あけぼの

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五目おこわ:鳥取県郷土料理

2012-02-26 09:37:15 | アート・文化

Feb_003 五目おこわ(or 大山おこわ)

たまには趣向を変え、来客時よく作って好評の五目おこわをご紹介します。

結婚直前(何年前?)米子市で料理教室に行ってこれだけ習っておいたんです。ウン十年、何と役にたってくれたことか!アメリカに居た20年間にも、何人に食べさせてあげたことか!古びた蒸し器も友人にあげてきたが、さて使ってくれているかな?

材料

もち米:5カップ、鶏肉:200グラム、ごぼう:100グラム、人参:40グラム、茸類(松茸シイタケEtc.):5個ぐらい、栗2カップ(季節によっては甘露煮もやむを得ないが甘すぎるかな)、いんげんまたは銀なん:彩りなので適当に。

煮出し汁:135CC、醤油:65cc、砂糖:大匙1~1.5

作り方

1.もち米は一晩水につけてザルにあげておく。2.牛蒡はささがきにして水につけあくを抜いておく。3.人参はささがき、鶏肉は小さく切っておく。4.栗は皮をむいて塩水につけておく。5.鍋に調味料を煮立てて、鶏肉、ごぼう、人参、茸(シイタケEtc.)を入れ、さっと煮て具を取り出し、もち米とあわせて蒸す。6.煮汁はうすめて2~3回打ち水する(手に米がついてこない頃、すなわち15分ぐらい経った頃始める)。7.色良く茹でたいんげんを斜めに小さく切り、ちらす。

お試しあれ! 美味しくて、作る手間も気にならなくなりますよ!(彩の渦輪)


30年の愛も褪めた!ホテル連続逃げ出しの記~インド

2012-02-24 10:17:53 | アート・文化

A_130 Aya-no-Uzuwa with Snow-covered K2

インドが好きだった! 筆者の地球千鳥足事始めがインド、若かりし日エジプトエアーを使ってボンベイ(現ムンバイ)に降り立ったが、飛行機は荷物をエジプトまで持って行ってしまい、筆者は下着1枚入った小バッグだけで12日間インド一人旅をした。だが自分の魂にズシンと響く人々の生き様や悠久の時が流れるこの国に魅せられた。筆者の脳裡には汚いガンジスの水で口を漱ぐ人々の光景が「幸福とは何か」の問いと共に常に存在し、愛と郷愁を胸に過去4回訪問、今回は5度目だった。印パ紛争が続き延期していた北部カシミール地方へ、ムンバイの旅行社で飛行機の切符とホテルを手配し、州都シュリナガールに向かった。空港の荷物検査は大変厳しく入出州時とも4回もチェックがあり幸先は悪かったが、まさか2回もホテルを逃げ出すことになろうとは!

「明日ダール湖を掃除します!」カシミール地方はインドでも一際風光明媚な地として知られる。カラコルム山脈を望む雄大な風景、バハルガムは溜め息止まらぬ別天地、ここでの乗馬はかけがえのない体験だ。ダール湖もかつては澄明で観光客を惹きつけたことだろう。今回はこの湖のハウスボート(以下H)宿泊が目玉だった。赤い布を敷き詰めた一見豪華な小舟で無数にあるどのHにもすぐ行ける。湖は想像していた美しさとは程遠く、汚水を好む水草が浮かんでいた。がっかりするには早かった。予約のカイバーではノッポの紳士が迎え入れ、美味しいカシミール茶を淹れてくれたが客は我々だけ、夜は停電で風呂も使えずお湯はチョロチョロ、聞けば政府が電力を供給しないと言うが他のHは明るかった。不便も時には厭わない筆者だが、情けなくなったのは窓外の湖水を見下ろした時だ。何と眼下にゴミが渦巻き藻は死んで水面に小蝿が舞っている。風やボートで起きる波で塵芥が丁度このHの横に押し寄せてくるのだ。問題があったら連絡を、と言われていたので旅行社に電話をすると男が来て、「明日この湖を掃除します!」と。「え、ハウスボート一宿泊者の声で翌日動くほどインド行政って即行?」が、翌日何も起こらなかった。ノッポの紳士も「明日本当に!」。一瞬信じた自分を笑った。紳士の笑顔は魅力だったが逃げ出し地上のホテルへ移動した。ここもムンバイの旅行社で予約したものだったがまた逃げ出すことになろうとは!(Aya-no-Uzuwa)


交響曲鳴り響くアマゾンど真ん中の街、マナウス~ブラジル~

2012-02-17 17:40:42 | アート・文化

 Brasil_by_ayako_manaus_addes_015 鋸の歯のようにギザギザで合流する2河川

 マゾン真っただ中の街、マナウスは長閑な街、サンパウロのように危険ではない。ここにも多く日本人移民が入植したが日系企業もあり、貿易港として、アマゾン観光の基地として賑わっている。この地でのハイライトは2河川合流点見学と交響曲だ。コロンビアから発する黒色のリオネグロとアンデスの雪解け水を集めて来た茶色のソリモインス川が合流し、ここからアマゾン河となるのだが、二色の水は混ざり合わない。理由は2河川の流速と比重が異なるためだとか。我々のボートの操縦士は川の交点あたりをぐるぐる回ってくれたが、黒色と茶色の水はミックスせず鋸の歯のようにぎざぎざだった。雄大かつ珍奇な水の芸術は必見だ。地元交響楽団もしかり。かつて天然ゴム景気で栄えたこのマナウス市があり余る資金で造った豪華なオペラハウス、アマゾナス劇場での迫力ある演奏。その楽団の名はアマゾナス・フィルハーモニカ。秀逸だ。(彩の渦輪)


アマゾン滔々、日本人の血、脈々と流れる国 II 努力は報われる

2012-02-10 09:28:53 | アート・文化

Brasil_by_ayako_038 日系Ⅱ世ネルソンさん頼子さん夫妻とサントスで

 二組目、瀬越ネルソンさんとの出会いは格別だ。ドミニカ共和国のプンタカーナに向かう飛行機で隣合わせただけのご縁、彼はブラジル移民の二世、IEEEの世界大会にラテンアメリカ南部代表で臨むところだった。「きっとブラジルへ行きます!」と伝えてから2年近く時が流れていた。が、Emailに即返事が来て「再会嬉しい!」とサンパウロ市内、地下鉄路線体験、日本庭園もあるイビラプエラ公園、113年前日本人移民が笠戸丸で上陸したサントス市内、移民一世の父君が住んでいた家も、更にはサンパウロを見下ろす高級マンションの豪華な自宅も案内して頂き、煌めくサンパウロの夜景を見下ろした。夫人の頼子さん共々秀才プラス努力カップルだろう。サンパウロ大学で出あい結婚、息子たちは留学体験ありのグローバル一家だ。移民二世のネルソンさんから苦労話はなかった。

 今次男の正人君(大学生)が日本のシャトレーゼ山梨でアルバイトしているが21日、22日に東京の我が家にやって来る。再会が楽しみだ。(彩の渦輪)


散歩道で転んだ!

2012-02-07 15:12:28 | まち歩き

近くに根川というきれいな散歩道がある。桜並木の大枝が川の両側から川面に覆いかぶさり、白鷺も鯉もいて時には鶴が来たりするきれいな散歩道だ。昨日ここで転んだ。白内障の手術後3週間経つがまだ視力が安定していないとかで、新しい眼鏡は処方してもらっていない。古い眼鏡は眼が疲れるから使用するな、と言われている。裸眼、右0.1、左は0.08。もとが近視なら手術で入れて頂いたレンズも近視なんですね。で、裸眼で歩いたらごく僅かな段差に気付かなかったという次第だ。三半規管も老化していたのだろう。

 転び方が悪かったか余りの痛さに起き上がれなかった。一人の男性が「よかったら起こしてあげましょう」と抱え起してくれた。別の男性がコートに着いた泥を一生懸命落してくれた。木に背を凭れて眼を瞑っていたら3人目は女性で、「ズボンが破れてますよ、」と私の足を捲って見て、「ああ、凄い血です。お水持ってますか?」「今日は水も携帯も持ち忘れて散歩に出たのです」と言ったら近くから水のボトルを買ってきて下さった。看護師さんではないかと思うほどてきぱきした人だった。寒い日だったが休んでいる顔に太陽があたり、痛みと貧血と顔の熱で頭は朦朧、このままこのお陽さまに吸い寄せられ、白鷺の背に乗って昇天するのでは?と不安になった。20分ぐらいそこに居たがふらふらと立ちあがり、家路に向かった。お水、携帯、電話番号ぐらいはバッグに忍ばせていなくちゃね。お3人様有難う!(彩の渦輪)