前回の日本一周の旅で、宗谷岬から枝幸町に向かう間、ずっと強風の向かい風にさらされました。
その時思ったのが、前傾姿勢を取れるPハンドルなら、もっと楽に走れるかも・・・
大阪に帰って、インターネットで「ブロンプトン Ｐハンドル」で検索してみました。
すると、2019年にＰハンドルモデルは、生産中止になっていたようです。
でも、僕がBROMPTONを買ったLOROさんのブログにミニＰハンドルを入荷しましたという記事がありました。
会社の帰りにLOROさんに電話をすると、在庫があるそうです。
僕の年式のBROMPTONは、ブレーキワイヤーなどはノーマルのものを使えるということなので、バーテープと合わせて購入しました。
合計で16,000円ほど
通勤用自転車が買える値段です（汗）
BROMPTONだと高く感じないのが不思議です。
それと、長男がボーナスが出てお小遣いをくれたので、懐が温かいこともあります。
良い息子です。ありがとう。
さっそくハンドルバーの交換をしました。
ワイヤーの取り回しなどを記録するために、Mハンドルの状態で写真を1枚。
長い間お世話になったMハンドル、ありがとう。
ハンドルを外すと、首が無くなったみたいに見えます。
自転車の顔はハンドルだったのですね。
外したMハンドルと今回購入したPハンドルです。
高さも幅も、ほとんど一緒ぐらいです。
試しに重さを計ってみると、
Mハンドルは257g。
Ｐハンドルは
389gもあります。
100ｇ以上重たくなってしまいます。
知恵の輪のようにＰハンドルを回転させながら組付け、スペーサを入れようとしたら、なかなか入りません。
でも、マイナスドライバーでこじひろげると、すんなりＰハンドルを組み付けることができました。
ブレーキレバーやシフトレバーを取り付けて完成。
まだバーテープは巻いていませんが、試しに走ってみました。
上ハンドルはＭハンドルのときとほとんど変わらないポジションで乗れます。
下ハンドルを持つと、坂道を楽に上ることができました。
次回の日本一周の旅で、最大の難関の知床峠も、越えることができそうです。
折りたたんだ時はこんな感じです。
Ｍハンドルの折りたたみ時はこんな感じ。
少し横幅が広くなってしまったみたいです。
まあ、仕方がないですね。
バーテープを巻いて、BROMPTONのＰハンドル化完成です。
次の日本一周の旅が楽しみです。
窓の外を見ると、今日も天気は良さそうです。
日本一周の旅、4日目です。
4月に異動になった部署は、土祝日は交代で出勤しないといけないのですが、
代休をうまく組み合わせると、5連休を取ることができます。
僕にとってはいい職場です。
でも、二日目の向かい風の影響か、体が重いです。
老体に鞭打って、走り始めました。
宿から出るとすぐに、大きなカニの爪がありました。
紋別のシンボルなのかな？
今日も国道238号線を網走に向かって走ります。
和稚内を出発してから4日目、ずーと国道238号線です。
綺麗な花が咲いているなぁと思ったら、ラベンダー畑でした。
紫の絨毯のようなラベンダーに、心が洗われます。
道端の温度計は、16℃を示しています。
サイクリングジャージ一枚だと肌寒いし、ウインドブレーカーを羽織ると暑いし、
微妙な温度です。
でも、熱中症の心配がないので、安心して走ることができます。
今頃大阪は、暑いでしょうね。
左手にサロマ湖が見えてきました。
対岸はかすんで見えません。
結構大きな湖なのですね。
計呂地では、国道脇の公園に蒸気機関車が停まっていました。
近くでみると、迫力があります。
機関車の前についているのはラッセルかな？
さすが雪の北海道です。
「道の駅サロマ湖」でお腹が空いてきたので、ホタテカレーを食べました。
北海道で食べるホタテ貝は美味しいです。
佐呂間大橋の欄干には、カモメ？が綺麗に並んでとまっていました。
何をしているのでしょうか？
国道沿いの雑貨店に目をやると、面白いバイクが停まっていました。
三輪のスーパーカブです。
こんなのがあるのですね。
雪道も走れるのかな？
今度はカーリング場を見つけました。
見学できるので入ってみると、
平昌オリンピックではテレビでカーリングを見ていましたが、
実際にカーリング場を見るのは初めてです。
結構広いのでびっくりしました。
あんなに離れているのに、正確にストーンに当てるなんて、すごいですね。
オホーツクサイクリングロードの看板を見つけました。
国道はトラックやダンプがよく通って怖いので、サイクリングロードを走ることにしました。
オホーツクサイクリングロードは、今日の目的地、網走まで続いています。
さすがは北海道のサイクリングロード、真っすぐです。
サイクリングロードをしばらく走ると、また機関車が現れました。
この機関車は、運転席に登ることができました。
運転席からのBROMPTON。
死角だらけですね。
運転するのが怖そうです。
「日本一サンゴ草群落地」がありました。
今は緑の草原ですが、秋になると真っ赤になるそうです。
違う季節にも来たいものです。
気が付くと、右手に湖が見えてきました。
網走湖です。
今日の目的地までもう少し。
足は疲れていますが、まだ余裕があります。
オホーツクサイクリングロードの終点、大曲に到着しました。
網走刑務所の看板があったので寄り道してみると、博物館ではなく本物の刑務所でした（汗！）
初日に雨の中を車で駅まで送ってくれた長男に「北海道のお土産はなにがいい？」とLINEしたら、
「ラーメン」と返ってきました。
「何味？」と聞くと、「味噌か醤油」と返事がきました。
その後、何もしていない長女から「塩ラーメン」というLINEが・・・
なので、今回のお土産はラーメンです。
他にも定番の白い恋人なども買ったので、帰りの荷物はいっぱいになってしまいました。
日本一周の旅を続けられるのも、家族の理解があるからです。
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92日目 |
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走行距離 |
115.0km |
（GPS計測） |
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総走行距離 |
8,786.1km |
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出発時間 |
5：50 |
紋別市 |
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到着時間 |
15：43 |
網走市 |
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走行時間 |
9時間53分 |
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平均速度 |
11.6km/h |
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宿の窓から外を見ると、天気はまあまあ、風は弱そうです。
今日も国道238号線を走ります。
濃霧注意報が出ていて、視界は数十メートルというところでしょうか。
でも、今日は風も弱くて、走りやすいです。
荷物を満載したサイクリング車とすれ違いました。
僕以外にも、北海道を走っている人がいるのですね。
道中の安全を願いながら、会釈をかわしました。
ふと路面を見ると、さすが北海道。
ホタテ貝の殻が落ちていました。
昨日とはうって変わって、順調に走ることができました。
昼前には50kmほど走って、「道の駅おうむ」でお昼ご飯を食べました。
「ダッタンそば冷やしコロッケ付き」です。
冷たいそばが火照った体を冷やし、ホタテの入ったコロッケが美味です。
「道の駅おこっぺ」には、列車の車両が停まっていました。
この車両はなんと、ホテルになっていて泊まれるそうです。
道の駅の建物の中には、平昌オリンピックで銅メダルをとった、カーリング女子のパネルがありました。
あの時の感動がよみがえります。
国道238号線を走っていくと、可愛い建物が見えました。
何だろうとよく見ると、アイスクリーム屋さんです。
疲れた体には甘い物！
ということで、ソフトクリームを買いました。
まったりとした牛乳の風味、美味しいソフトクリームでした。
流氷岬という看板があったので、BROMPTONと一緒に写真に収めようとしたら、
スタンドの調子がおかしいです。
なぜだろうと見たら、ボルトが折れていました。
仕方がないので後輪を畳んで写真を撮りました。
紋別市街に入るとホームセンターがあったので、3×20mmのボルトを買いました。
折れた部分がここです。
折れたボルトを抜き取って、ホームセンターで買ったボルトに交換しました。
これで、ちゃんとスタンドが使えるようになりました。
紋別に到着したので、オホーツクタワーを見学することにしました。
タワーまでは、防波堤を515ｍも歩かないといけません。
オホーツクタワーは、防波堤から突き出た建物です。
上に登ると展望台になっていて、流氷砕氷船のガリンコ号が停泊しているのが見えました。
流氷の季節に紋別に来て、あの船に乗ってみたいものです。
嫁さんを誘ってみようかな。
下に降りると、海中を見ることができます。
残念ながら海が濁っていて、窓にへばりつくヒトデやナマコしか見ることができませんでした。
でも、室内の水槽には、僕の好敵手の石鯛が泳いでいました。
戻りは電動バスが迎えに来てくれたので、楽にBROMPTONのところに戻ることができました。
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91日目 |
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走行距離 |
109.2km |
（GPS計測） |
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総走行距離 |
8,671.1km |
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出発時間 |
7：20 |
枝幸町 |
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到着時間 |
16：25 |
紋別市 |
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走行時間 |
9時間5分 |
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平均速度 |
12.0m/h |
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宿の窓から外を見ると、今日も天気は良さそうです。
でも、風が強い。
ビュービューと吹いています。
BROMPTONを停めている宿のガレージには、壁一面に記念サインが書かれていました。
僕も一筆。
僕のサインはどこにあるでしょうか？
今日も国道238号線を走ります。
向かい風が強くて、5速は使えません。
4速でも進まなくて、3速まで落とす始末です。
宿の女将さんが浜頓別まで峠が二つあるよと言っていた、一つ目の峠が見えてきました。
向かい風より峠の方がましです。
峠は越えたら下り坂が待っていますが、
向かい風はひたすらペダルが重たいだけです。
海岸で釣り人が並んで竿を振っていました。
何が釣れるのでしょうか？
熊出没注意の看板があがっています。
熊に出会うことはありませんでしたが、エゾシカと出会えました。
動きが素早くて、写真に収めることができませんでしたが。
BROMPTONと同じ2輪ということでしょうか。
追い越していくバイクがサインを送ってくれます。
なんか、嬉しいですね。
元気づけられます。
国道わきの風力発電の風車が、僕の進む方向を向いて、ぐるんぐるん回っています。
ペダルを漕ぐのをやめると、BROMPTONがすぐに失速してしまいます。
平地なのに、坂道を延々と上り続けているような疲労感です。
国道238号線からそれて、エサヌカ線に進路を取りました。
エサヌカ線は遮るもののない草原の中の道で、向かい風が一層強くなりました。
3速どころか、2速に落としてペダルを漕ぎます。
突風のような風が吹いたときは、1速に落とすこともありました。
まるで激坂を上っているようです。
腕を曲げて前傾にすると少しは風の抵抗が弱まるのですが、体勢的にしんどいです。
BROMPTONのＰハンドルなら、楽に前傾の姿勢を取れて、少しは楽に走れるのにと思います。
この辺りはよっぽど風が強いのか、木が斜めに生えています。
ようやくエサヌカ線を走り抜け、国道238号線に合流しました。
砂金採掘公園の看板がありました。
一攫千金に挑戦したいところですが、11kmも寄り道する元気がありません。
ようやく、今日の目的地の枝幸町に入りました。
向かい風に抗う僕を道端からキタキツネが応援してくれています。
またもや、北緯45度のモニュメントが現れました。
前回の旅では、西側を通過しました。
今回は東側の北半球のど真ん中を通過です。
北半球の上半分から、下半分に戻ってきました。
今日は90キロほどしか走っていませんが、
延々と90キロの坂を上り続けたような一日です。
ヘロヘロになって宿にたどり着きました。
枝幸の温泉に浸かって疲れを取って、明日に備えなければ。
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90日目 |
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走行距離 |
90.9km |
（GPS計測） |
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総走行距離 |
8,561.9km |
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出発時間 |
7：25 |
宗谷岬 |
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到着時間 |
16：20 |
枝幸町 |
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走行時間 |
8時間55分 |
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平均速度 |
10.2km/h |
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始発の電車に乗って関西空港に向かおうとしたら、土砂降りの雨でした。
輪行するのにBROMPTONが濡れると嫌だなあと思っていたら、
長男が駅まで車で送ってくれると言います。
朝早いのに、優しい息子に感謝です。
雨に濡れずに関西空港に着いて、新千歳空港まで、
新千歳空港から稚内空港へと飛行機を乗り継ぎました。
コロナ感染症の影響か、飛行機はガラガラです。
新千歳から稚内空港に向かう飛行機は、10人ぐらいしか乗っていません。
飛行機会社の経営が成り立つのか、不安になります。
大阪とは打って変わって、北海道はいい天気でした。
飛行機の窓から、前回の旅では見れなかった利尻富士が、綺麗に見えました。
稚内空港に到着して、BROMPTONを組み立ててタイヤに空気を入れて、
いよいよ日本最北端に向かう日本一周の旅の始まりです。
稚内空港を出発してすぐに、利尻富士が見えました。
できれば、海からそそり立つ利尻富士を見たかったのですが・・・
空港を出てすぐに、国道238号線を走ります。
宗谷岬までは20kmです。
途中に、間宮林蔵が樺太に渡った記念碑がありました。
稚内空港から、一時間ちょっとで日本最北端の宗谷岬に到着しました。
最北端のモニュメントの前には、記念写真を撮る人が列を作っていました。
僕もその列に並んで、写真を撮りました。
「日本最北端の地」に到着です。
これで、13個目の端っこを踏破しました。
残る端っこはあと3つ。
記念に、お土産物屋さんで「日本最北端到着証明書」を買いました。
大阪を出発して10年と4か月。
よくぞここまで走って来れたものです。
日本最北端の神社、宗谷岬神社にお参りして、
無事に走って来れたことを感謝しました。
今日は宗谷岬に宿を取っています。
時間に余裕があったので、「世界平和の鐘」や「子育て平和の鐘」などがある宗谷岬公園を散策しました。
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89日目 |
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走行距離 |
26.8km |
（GPS計測） |
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総走行距離 |
8,471.0km |
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出発時間 |
12：10 |
稚内空港 |
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到着時間 |
16：00 |
宗谷岬 |
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走行時間 |
3時間50分 |
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平均速度 |
7.0km/h |
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