばを迷わずに頼む。
漬物をつまみながら、蕎麦茶を飲む。待ち時間にいらつきはじめたら、煙草に
火をつける。この店は、喫煙はオーケーである。
やがて、待ちわびた蕎麦が運ばれてくる。
竹笊のうえに戸隠独特の盛り方、ボッチ盛で小分けされている。普通盛りは
五つ、大盛は七つ笊にのる。蕎麦の色がいい。なんというか、活きているので
ある。

主役は蕎麦である。
薬味や、鰹だしのきいたキリッとした薄めのつゆは、あくまでも蕎麦を引き立て
る脇役に徹している。
たぐった蕎麦をつゆにすこし浸し、啜りこむ。蕎麦といっしょに蕎麦の香りたち
も引き連れて、クチのなかに殺到する。呑み込むときに、オレはたしかに本物の
蕎麦を食べているという実感、いや満足感に満たされるのだ。ううーん、よし、
また近いうち来るぜ。そう思うに決まっている。
須坂とか小布施とかにいったら、ぜひ試してください。戸隠までいかなくても、
絶品の蕎麦が食べられます。
■アクセス: 本文の通り
■定休日:木曜日 (祭日は営業)
■営業時間:昼11:00~15:00 夜17:00~20:00
水曜は昼のみ
■住所:長野県須坂市野辺竹ノ春1351-3 ☎026-245-7563
あ!はじめまして
このブログを見て昨年の暮れに食べに行きました。
のど越し、鰹かおる汁、満喫しました。
ありがとうございました。
辺鄙なところにある「たけの春」の蕎麦を気にいっていただき、わたしも嬉しい限りです。
旅先の蕎麦屋の情報で、またお役に立てるように精進しますので、どうかよろしくお願いいたします。