ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

7月30日、353回目の火曜日行動です。

2019-07-30 18:22:25 | 火曜日






暑い、とにかく暑い❗️頭がふらふらのまま府庁前に向かいました。






今日のレポーターはハルモニ会の陶山さんです。





写真撮影はいつもニコニコ松尾さんです。





大村さんの第一声始まりました。

大村さん

 今日は353回目、朝から熱中症や猛暑といわれていますが、今日も訴えたいことがあってたくさん集まっています。先週子どもたちが来ました。東大阪中級学校から3年生が70人、大阪第4初級学校から高学年20名、子どもたちの訴えを聞かれたことでしょう。


朝鮮学校をつぶさないで、朝鮮の文化や歴史を学び、日本の歴史も地理も学んでいます。マスコミの言うような学校ではありません。同胞社会・日本社会の未来のため、勉強も部活も一生懸命頑張っています。夢があり未来があります。学ぶ権利や夢・未来を奪わないでほしいと話していました。

日本の学校との交流をしたり、ラグビーの試合もします。そこでは本当に分かり合って子どもどうしの中では差別はありません。大人はなぜ差別するのですか?日本社会に貢献するため当たり前のことをしているのに日本政府が差別しています。そんなに僕たちが嫌いなのか。朝鮮人がダメな理由はなんですか?せつせつと訴えました。


 子どもたちの話を聞くと胸がいっぱいになり、胸が痛くなります。なぜこんなことしなければいけないのでしょうか。早く無くなってほしいです。子どもたちは堂々と話しました。朝鮮学校で学んだことを日本社会に生かして、未来に向かって生きていこうとしています。夢をつぶさないでほしい。私たち日本人は、子どもたちの夢を摘み取らない日本社会を築かなければいけないと思います。


ところがどうでしょう。全体の20数%の支持で政権が維持されています。その中でこの朝鮮学校への弾圧が行われています。日本社会を変えていかなければなりません。


おかしなことがおこっています。得票率で政党要件が満たされた党がありました。その中にヘイトスピーチで、徳島県教組を朝鮮学校に寄付をしたとして攻撃した人、ある人は日本にアイヌ民族はいないと言った人も出ていました。その党首は、先日北方領土問題で戦争を容認する発言した人を自分の党に入れると話していました。戦争・朝鮮人差別・アイヌ差別を容認する人が許される、この日本社会はおかしいと思います。日本がまっとうな社会になるためにも朝鮮差別をなくすことが大切です。


今、徴用工の問題から、日本は輸出規制を行っています。経済の問題のようになってきています。韓国がひどい話を持ちかけているというようなひどいマスコミの在り方、政府の在り方を忖度したマスコミによる宣伝、これにより反韓国の嵐がふいています。テレビでは韓国での反日のニュース、民間交流が途絶えたとか、一部のことをどんどん流しています。反朝鮮・反韓国の風潮はおかしいと思います。


日本は1910年に朝鮮半島を植民地にし、どれだけの人を朝鮮半島から日本に徴用したか。政府は、徴用工問題は斡旋・募集できた人たちだ、強制連行ではないと言っているのです。ところが徴用工というのは、1944年に国家総動員法とか徴用令とか出まして、それからのちに強制連行的なもの、夜中に無理やり引っぱり出して連れてきたり、それまででもすべて国がかかわりながら、警察権力を使って徴用してきた、これは事実なのです。

2・3日前ある徴用工の記録というドキュメンタリーがありました。その人はずーっと記録していたわけです。広島の東洋工業で働き、敗戦後、韓国に帰った。その人が連れてこられたのは強制連行そのものです。


そういうことを考えるならば徴用工の問題は、日本の植民地支配、過去清算の問題としてきちんとなされるべき問題です。1965年の日韓請求権協定で解決済みだと言っていますが、これは韓国に対しての5億ドルの無償提供だったわけです。個人請求については、日本政府もその後、否定してないわけです。今の徴用工訴訟については、輸出規制に話を変えて、反韓・反朝鮮を日本の中に起こしている。これは植民地時代に朝鮮人に対してやったことと一緒の空気ではないでしょうか。朝鮮人・韓国人大嫌いと思わせるような、そういった狙いではないでしょうか。


あるかなり有名な若いタレントさんが、韓国行ってきた、韓国の人たちはとっても良かった、とツイッターでつぶやくと、すごいコメントが入ったそうです。恐くて仕方がない。韓国がいい、朝鮮がいいと言うとどういう風に言われるかわからない、そんな雰囲気を今出している。そういう雰囲気を創り出しているのは政府であり行政であると思います。








火曜バンドは不滅です。今日は凄いゲストが来てくれました。







高嶺羽さん。幼稚園から高級学校までウリハッキョで学び今は韓国で伝統民族楽器の研究と演奏活動を行なっています。






まずはチャンセナプで火曜バンドと合わせながら吹いています。






長崎さん、暑い中、出張中の由美子さんの分まで頑張っておられます^_^











































高嶺羽さんを紹介される大村さん。


今日はゲストを紹介します。大阪の朝鮮学校で12年間学ばれました。朝鮮高級学校を卒業し、ソウルに民族伝統音楽の勉強のため留学されています。そして演奏活動をされています高嶺羽さんです。楽器テピョンソを演奏してもらいます。ウリハッキョの後輩のために駆けつけてくださいました。

<アメージングアリラン>












「アメイジング アリラン」











演奏に続いてアピールをする嶺羽さん。

高さん

幼稚園から高校まで15年間、朝鮮学校に通いました。朝鮮半島の音楽・言葉・歴史・文化も学びました。日本で生まれましたが朝鮮人の子孫として、朝鮮半島にルーツを持つ者として生まれました。そんな私が朝鮮半島の文化を学ぶのは当然のことです。

朝鮮学校に通って、堂々と自分が朝鮮人であると胸を張って言えます。

朝鮮学校を卒業した後、朝鮮学校に通わずに日本の学校に通った在日朝鮮人の方々に会う機会がありました。その方たちは、自分が何者なのかと、日本人なのか、朝鮮人なのかと悩む方がとても多かったです。自分が朝鮮人だと胸張って言える、それは朝鮮学校があったからです。朝鮮学校に通ったからです。

朝鮮学校に通ったから、今でも自分自身の文化として、朝鮮の音楽を学んでいます。朝鮮学校に通ったからこそできたことです。

ニュースである人が言いました。日本で生まれたのだから、日本の子どもじゃないかと。日本人として生きればいいではないかと。よく聞きます。

逆に言いたいです。僕らが朝鮮人として朝鮮のことを学ぶ機会があってはならないのかと。朝鮮人として自分のことを知り、朝鮮人であるということを自らが選択して生きていく。そのために朝鮮学校は必要です。朝鮮学校があるためにはたくさんの支援が必要です。朝鮮学校支援、朝鮮高校無償化適用をお願いします。


大村さん


 幼児教育の無償化が行われるということで、朝鮮学校のみ除外されているわけです。

そうすると窓口で、日本の幼稚園に行けば、認可外保育になれば、そんなことが言われるわけです。日本人になれ、同化しろ、と一緒です。

敗戦後74年、植民地化の中で日本人になれ、日本人化しろ、そういったことで行われたものを、敗戦後朝鮮学校を取り戻し、自分の国の言葉・文化・歴史を子どもたちに育んでいこうということでできた朝鮮学校が、ずっとここまで続いていってるのです。


日本の学校に行けばお金はタダでしょう。でもそうではないのです。そして今、日本の学校でどんなことが行われているのか。


極端な話ですが、この大阪市内で、ある小学校、5月8日、児童朝礼で、天皇即位を祝って、神武天皇の話を持ち出して、皇紀何年という、神話に基づいた話を持ち出す、その場で愛国の歌姫といわれるある女性歌手を呼んで、とんでもない歌を歌うのです。「行くぞ日の丸、令和の時代」とか、そういったことが日本の学校で行われているのです。大阪市内の学校で許されているということがおかしいことでしょう。











中大阪地域の皆さん集合です。


































演奏は続きます。






池辺さんが小笠原美津子さんの逝去について報告されて、小笠原先生を偲んで「十三夜」を熱唱されました。

池辺さん


 日朝の友好に長年尽くしてこられた、歌手の小笠原美都子先生が先週の木曜日に亡くなられました。日曜日に告別式を済ませてきました。9月にお別れ会をします。

先生はテイチクレコードのドル箱スターで華やかに活躍されました。


後半は中国から始まって日朝の友好に尽くしてこられました。28回訪朝なさって、音楽家たちをたくさん朝鮮に連れて行ってくださいました。


先生を忍んで「十三夜」を歌います。








オモニ会、ハルモニ会合同のアピール、シュプレヒコール。合唱は「声よ集まれ 歌となれ」❗️




オモニ会

先週英語版のチラシを配ったら、こんなもの読まれへんという人がいて、まだまだ伝えられていないと思いました。何度も何度も訴えていきます。

私も一言「DonotdiscriminateKorianhighschool」
     「朝鮮学校差別しないでください」

歌とシュプレヒコール

・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ

・行政が差別するな

・朝鮮学校に高校無償化を適用せよ

・朝鮮学校に補助金を復活せよ

大村さん

城北に新しく赴任した先生は城北の卒業生です。堂々とした先生として子どもたちと頑張っておられました。

先生が言っておられました。どんな苦しい状況の中でもいろんな方々が私たちの学校のためにがんばってくださっている。だから私も母校で頑張れるのだ。子どもたちとともに頑張りたい。と















カナダからの留学生のアピールです、ニョニョが通訳をさせていただきました。

カナダからチェさん

私はカナダで勉強している韓国の留学生です。チェスヒョンといいます。

私は去る1年間、チマチョゴリについて研究してきました。研究の中でわかったことは、日本では今、チマチョゴリが着れないという現実です。なぜ着物は自由に着れるのに、チマチョゴリは着れないのでしょうか。

これは現在だけの問題ではなく植民地時代から受け継がれてきたものです。帝国主義の歴史をつなげてきた日本は、今歴史に対する認識を新たにせねばならないと思います。

朝鮮の子どもたちにとって、朝鮮半島のみならず、この日本は本当に大切な国です。

朝鮮の子どもたちの民族教育権を守ってこそ、日本は世界に誇れる国になると思います。朝鮮の子どもたちの民族教育権を保障してください。






















最後の歌は大村さんの音頭で「勝利のその日まで」❗️





















いつものように駐輪場に集まり申し送りです。




素晴らしい若者たち❗️







高さんの一言





暑い暑い火曜日行動が終わりました。来週も頑張ろうと励まし合い解散しました。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする