いつも和歌山の筏釣りに行ったら、新しい筏が増えていました。
船頭にあの筏は釣れているの?と聞いたら、
まだ誰も乗っていないから処女やで、
と卑猥な返事が返ってきました。
実績のある筏に乗るか迷ったのですが、
こんなことはめったにないので、
処女に乗せてもらうことにしました。
筏に乗ると、床板もトイレもピカピカです。
ダンゴで汚すのがしのびないです。
と言いながらも釣りを始めると、数投目に真鯛が掛かりました。
でも、手のひらサイズ。
処女筏の初めての獲物ですが、リリースしました。
幸先よく魚が釣れたので期待したのですが、
しかし、陸の上は桜の咲く季節になっていますが、海の中はまだ真冬。
最初にチャリコが釣れたっきり、エサが残ってくる状態です。
戻ってくるエサも冷たいです。
今日は昼から風が強くなる予報なので、午前中にチヌを釣って、早上がりしたいのですが・・・
何度もダンゴを打ち返して、10時前。
おしっこをしたくなったので、ダンゴが着底してから糸を2ヒロ引き出し、
ハワセ状態にして用を足しました。
トイレから戻って竿を持つと、何やら気配がします。
竿を握ってじっと待っていると、穂先がぐっと抑え込まれました。
思いっきりアワセを入れると、腕が肩の位置で止まりました。
一瞬根掛かりかと思ったのですが、生き物の気配がします。
何度か糸を引き出されながらも魚を浮かせて来ると、
玉網に入れるのに苦労するほどのサイズです。
玉枠からはみ出すこのチヌは、間違いなく年無し(50cm以上のチヌ)でしょう!
処女筏の初チヌは、チヌ師の憧れの年無しです。
自作スカリ3号も初めて入れてもらったチヌが超ビックサイズなので、喜んでいます。
その後はだんだん風が強くなって、2時過ぎに納竿としました。
陸に戻って船頭に計ってもらうと、体長54センチ。
自己記録更新です。