<読んだ本 2012年9月>
東京駅丸の内側駅舎の大規模な改修がいよいよ終わって、創建当時(1914年)に甦り、今週の月曜、10月1日から営業を開始する。(ただしステーションホテル部分は10月3日)
オープン前の先週の土曜に写真を撮ろうと出かけてみた。

改修だが工事期間は5年4カ月、総工費500億、延べ78万人が24時間体制で工事に携わったという。
丸の内側に行ってみると、どこを見てもカメラを構えている人がうじゃうじゃと多かった。
オープニングセレモニーに使うのか、正面前はテント張りがいくつもあった。

入れ替わるようにこの日(9月29日)から、ほぼ同年代創建(1917年)のレトロな門司港駅もついに五年半の長い改修工事が始まる。

門司港驛、東京駅の両駅の改修に立ち会えてなんとなく感無量である。
九月は西方面に長旅をしてきた。走行距離はざっと二千五百キロである。帰った次の日から仕事なので体力的にかなりきつかった。

それでも週三回のブログ更新を一度も休まなかったのは、たいしたものだ。(自画自賛)なんども三回ほど「臨時休業」しようかと思ったが、どうにかこうにか乗りきった。
温泉は三つ、面白い酒場もひとつ見つけ、B級グルメもたくさん食べて来た。 これからじっくりと記事にしていきたい。
長旅をすると、しばらく距離感がおかしくなる。長野、新潟、福島あたりが横浜からとんでもなく近く思えてしまうのである。この感覚はまだまだ引きずっている。
ところで、九州の土産というとわたしの定番は「博多通りもん」と「九十九島せんぺい」だ。どちらも煎茶、紅茶、珈琲の万能な茶請けになるのでたいへん気に入っている。通りもんは和菓子に近く、せんぺいはクッキーに近い。

さて、今月に読んだ本ですが、9月も少なくて5冊、今年の累計で55冊です。
1.○龍時 03-04 野沢尚 文春文庫
2.△彼岸花 長坂秀佳 角川ホラー文庫
3. ◎追撃の森 ジェフリー・ディーバー 文春文庫
4. ○鬼役1 坂岡真 光文社文庫
5. ○兇弾 禿鷹Ⅴ 逢坂剛 文春文庫
「龍時」の三巻目、珍しいサッカー小説だがなかなか面白かった。特に一巻目と三巻目がいい。
長坂秀佳は脚本家としては好きだがホラー小説はちょっと・・・。
今月、やっと「◎」印の「追撃の森」。
ジツに面白い。スリリングな展開でハラハラさせられる。どんでん返しもあるから詳しくは書くまい。
「人生っておかしなもんだな。すべてが完璧に見える。計画、背景、調査、詳細。
あのうさん臭い人的要因ってやつにも目をくばる。道を確保して脱出路もぬかり
なく、目くらましが必要なとこには前もって目くらましをしておく。それでいて
小さな問題が起きてくる。赤信号がやたら多かったり、タイヤがパンクしたり、
事故渋滞があったり。新しく手に入れたばかりのデザートイーグルの四四口径を
使いたくてうずうずしてる頭のイカれた警備員が十分早く仕事に着く。それはなぜか
って、目覚ましが鳴るまえに起きたから、それも二ブロック先で飼われている犬が
リスのせいで吠えだしたから・・・」
殺し屋の一人が言ったセリフが眼に止まった。周到で完璧な計画も、思いがけないところから破綻するのだ。
「鬼役」は漫画というより、劇画のような小説である。
文中に使われる「くわっ」、「うぐっ」、「つあっ」、「ぐぶっ」、「ぬっ」、「ぬひょ・・・・っ」、「とあっ」など、まさに劇画だ。
「○」はぎりぎりおまけで付けてしまった。袖すり合うも多生の縁という、まあ三冊くらい読んでみようかと。
→「読んだ本 2012年8月」の記事はこちら
東京駅丸の内側駅舎の大規模な改修がいよいよ終わって、創建当時(1914年)に甦り、今週の月曜、10月1日から営業を開始する。(ただしステーションホテル部分は10月3日)
オープン前の先週の土曜に写真を撮ろうと出かけてみた。

改修だが工事期間は5年4カ月、総工費500億、延べ78万人が24時間体制で工事に携わったという。
丸の内側に行ってみると、どこを見てもカメラを構えている人がうじゃうじゃと多かった。
オープニングセレモニーに使うのか、正面前はテント張りがいくつもあった。

入れ替わるようにこの日(9月29日)から、ほぼ同年代創建(1917年)のレトロな門司港駅もついに五年半の長い改修工事が始まる。

門司港驛、東京駅の両駅の改修に立ち会えてなんとなく感無量である。
九月は西方面に長旅をしてきた。走行距離はざっと二千五百キロである。帰った次の日から仕事なので体力的にかなりきつかった。

それでも週三回のブログ更新を一度も休まなかったのは、たいしたものだ。(自画自賛)なんども三回ほど「臨時休業」しようかと思ったが、どうにかこうにか乗りきった。
温泉は三つ、面白い酒場もひとつ見つけ、B級グルメもたくさん食べて来た。 これからじっくりと記事にしていきたい。
長旅をすると、しばらく距離感がおかしくなる。長野、新潟、福島あたりが横浜からとんでもなく近く思えてしまうのである。この感覚はまだまだ引きずっている。
ところで、九州の土産というとわたしの定番は「博多通りもん」と「九十九島せんぺい」だ。どちらも煎茶、紅茶、珈琲の万能な茶請けになるのでたいへん気に入っている。通りもんは和菓子に近く、せんぺいはクッキーに近い。

さて、今月に読んだ本ですが、9月も少なくて5冊、今年の累計で55冊です。
1.○龍時 03-04 野沢尚 文春文庫
2.△彼岸花 長坂秀佳 角川ホラー文庫
3. ◎追撃の森 ジェフリー・ディーバー 文春文庫
4. ○鬼役1 坂岡真 光文社文庫
5. ○兇弾 禿鷹Ⅴ 逢坂剛 文春文庫
「龍時」の三巻目、珍しいサッカー小説だがなかなか面白かった。特に一巻目と三巻目がいい。
長坂秀佳は脚本家としては好きだがホラー小説はちょっと・・・。
今月、やっと「◎」印の「追撃の森」。
ジツに面白い。スリリングな展開でハラハラさせられる。どんでん返しもあるから詳しくは書くまい。
「人生っておかしなもんだな。すべてが完璧に見える。計画、背景、調査、詳細。
あのうさん臭い人的要因ってやつにも目をくばる。道を確保して脱出路もぬかり
なく、目くらましが必要なとこには前もって目くらましをしておく。それでいて
小さな問題が起きてくる。赤信号がやたら多かったり、タイヤがパンクしたり、
事故渋滞があったり。新しく手に入れたばかりのデザートイーグルの四四口径を
使いたくてうずうずしてる頭のイカれた警備員が十分早く仕事に着く。それはなぜか
って、目覚ましが鳴るまえに起きたから、それも二ブロック先で飼われている犬が
リスのせいで吠えだしたから・・・」
殺し屋の一人が言ったセリフが眼に止まった。周到で完璧な計画も、思いがけないところから破綻するのだ。
「鬼役」は漫画というより、劇画のような小説である。
文中に使われる「くわっ」、「うぐっ」、「つあっ」、「ぐぶっ」、「ぬっ」、「ぬひょ・・・・っ」、「とあっ」など、まさに劇画だ。
「○」はぎりぎりおまけで付けてしまった。袖すり合うも多生の縁という、まあ三冊くらい読んでみようかと。
→「読んだ本 2012年8月」の記事はこちら
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