ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

7月16日、351回目の「火曜日行動」です。

2019-07-16 18:16:01 | 火曜日
雨も上がり急に暑くなってきました。351回目の「火曜日行動」開始です。










火曜帽子の生みの親、由夏さんが久しぶりにやってきました。個性的なチョゴリを着て❗️





今日のレポーターはハルモニ会の平田さんです。写真撮影は松尾さんです。今日は暑いですがよろしくお願いいたします。





火曜バンドは不滅です。






由夏さんも飛び入りで❗️








無償化連絡会大阪、大村和子さんの第一声始まりました。

*大村さん

私達は大阪府民・市民の目線で朝鮮学校の無償化問題、補助金問題を取り組んでいます。もう8年に入っています。351回目です。こんな記録はスットプしたいものです。

今、参議院選挙期間です。各政党、各候補者が色々な公約を述べています。しかし、ほとんどの公約の中に、朝鮮学校の問題、朝鮮人の人達の姿は見えていないと思います。

ご存知ですか。オモニ、アボジ達、保護者の人達は同じように税金を払っているんですよ。きっちりと義務だけは果たしているのに、選挙権がない、意見を述べるきちっとしたそういうものがない。この国の政治に文句を言うなということでしょうか。


この10月から国レベルで、幼児教育の無償化が実施されます。しかし、朝鮮学校の幼稚班だけは除外されているのです。高校無償化から排除され補助金が不支給とされる、こんなことが簡単になされていくんですよね。本当に腹立たしい。この国はどこへ向かうのだろうか、そんな思いでいっぱいです。


ヘイト条例が出来て3年を迎えました。しかし、相変わらずヘイトスピーチなどが各地で行われています。法はできても、どうして止めることができないのか。国や行政が朝鮮学校に差別をしている、だから朝鮮学校に差別をしても構わないんだ、やってもいいんだという、差別を止められない情けない状況を生み出していると思います。


この構図によって、子ども達は大変な状況にあります。子ども達は感じています。「私達は朝鮮人であることで差別されないといけないのか、何か悪いことをしたのか」などということを聞いた時、本当に胸が痛みました。


でも学校の中では差別はありません。言葉、文化、歴史などを学びアイディンティティをはぐくんでいます。子ども達は負けてはいません。未来に向かって頑張っています。子ども達に暗い影を落とさないような日本社会にしていかなければならないと思います。


















若いオンマたち勢ぞろいです❗️








生野初級、東大阪中級、大阪第4初級から大勢のオンマたちが駆けつけてくださいました。
























青年たちも❗️













梁さんがアピールします。

中級部の娘さんがオモニの事を詩に書いて「コッソンイ」コンクールで一位になりました。素晴らしい詩です。

*梁オモニ

私は、朝鮮中級学校、高級学校に子どもを送っている母親です。今日の火曜行動が351回目となります。毎週のようにこの場で私達は朝鮮学校の良さや、朝鮮学校について沢山の方に知っていただく為にアピールをし、ビラを配ってきました。

府庁職員の皆さん、一度はビラを手に取り読んでいただけましたでしょうか?朝鮮学校について関心をもっていただけましたでしょうか?また朝鮮学校に足を運んでほしいと何人ものオモニがこの場で訴えてきました。一度でも足を運んでいただけましたでしょうか?学校に足を運んでいただき、自らの目で、耳で、そして心で感じて頂きたいです。


子ども達の純粋な笑顔を見れば、子ども達の学ぶ権利を奪おうとしているこの不当な差別が間違っていると必ず気づくはずです。先日、ハンセン氏病の家族の方が裁判で勝訴しました。人権侵害にあたると国は控訴をしませんでした。この社会で人権侵害は沢山行われています。朝鮮学校への差別もその一つだと思います。


大阪からこの差別を正していきませんか。私たちはこれからも差別がなくなるまで訴えていきます。
















由夏さんがアピールします。

*由夏オモニ

私は東大阪朝鮮学校中級に娘を送る母です。又、下の息子は日本の学校の支援学級に送っている母でもあります。私自身、朝鮮学校で育ち、娘も朝鮮学校に送っていて、今年初めて日本の公立学校という門をくぐりました。今日はそこで感じたことを話そうと思います。

日本の学校は地域によって差がありますが、朝鮮学校に比べると、色々なことがそろっています。施設、先生の数、支援制度など学校として必要な物や人は整っています。最近では一人一人に対応した個別の対応や支援にも力を入れていて、地域とのつながりやルーツについてもしっかり学べるよう考えられています。「教育」としての基本は整っている中で感じた事は、日本の未来のために、日本で生きていく上で必要な事を、しっかり先生方も頑張って教えてくださっている事も感じました。


しかし、私達家族は、色の違うパスポートをもった外国人です。その、日本で生きていく上で必要な事プラス、自国とのつながりやルーツ、アイディンティティをプラスしてこそ「人」として生きて行けるのです。

特に在日韓国、朝鮮人や中国などアジアにルーツをもつ外国人には色々な歴史的な経緯もあります。なぜ自分がここにいるのか、なぜ違う色のパスポートを持って日本で生きているのか、その答えが必要なんです。

その答え朝鮮学校にあるんです。日本の学校でその答えを探そうとしてもそれは、「日本歴史」という本で「朝鮮史」の内容を探しているのと同じなのです。あくまでも日本の中の外国です。私達は「朝鮮史」の本で日本を学ぶ事を必要としているんですし、その権利があります。


今日は私はあえてチョゴリを着てきました。何を着て、なにを食べるのも自由です。自国の事を学ぶ事も政治などにとらわれず自由でありたいと思います。






上着がチョゴリだったとは言われるまで気づきませんでした。





歌舞団の新人団員も活躍していますよ。オンマたちと一緒に❗️






満7年間、立ち続けてくださった素晴らしい方々❗️





青年たち❗️













平石さんもアピールです。

*平石さん

私は全港湾労働者として働き、組合の活動をしていました。朝鮮学校に通わせている親の話には心が痛みます。このようなことをいまだに言わせているのです。戦後70年、変わっていません。


安倍さん、自民の皆さん、そして維新のみなさん、まだまだ続ける気ですか?いい加減にしてください。北大阪朝鮮学校は50年以上になり、校舎が老朽化しています。

日本の学校ではそんなことしなくていい、私はこんなことを恥じだと思っています。私は朝鮮学校の納涼祭に行ってきました。焼肉を食べたりして交流してきました。7月22日にも納涼祭があります。理屈ではなく、実際に行って交流すればいいのではないでしょうか。


安倍政治について、ひどいものだと思います。韓国に対し3品目の輸出規制をするという。徴用工問題に対応しないからというのです。先日の話し合いもひどいものでした。こんなことをしていると日本の政治はダメになると思います。






李英一さんご夫妻❗️








































































オモニ会合同のアピールとシュプレヒコールと合唱「声よ集まれ 歌となれ」


*オモニ

私は、朝鮮学校に子どもを通わせる保護者です。現在「高校授業料無償化」から唯一、朝鮮学校の子ども達だけが除外されています。それをうけて大阪府は長年支給されてきた助成金を2011年度からすべて停止しました。


ではなぜ支給されていたのか?それは大阪府が外国人の子ども達にも学ぶ権利は保障されるべきというまっとうな意識をもっていたからだと思います。子ども達の学ぶ権利は国籍や、民族に関係なく保障されるべきだと思います。


よく在日外国人が保障をもらいすぎていると言う人を見かけますが外国人に納税の義務があることを知らないようです。私もしっかり税金払っています。知らないことが差別をうむとはこういうことだと思います。


大阪府は、朝鮮学校に対する助成金を速やかに復活・再開してください。


ご通行中のみなさん、行政が子どもを差別している事を知って頂き、国籍に関係なく平等な町になるようご協力をおねがいいたします。

オモニ達の歌とシュプレヒコール






愛のキャンディです。









明石の吉田さんがまた来てくださいました。




































鄭青年もアピールします。

*若者

青年同盟のチョンです。無償化は高校時代に可決されました。大学に進学したあと、適用除外になると聞きました。補助金の不支給も知りました。


朝鮮学校にいくことがそんなに悪いことなのか、朝鮮人として生きていくことがそんなにわるいことなのか、新自由主義が強まり、自己責任がはびこっています。


沢山の同胞、日本人の人がなみだを流して闘ってきました。4・24が示している。どれだけ弾圧されようが、差別されようが闘いを止めません。今、納涼祭が行われています。同胞達の温かい気持ちと屈強な気持ち、心を知っていただきたいです。









朴さんもアピールします。

*アボジ


生野区コリアタウンの近くの第4初級で民族教育を守ろうと活動しています。

第4は冷房がありません。昨年の猛暑では大変でした。近くの、御幸森小学校は3年前に設置されました。

ハラボジ、ハルモニは通学の子ども達の見守りを毎日してくれています。朝鮮学校の子ども達だけでなく、御幸森小学校の子どもたちにも声をかけています。“アンニョンハセヨ、おはようございます”と。小学校の先生もアンニョンハセヨと声をかけてくれます。

地域では同じ住民なので、日本人であろうと何人であろうと、子ども達が事故なく安全に登校できるようにと思っています。地域では自然に出来る事が国や大阪府の行政になるとなぜできないんでしょう。それを抑える何か力が働いているのでしょうか。

住民の助け合っていこうと言う感情を上からおさえる、悲しいと思うし、憤りを感じます。


オリンピック、万博、ラグビー大会があります。その人たちに臭いものにふたをして、いいとこだけ見せるつもりでしょうがみんなは見ています。


朝鮮学校の問題は根本問題を解消することにつながります。行政として考えないといけないと思います。議員の皆さん、踏ん張ってください。踏ん張らないといけないと思います。























李さんもアピールします。

*アボジ

私の家内は日本の学校を卒業しました。私は日本の学校から朝鮮学校に転向しました。両方を経験しました。

一つ言えることは、質、レベルにおいてまったく差はありません。

私達の子ども達は友好の懸け橋になる子たちです。教育問題を政治問題にしているのは、議会だと思います。次の時代を見据えて、現実を見据えて、解決をおねがいします。








大村さんが繋ぎます。

*大村さん

徴用工問題は、私達が歴史を学んでいないと言う問題です。

歴史問題と言えば「慰安婦」問題があります。キルウォノクハルモニもキンボクトンハルモニも朝鮮学校の子ども達のことを心配され支援してこられました。歴史をきっちり正しく考えないといけないと思います。






















最後の歌は「勝利のその日まで」❗️

















いつものように駐輪場での申し送りです。















府庁内ロビーの報告です。









パンさんもアピールします。










今日は若いオンマたちがお花畑のような華やかな雰囲気を作って元気をくださいました。













来週も頑張りましょう❗️

コメント
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