*中秋節の日に1編の詩をハングルで書きました。拙い訳詩ですがよろしければ読んで下さいね。
「十五夜の日に」
皓皓と 明るい月が
中空にかかった仲秋節
とびきり美しい
満月が撮りたくて
カメラのファインダーを覗いたら
懐かしい兄さんの顔が浮かび
お盆のような満月が歪んでしまった
旧盆には必ずまた訪ねると
約束したのはいつの事だったろう
愚かな妹は今年も異国で
空ばかり見ている
西帰浦の海が見える共同墓地
両親のお墓参りに初めて行った日
兄弟が集まったことが嬉しいと
ニコニコしながら泣いていた兄さん
お墓の雑草刈りは終えただろうか
果物やソンピョンも供えただろうか
今年も一人ぼっちでお酒飲みながら
十五夜お月様眺めているのだろうか
2時間もあれば行ける故郷の地
いまだ月の国ぐらい遠いけれど
皓皓と月が輝く 仲秋節の日は
恋しい兄さんに 会える日なのです
2013年9月19日
*ソンピョン―松餅