あけぼの

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タクシー運ちゃんと怒鳴り合い:パラマリボ

2016-01-18 15:52:55 | 旅行記、多文化教育、国際

   1.路上で会った親子 2.オランダ植民地時代の建物 3.右側の人が素敵な受付、Anwarさん スリナムの首都、パラマリボの国内空港。外に待って居たタクシーでホテルへ。メーター計は無い。市内まで一律料金か、と尋ねても曖昧な答えばかり。予約していたホテルの前でUSD50ドルを要求、「そんな高額取るならなぜ早く言わないの!」と怒鳴り返したが、降りて両替屋へ。その間彼は駐車違反で警官の尋問を受けていた。車に戻ると彼は、「市内の駐車違反は逮捕だ!負けるから早く払え!」と怒鳴り、焦って筆者のSRD(スリナムドル)50紙幣をむしり取り走り去った。価値は米ドルの1/4だ。欲こいたが警察が余程怖かったようだ。途上国ではタクシーが一番の問題源だ。ブッキング・コムで予約していたTホテルの受付は我が人生で会った最高に愉快な(?)ご面相の女性。お客がレセプションに立つたびいや~なお顔になる。古風だが天井が高く豪華な部屋をくれた。が、この女性の不愉快なお顔は沢山、と1泊でサヨナラした。なお、この女性、ブッキング・コムに我々は「No Show」と報告、ブッキング・コムから違約金の請求が来た。元々クレジットカードの使用を拒否しておき、不使用者は証拠が残らないので上納を免れようとしたのだろう。我々の嫌疑はじきに晴れた。翌日歩いてホテル探し、豪華な4星ホテルでAnwarさんという素敵なレセプショニストから大型値引きを得、この後は快適なスリナム滞在となった。(彩の渦輪)


パラマリボ良いトコ一度はおいで!:「有難う!おじさんの靴修理は匠の技!」

2016-01-16 13:54:15 | 旅行記、多文化教育、国際

 有難う!おじさんの靴修理は匠の技!

 路上での靴修理を見なくなって久しい。アメリカや日本で、街中で見かけたのは半世紀も前だろう。が、ここ、スリナムの首都、パラマリボにはそこここに。前訪問国ガイアナで、ぬかるんだ山道を歩き先端がはがれた筆者愛用の旅行靴 GT Hawkins Traveller が躓き易く危険な状態に。ホテル近くの交差点に外出の都度眼が合うおじさんがいて、靴を見せたら一針一針心を込め立派に再生してくれた。25 SRD(スリナムドル=$6強)にチップを5ドルあげたらハグして来た。匠技で靴を再生してもらった筆者も感激、一緒に写真を撮った。彼がくれたメルアドに写真が届き、英文のお礼状が来た!以下だ:

”Morning Mrs and Mr X. Thank you for the pictures, after a while, though. What are you doing in Japan?  Thank you again, and it is a pleasure for me to know you both. The best wishes for 2016, and I hope we could meet again.  I like these photos. Thank you again! Vincent. (彩の渦輪)


化石の研究と教授職を楽しむUC の若き助教授、卓哉さん

2016-01-13 13:16:34 | 旅行記、多文化教育、国際

帰国前日、懐かしのUC キャンパスへ。UC Magazineの記事によると、国際共同研究だが、小西助教授は北海道の小さな町、ムカワというところで発見された7200万年前の化石「モササウルス」を新種として発表したという。筆者の息子の名前が琢哉、分野は異なるが彼も研究者なので親しみを感じてメールした。通い慣れた道から行かず、迷い、お待たせしたのは余分だったが、立派なオフィスで短時間面談頂けた。論文がLondonのNatural History Museum出版の専門誌に紹介され、多くの新聞記事にもなった小西さんは若いお兄さんという感じだが37歳、既にPh.D.保持者で2児の父、Palaeontology(古生物学)が専門だ。カナダに留学、学位を取り研究を続けつつ15年住み、昨年UCの教育・教授職に応募、40人中トップで選ばれた。UC Magazineはグローバルに配布される記事ゆえ、ロシア、イギリス、ドイツ、フランス、インドネシア等、多くの国から反響があったと言う。氷河期、2万年前まで生きていたサーベル・タイガーというネコ科の化石と一緒に写真に納まって頂いた。絶滅動物も取り入れつつ解剖学を教える小西助教授は、「例えばこのサーベル・タイガーとサメの歯を比較させ、共通点と相違点を手にとって確認させる。証拠がものをいう科学を教える立場にあり、本物を見せることはとても重要」と「本物の力」について多くを語った。本物を見せられる幸せと、好きなこと-若い学生相手の授業と研究-をやって生きる幸せを自覚している前途有望な研究者・教育者との楽しいひと時だった。続きはDawn fuller(UC:Associate Public Information Officer)の記事でご紹介しよう。

International research partnership discovers rare mosasaur fossil, the first ancient marine reptile of its kind to be found in Japan.

International research partnership yields discovery of a new fossil species. The discovery also reveals the unique binocular vision of the first ancient marine reptile of its kind to be found in Japan. もっと読みたいお方はこれをクリックしてください。

http://magazine.uc.edu/editors_picks/recent_features/mosasaur.html  (彩の渦輪)


12日遅れの年賀状です

2016-01-12 15:54:21 | 旅行記、多文化教育、国際

慶春  地球徘徊夫婦が皆さまのご多幸をお祈り致します。 

              2016年鏡開きの日  

(12月1日から1月9日まで北、南米に出かけお年賀遅れました)     

 彩の渦輪:北米経由、南米のギアナ2国に出かけ、新年もシンシナティだった。入院手術後2週間目の女と、脳梗塞もどきで脳チェック2日後の男が、殆んど情報の無い国ガイアナと、多文化共生のモデル国、スリナムをフラフラ千鳥足。無事の帰還を玉杯で乾杯した 自悠人:北極圏のアイスランドをレンタカー探訪、世界一の温泉に浸かったが、監視カメラが捉えたスピード違反の罰金が日本まで追っかけてきた。12月、アメリカで頭にガンと衝撃一発、倒れ救急病院へ。脳のCT結果は異状無しだった!本年7回目の申歳を迎える記念に府中美術館で9月、油絵の個展を企画している

               *******

おめでとう。不思議な言葉、お芽出とう。春のページの開く音そこに!

難問を抱える日本ですが、今年こそ春のページを開きたいですね。(彩の渦輪)


Cincinnatiに後ろ髪:酢牡蠣やParty Grillでお正月も招き招かれ

2016-01-10 12:35:32 | 旅行記、多文化教育、国際

  写真1,2 Pappadeaux内部と酢牡蠣 3.4 Susan&Paul家のGrill Dinner

 年が明けてもCincinnatiはまだクリスマス飾りが残り休日気分、レストランも大繁盛だ。クリスマス・イブの日にご招待にあずかった富男・千佳子ご夫妻を今度はお返しにケイジャン(Cajun)料理レストランPappadeaux Seafood Kitchenに招待した。広い店内で愛想のいい掛け声とサーヴィスに浮き浮きと食べている人たち。テーブルのお隣同志も和気藹々だ。何年振りに酢牡蠣を食べた。セントルイスで新鮮な酢牡蠣をたらふく食べて以来だ。ついて来たのは刻み香辛野草が入たつけ酢、日本風の味でこれも美味、名前もポン酢だった。生だから腸の悪い筆者は恐る恐る食べたが超美味で胃腸もOK。チーズを乗せピツァ風に焼いた牡蠣も舌がとろけた。この店は米国南部ルイジアナ州の料理ケイジャンで有名、日本人駐在員夫人たちも来ていた。

 翌日は20年住んだ元の住居のお隣さん、いまや26年来の友人、Susan&Paulからのご招待。彼らの友人一家と同席で7人のパーティー、これまた大ご馳走だった 。スイス製、8人用、 Raclette Party Grillという2段の鉄板焼き器で好きなものを焼いて食べるのだ。料理上手なSusan が味付けした牛肉やエビなどを上の段で焼く。下の段が特別だ。1人用のピツァ容器にやはり良い味付けで準備された椎茸や茹でサツマイモ、じゃがいも、ピーマンEtc. 自分の好みで選び、その上にRacletteというスイスチーズを載せ、焼くのだ。1人用だからすぐ焼ける。8人用の焼き器だ。好みの材料を選び良質のとろけるチーズを乗せ、焼けたらアツアツを何度でも食べる。目の前だから食べ頃に手が出せる。楽しいお正月Partyだった。このRaclette Party Grillというのを日本で探してみたいとメモしてきた。主婦の準備は材料の下味付けだけ、お客が楽しみながら好きなものを食べてくれるのでホスト・ホステスも客もHappyなDinner が出来る。クリスマスの飾り(Ornaments)は一家の歴史、Sweet Memoryだ。Susanや子供たち、Jodi、Neil、 Drewが子供の頃作った手芸作品が全部毎年飾られるのだ。Paulはこのツリーを我々が機上の人となる日に収納するだろう。12月始めから40日も北、南米で過ごした年米年始、アメリカだけでも25組の人たちに会ったが、2、3回あった人もある。出会いは宝、体験こそ財産なり。(彩の渦輪)下の写真はシャトーのような富男さん・千佳子さんの家