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ととろサンのひとりごと

【観たり聴いたり旅したり】からこちらへ。旅やアメリカでの話、趣味のことなどなど・・・自分の覚書を兼ねて。

ととろさん、退院する・・・そして[クオリティ・オブ・ライフ]その4

2008-09-20 12:03:58 | C型肝炎治療記

25日に手術。2日ほど8度くらいの熱、術後の流動食が美味しかった。[人参のスープ][重湯][鶏のスープ][葛湯」[ゼリー]娘が味見して[みんな、ちゃんとちゃんと作ってあるね」と感心していた。熱っぽいからだろう、気持ちよく喉を通っていく。

痛みは脇の辺りから針を肝臓まで差し込んだので、その小さな傷があったが、今ではもうわからなくなった。2週間くらいは微熱が続くでしょうといわれていたとおり、7度台の熱がでていたが、今はもうすっかり平常の体温に戻り、右側を下にして寝たときの軽い痛み(針を刺したほうの)も消えてしまった。傷口は勿論見当たらなくなった。

田中ドクターが「開腹も抗癌剤もなしに終わりましたよ」って笑って仰った。「横浜やアメリカにいける時間を作りましたからね。体力が戻ったら出かけていいですよ」「肝癌に関してはこれからも、僕が診ていきましょう。日ごろのケアは、今までの病院でいいですよ」

 退院して最初の診察。エコーで「あ、大丈夫ですね」。

血液検査の結果、驚くことに[肝機能数値]が正常値に近くなっていた。長年の検査で初めてのことである。腫瘍マーカーもぐ~~んと下がっていた。といってもどちらもC型ウイルスが存在する限り、正常になる事はないのだが。他のカリウム値も黄疸の値も正常になり、23ミリの腫瘍がいかに私の肝臓に”悪さ”をしていたか?癌が芽生えて少しずつ大きく育つ間に、そういう作用をもたらしたのであろう。

今まで週に二回通院して打ち続けていた[強力ミノファーゲン]の注射も暫くストップしてよいとのこと(この注射は肝機能GOPなどが60以上の場合に適用される)ちなみに肝臓機能の数値GOP・GOTは40までが正常値である。

知人がメールをくれた。>先日の新聞で、体にメスを入れずにがん細胞を破壊する「炭素線治療
の事が書いてありました。「九州先端医療がんセンター」が佐賀県鳥栖市に出来るんだそうです。いずれにしても、健康診断はちゃんと受けるべきですね。と。

ラジオ波熱焼灼法】は肝臓内だと30ミリ以内の場合に使用することが出来るそうだ。それに他の病気もなかったし。何よりも30ミリ以内に発見できたことがラッキイだった、今回は、「癌になったら余命に任せて~」という私の半ば悲壮な気持ちを、思いっきり覆す結果となった。決してあきらめてはいけない。早ければ、こんな患者に負担のかからぬ治療法もあるのだから。

癌は早期発見、即叩き潰す】のが大事。また、医学は日進月歩、癌もいたずらに恐れる勿れ!の時代が来ているのかもしれない。

クオリティ・オブライフ】患者でありながら、元気に明るく過ごす生活。それを大事にしながら、これからの日々を歩いていこうと心から思いました。家族の絆もより深くなったように思えるし。

退院したら、あちこちが花束などが届いて、ととろサンは花に囲まれながら、良い医者とのめぐり合いを作ってくれたHさんに、毎日通って来てくれた夫サンに娘たちに、案じてくれた友人たち(ネット仲間も含めて)心から有難うといいたい気持ちでいっぱいです。もし、これを読んでくださったあなたの周りにC型肝炎の方がいらっしゃったら、【癌早期発見】すれば、こういう治療法もあるのだと教えてあげてください。身をもって体験したととろサンからの情報です。

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