ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

12月6日、499回目の「火曜日行動」です。

2022-12-06 17:36:00 | 火曜日
寒い火曜日です。



499回目の「火曜日行動」!
レポーターは、ハルモニ会の木村さん。写真撮影は松尾さんとニョニョです。今日も心一つに発信してまいりますね。応援よろしくお願いいたします。



長崎さんの第一声始まりました。

☆長崎さん

今日は冬の到来を前にした暖かな小春日和といえる日です。
今日で火曜日行動は499回目となりました。

来週の火曜日12月13日は500回を迎えます。来週は12時から大阪城公園内の教育塔前広場に集まり、アピールを行います。そして12時40分から大阪府庁の周りを500回ミニパレードということで、多くの皆さんと一緒に回りたいと思います。「子どもたちの笑顔を一日も早くとりもどしてほしい」という声を上げる予定です。

今日も火曜日行動にいろいろな方が参加してくださっています。今日も初めて応援に来ていただいたみなさん、私といっしょに教会で活動しているみなさん、そして水俣病の問題で日本の中で声を上げているみなさんが参加しています。

朝鮮学校に対する差別は日本の問題であるという思いで、いつもいろんな方々が参加してくださっています。この火曜日行動がたいへん厳しい問題を訴えている場にもかかわらず、参加すると楽しい気持ちになれる、そして一緒にやっている気持ちになれる、そんな場を作っているのは火曜日バンドの音楽の皆さんです。




火曜日バンドは不滅です❣️



平石さんのアピールです。

☆平石さん

私は全港湾で活動してきた者です。
来週で500回。負けずにがんばってきたという意味でははいいのですが、実際これまで何を解決してきたのか、この10年ほとんど何も変わっておりません。そのことに私たちは満腔の怒りをもって訴えます。

大阪府知事・大阪市長、補助金を再開してください。自民党政権は無償化を適用してください。あなた方が子どもたちを差別することは決して許されることではありません。

10年と言えば、幼稚園の子が高校生になる年です。それほど長い間、子どもたちがどれだけの思いをしてきたか、そういうことにきちんと思いを馳せることができない行政というのは非常に寂しいことだと思います。ただでさえ、差別の厳しい日本社会で行政にまで差別される。具体的に学校に行けない、日々の生活にそのことが表れてくる。そのつらさは当事者にしかわからないと思います。私たちも想像力を働かせて、こうして支援をしていますが、行政の皆さんこそきちんと問題を解決すべきです。問題の解決はまず謝罪です。そしてどこに問題があったのか、きちっと総括をする。金銭的な支払いもありますが、行政がなぜこんなことをしてしまったのか、今後の再発防止に向けてどうすればいいかを真剣に考えてほしいと思っております。

この間、国会で不祥事が相次いでいますが、発言を撤回し、口先で謝っておけばそれでいいだろう、という態度では、反省していないことが全身からにじみ出ています。それでは、行政としての、議員としての、国家の指導者としての責任は果たせません。

私たちも全港湾という組合で差別はやっぱりしてしまいます。しかし、そのことを批判され、どうして差別が起きたのか、どうすれば二度と差別を起こさないようにできるのか真剣に考えてきました。

国のトップが地方自治体のトップが人の心を踏みにじって平然としていることを私たちは許せないのです。
来週500回目の火曜日行動にはまた怒りの声を上げます。問題が解決する場で私たちはがんばります。





大野さんがマイクを持たれました。

☆大野さん

私自身は2年前に退職したときからこの火曜日行動に参加し始めました。

仲間が雨の日も風の日も参加しているそのすばらしい情景を見たら、本当に参加してよかったと思っています。

2009年12月4日に京都朝鮮初級学校が在特会によって襲撃され、その翌年には朝鮮学校にカンパをした徳島県教組が襲撃されました。襲撃した者たちは有罪となりましたが、橋下氏が大阪府知事に就任して以来このようなヘイトスピーチ・ヘイトクライムが続出しています。このような大阪の、日本の状況を考えたとき、人を集団で差別し、痛めつけることが日常茶飯事です。

今回ミサイルが飛んだということで東京を中心にあらゆるところでヘイトがやられた。朝鮮人が袋だたきに遭っても日本人は知らん顔。怒りを通り越して恥ずかしいことです。どうしてそうなるのでしょうか。朝鮮人に対する差別があるからです。そしてそれはメディアを通じての影響が大きいと思います。そして右翼があちこちに出没しています。

このようなヘイトの先にあるものは戦争です。台湾海峡の問題。自衛隊が、奄美・与那国、宮古に駐屯地があり、住民も反対と賛成が島を二分する状況でしたが、今ではシェルターを建設することになっています。ミサイルを中国に飛ばすために。これが防衛計画でやられています。危ない状況にあると思います。近い将来たいへんな事態になるかもしれません。いろいろ課題はありますが、一緒にがんばっていきましょう。




女性同盟の玄さんのアピールです。

☆ オモニ

今日は秋晴れですごく季候のいい日ですね。
大阪府庁で働く皆さん、この声が毎週聞こえていると思います。

私たちは朝鮮学校に子どもを送っているオモニ会の者です。「オモニ」というのは「お母さん」という意味です。私たちは大阪朝鮮中高級学校オモニ会に属しています。私たちはこの火曜日行動に来て自分たちで呼びかけようとようと考えています。東大阪のオモニたちも来ておられます。

最近三年ぶりに各学校でバザーが行われました。その時にたくさんの方々が学校を訪れました。日本の方々もたくさん来られました。

今、朝鮮学校は行政から弾圧を受けていろんな教育プログラムから除外されています。大阪府からは補助金を打ち切られ、国からは無償化から除外されています。そんな苦しい中で、オモニ会は学校のためにできることはないかと、バザーや納涼祭などでその全てを学校に捧げています。その姿を日本の方々も見て、感動されたと聞いています。

先日、11月19日に公開授業が行われ、そこに日本人が100名以上来てくれました。普段会うことのできない日本の方々と言葉を交わしながら、なぜこのしんどい中でも子どもを朝鮮学校に送るのかという思いの丈をいろいろ話しました。

世間では、特にネットの中で「反日教育」「スパイ教育」とたたかれていますが、実際に来られた人はそうでないことを自分の目で見て帰られたと思います。朝鮮学校は日本で育ち日本で活躍するような人材に育てたいという思いで、保護者は朝鮮学校に通わせています。

朝鮮学校は、自分の母語を学び、民族性を養うための様々な文化活動を行うところであり、自分が何者かであることを自分の中で育むところなのです。コロナ禍も少し緩和されたので、学校にもいつでもいらしてください。子どもたちの姿を見て、今の状況を変えていただきたい。議員の方も何人か来られ、教師と子どものやりとり、子どもの将来を考えて教育されている先生方の姿を見て、感動して帰られました。こういうことを見たら、考えも変わると思うので、一度来てください。私たちオモニ会もがんばっていきたいと思います。

☆長崎さん
先日ある大学生が、朝鮮学校を見学して、「正直言って日本が好きじゃないから朝鮮学校に行くのかと思いこんでいましたが、実際に見てみるとそうではなく自分を好きになるために行くのだということがわかりました。私自身日本の学校でそういう教育を受けてきたのかなと思いました」という感想を話してくれたことがあります。




大村さんがマイクを持たれました。

☆大村さん

今日で499回、長くやってきました。

吉村知事、子ども一人に10kgのお米を配るのもいいでしょう。でも困っている人はもっといます。本当に明日の食べるものもないというような困っている人にこそお金を回してほしいと思います。

2,025年の万博も当初の予算から建設費が跳ね上がっています。パビリオンの建設費も。それに見合う経済効果を生むかどうか、経済界の人々が危惧していますよ。前回の万博の時もそれほどの効果はありませんでした。無駄なことは止めて、私たちの訴えている補助金を支給してほしいと思います。

先日、北九州と福岡の朝鮮学校に行きました。日朝の教育シンポジウムがあったからです。最初は福岡初級学校に行きました。そこは朝鮮半島に一番近い学校で、丘の上から玄界灘と博多湾を見渡すことができました。次の日に行った北九州朝鮮中高学校は、幼稚園から高校生までが学ぶ学校です。公開授業では、みんな目を輝かせていました。全国から日本の学校で教師をされている方々、朝鮮学校の先生たちもたくさん見学に訪れていました。講演もありました。この福岡、北九州は15万人もの朝鮮人が強制連行され、炭鉱などの過酷な仕事に従事させられていました。そこで亡くなった方々は、多くが無縁仏みたいにされ、墓があればいい方です。遺骨を掘り返している運動も日本人の中にあります。

この日朝教育シンポジウムでは、日教組の副委員長も参加し、委員長からのメッセージもありました。日本人として一緒に民族教育をやっていこうということで全国各地から教職員組合の人たちがやってきて各地での取り組みの報告をしました。今、ヘイトクライムが横行していますが、こういった日本人と朝鮮人が手を携えていく運動もまだまだあります。この場もそういう場であると思います。





オモニたちのシュプレヒコールと合唱「声よ集まれ 歌となれ」です。

☆歌とシュプレヒコール





私は東大阪市初級学校に子どもを通わせているオンマです。今日で499回目を私たちは、私たちの声が届くまで闘い続けたいと思います。やります。

『声よ集まれ、歌となれ』

・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ!

・朝鮮学校の子どもたちを差別するな!

・朝鮮高校に高校無償化を適用せよ!

・朝鮮学校の補助金支給を復活させよう!

・行政が差別するな!


最後の歌は「勝利のその日まで」!
駐輪場での申し送りです。


遠く埼玉からも来てくださいました❣️



古賀さんが文科省前での金曜行動に大野さんと大村さんとご自分の3人で参加したこと報告されました。



来週はいよいよ「火曜日行動」が開始され500回目を迎えます。皆さん是非ご参加下さい。

正午から教育塔前で集会を行い、次いでミニパレードが行われます。


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