釣友のS氏とK君の三人で福井県の小浜へ筏釣りに行きました。
小浜の筏に乗るのは10年ぶりです。
小浜の筏はこの時期、数釣りが楽しめるということです。
釣友のK君が、最近チヌを釣れていないので、今回は確実に釣れている釣り場を選びました。
本当は10月の最終週に行く予定だったのですが、台風で行けずじまいで、2週遅れての釣りになります。
意気揚々と筏に乗ったのですが、海は水潮が出ているのか、白っぽく濁っていました。
取りあえずダンゴを握って落とすと、わずか3・4メートルの深さです。
2.3度ダンゴを落とすと、ごそごそと餌のオキアミに何かがさわりました。
思い切って合わせてみると、なんとガザミが上がってきました。
筏釣りを何年もやっていますが、ガザミを釣ったのは初めてです。
足に掛かっている針を外そうとするのですが、ハサミを振りかざすので、糸を切ってクーラーボックスに入ってもらいました。
その後は全くアタリがありません。
餌もそのまま戻ってくる状態です。
他の二人も同じ状況で、数釣りができるという話とえらい違いです。
お昼前にS氏がアケミ貝を落とし込んで、24cmのチヌを釣り上げました。
小さなチヌですが、ここではレギュラーサイズです。
時合かな、と思ったのですが、後が全く続きません。
少し昼寝をしても状況は変わらず。
今年は全然駄目だと嫌気をさしながらも穂先に集中していると、2時半ごろ、待望のアタリがあって、25センチのチヌを釣りました。
しかし、納竿時間の4時半まで頑張ったのですが、釣れたのはその1匹だけ、S氏も1匹だけ、K君はまたもやチヌが釣れませんでした。
他の筏では、17匹も釣っていた人がいました。
いったい何が違うのでしょうか。
1匹と17匹の差は17倍、0匹と1匹の差は無限大。
4年間、チヌが0匹のK君は、相当ショックの様でした。