雨がふりはじめました。この頃は天気予報が良く当たります。
今日のレポーターはハルモニ会の平田さん
^_^
写真撮影は松尾さんです。今日も力を合わせ発信してまいりましょう。
8年近く雨の日も風の日もスピーカーとマイクを自転車で運んできてくださった長崎敏和さん!マイクとスピーカーがなかったとしたら私たちは羽根のない鳥のように自分たちの思いを伝えることができなかったと思います。
長崎由美子さんの第一声始まりました。
長崎さん
大人は子どもの夢と希望を奪わないと2012年に立ち始めて今日は371回目になります。
30年前の大阪は、全国に先駆けて朝鮮学校に補助金を出してきました。補助金の額は、私の子ども、日本の子どもは一人当たり約100万円で、朝鮮学校子どもは約7万円というもので多くはなかったです。国・政府が朝鮮学校を一貫して認めないなかでも、地域で住民として共に暮らし支え合っている実態から、国の圧力に抗しても各自治体は補助金を出してきたのです。
今年、日本で出生した子供の数は史上最低になっていました。少子化問題は30年前ごろから言われていて、対策として、具体的な子育て支援をする、若い人が安心して子育てができる安定した雇用をつくる、とずっと言われてきました。
日本社会を担い、地域社会で共に支え合っている朝鮮学校の子ども達は大切にされないといけないと思います。しかし、認めない、差別、がまかり通っています。
民主党政権時代に高校無償化が実現しました。なぜ無償化するのか。どんな環境に生まれた子どもも平等に教育をうける権利がある、高校卒業まで学ぶ権利がある、それが主旨でした。安倍政権になって、法の条項を削除して、申請しても法にないと門前払いされるようになりました。今の社会、違いを認め、尊重し合うということを断ち切っていく流れがますます強くなってきています。
今年10月、幼児教育の無償化が出されました。消費税8%から10%への増税分から7800億円を、幼・保の3歳以上の子どもの幼児教育にあてるというものです。
しかし、ここからも朝鮮学校をふくむ外国人学校は外されたままになっています。わずか3歳の子に”君はみとめない””補助金は出さない”というのはどういうことでしょう。
無償化から外され、補助金を停止されたことで胸が痛むことがありました。親御さんが、中級学校まで歯をくいしばってもやった、高校に行くと50万円/年かかる。家計が許さないと。そんな中でハッキョではその子を友人が悲しい思いで送り出す。朝鮮学校に行きたかった、友人と別れたくない、そんな思いを奪っているんだということと向き合ってほしい。
大阪は橋下になって、補助金をさきがけて打ち切りました。ピースおおさか、リバティなど文化と交流の場を壊してきました。過去の歴史を見つめる、差別を許さない、こうした場所をつぶす、朝鮮学校への攻撃はその流れの中にあります。私達はこの場に立って訴え続けます。
公明党の川岡さんが、朝高の公開授業や生野初級に来られて、今日は府議会で朝鮮学校のことを取り上げてくれます。みんなで声を上げ続け、議員、記者クラブの方たちに働きかけてきたことで、府議会で取り上げられることになりました。私達は傍聴することになっています。
大阪はかって人権を守る大阪とあこがれられていました。その誇りを取り戻してほしいです。
火曜バンドは不滅です❗️
大村さんがマイクを持たれました。
大村さん
こちらに向かって来るときに、警備員の方が”ごくろうさまです”と笑顔で言ってくれました。地道にやってきていることで、職員の方が少しづつ認めてくださり理解してくださっていることをとてもうれしく思いました。
先週、ウーマンラッシュアワーの村本さんが、マイノリティの人のことが見えていないのか、その人たちは透明人間なのか、そんなことを言っていました。
ここでは、朝鮮人の人たちは日本社会で存在し、府民、市民として生き、朝鮮人としてのアイディンティを育むために、子ども達を朝鮮学校に通わせていることが見えてくると思います。
先日、川崎市で罰則規定のついたヘイトスピーチ禁止条例が可決しました。禁止条例が必要なほど、在日朝鮮・韓国人に対してヘイトスピーチが行われているということです。
大阪府、大阪市もヘイトスピーチ規制条例をきめました。罰則規定のない対策法みたいなものです。京都市、神戸市も条例をつくりました。他ではまだすすんでいません。
ヘイトスピーチによって、自分が壊されていく、本当に殺されるのではないかという思いにさせられている人たちがいる。それが解っていないんだろうと罰則付き条例が決められました。関東大震災の時の虐殺の記憶もあります。
高校無償化から外す、大阪府・市が補助金を停止するということは、官製ヘイト以外の何ものでもありません。上からの官製ヘイトをそのままにしているということは、府民・市民も朝鮮学校を差別してもいい、何をしてもいいんだということになっていきます。
アジアンポストで城北ハッキョが取り上げられていました。インタビューで若い先生が、私は朝鮮学校で朝鮮人であることに誇りを持てた、子ども達も誇りを持った人にそだってほしいと言っていました。
6年生の子どもも取材していました。近所ではいつも日本人の子と遊んでいる、学校に行くと朝鮮人の子と遊ぶ、何の区別もなく思っている。ところが公園で遊んでいるときなどに、なにか衝突が起きると、”あいつら朝鮮人やで”と投げかけてくる。悲しくなり傷つくといっていました。見えないところでどんなことがあるのか考えないといけないとおもいます。
テレビなどの報道をみて、”先生、私、悪い子なの?”という言葉がでたそうです。
子ども達にこんなことを言わせる社会は何なのかと思いました。
雨の中にこやかにペンを走らせる平田さん❗️
この8年近い月日、毎週 宝塚から駆けつけてくださった田中ひろみさんもマイクを持たれました。
田中さん
朝鮮学校を支える宝塚市民の会は12月13日に、幼・保無償化適用を求める要望書を、14団体で市長と教育長に出してきました。朝鮮学校を含む外国人学校89校が除外され、5万5千余の園が10月1日から適用を受けています。
排除の理由というのは「多種多様な教育」ということです。多種多様な教育という理由で排除されていることを皆さんどう思われますか?
戦前の教育のことを思い出していただきたい。戦前は教育勅語が学校では重要なものとされ暗記もされていました。この前、森友学園で暗唱している場面が報道されていましたが。
日本の国は万世一系の神によって作られているという「古事記」などが歴史の事実として教えられるなど、多種多様な教育を絶対認めませんでした。それが何をもたらしたか?日本は神の国、世界を支配する、と日清、日露をはじめとする侵略戦争に、正しいと信じて突き進んでいったのです。
戦後はまちがっていたという反省として、戦後の教育はできてきたはずですが、戦後74年の今、多種多様な教育という理由で89校が除外される、本当におかしいです。各学校に日の丸が掲揚され、君が代を持ち込む学校もあります。森友だけでなく、教育勅語を幼稚園に持ち込むところも現にあります。私達自身が戦前の教育に戻されないよう頑張らないといけないと思います。幼児を差別するのはおかしいと思う人はいます。宝塚市では14の団体で要望書を出しましたが、本当に様々な団体です。これからは大阪でも他府県でも様々な人たちと手をつないで頑張ります。
火曜バンドに合わせ合唱します。「声よ集まれ 歌となれ」
カンさんのマイクアピールが続いています。
オモニ
東大阪初級から来ました。毎週、アピールしてくださる日本の方々、在日同胞、一生懸命にやっています。しかし、話がなかなか進みません。私は60歳を過ぎて、子どもを卒業させおばあさんになりました。それでも一生懸命ここに来ています。息子は教師をしています。子ども達が朝鮮人としてアイディンティを持てるよう励んでいます。日本人の学校と違うところがあるんでしょうか。一生懸命に働く息子を自慢したくなります。
私が一番腹が立つのは、義務は果たしているのに、権利がありません。義務だけ果たして、権利をもらえない。権利をください。当り前じゃないですか。これからも権利のために頑張ろうと思います。まずは、高校無償化、補助金復活です。私の子どもの時は補助金が大阪府からありました。感謝しています。それが今、ありません。サラリーマンです、学校にやるのは苦しい。日本も同じだから無償化を始めたんじゃないですか。朝鮮学校だけ外すのはいけないことだと思います。人として、大人として子どもをいじめるのは止めてください。
オモニ達の歌とシュプレヒコール
*子供たちの学ぶ権利を保障せよ!
*行政が差別するな!
*朝鮮学校に無償化を適用せよ!
*朝鮮学校に補助金を復活せよ!
*朝鮮学校の子供たちを差別するな!
*みんなの力で豊かな共生社会を作ろう!
宋さんのアピールです。
オモニ
ここに来る道で、どんなアピールをしようかと考えてきました。
この1年を振り返ってみました。
国連に全国のオモニ会代表が行き、要請行動を行いました。大阪からもオモニ会代表が代表団に参加しました。、勧告がだされました。勧告はこれ1回ではありません。数回出されています。しかし、日本政府は応じていません。
8月、東京、大阪で不当判決が出されました。
そして10月、幼・保無償化から除外されました。私達はこれに抗議するとともに、街頭宣伝、府・市にたいする要請集会、日本の方たちと、御堂筋パレードもしました。しかし、適用されることなく10月1日から実施されました。オモニ達が一番腹が立つのは、消費税増税分の財源が無償化にあてられていることです。私達は義務として増税分を払っています。義務を果たしているのに除外されている、私達は引き続きこの闘いをしてゆかねばなりません。1年を振り返って、終わりではない、また2020年も新たな闘いに臨んでいかなければならないと、ここに来ながら思いました。これからも権利を守るため、皆さんと闘っていきます。よろしくお願いします。
クッスンさんが合間に愛のキャンディを配達してくれています、どれだけ助けられてきたことが、、、
最後の歌は「勝利のその日まで」!
駐輪場では簡単な申し送りがありました、その後近くで昼食をとって3時から大阪府議会での川岡さんの大切な質問とその質問に対する教育長と吉村知事の型にはまった返答の場面を拝聴いたしました。
「府議会で、公明党の川岡栄一府議が、朝鮮学校の補助金支給問題、幼保無償化の問題で質問。回答は、酒井教育長、そして吉村知事。
回答は、従来の繰り返しだったが、川岡府議が、自分も朝鮮学校の公開授業に参観したと前置きして、「世の中は変わっている、知事是非、朝鮮学校を訪問されてはどうですか」と質問されたのが、よかった。
議会でも、このように普通に朝鮮学校の事が出る情勢となっている。」(中山さんのfbから転載)
来週24日は372回めの火曜日行動が行われます、この日で一旦2019年度の行動は終わります。沢山の皆さんの参加をお待ちしております^_^