あけぼの

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地球一番?の先進国を目指して~カタール~

2013-10-25 15:32:54 | アート・文化

Dscf0409Dscf0420カタール礼服の紳士たちに歓迎されて2.運河のあるヴィラジオ・モール
iPad 

旅行中の携帯にはPCからiPadに切り替えた。が、購入したばかり、アブダビ空港で、行く先々のホテルで、と見知らぬ若者にWiFiについて聞きまくり、出会いの扉が開かれた。iPadは国外からの連絡手段として最適だ。オマーンからの母娘や隣部屋のリビア人等、iPadが取り持つ縁で仲良くなった。

GDPはアラビア1

イランからアラビア湾を隔てた国カタール。天然ガスや石油産出で富める。首都ドーハが世界で最も退屈な街と言われる理由は高級ホテル以外では酒類が摂取できないし市内の店にも販売していないこと。街は大きく変わろうとしている。只今地下鉄建設工事の真ッ只中だ。ロータリー方式の広い交差道路をオープンカットで工事しているのだから車の渋滞は甚だしい。2022年にはサッカー世界大会が行われるが、今月はビリヤード世界大会だった。ドーハの構造や機能性はドバイを真似た感じだ。

巨大モールにはヴェネチア風の運河が

イスラムのシンボルであるグランドモスクの本堂は荘厳さを感じさせる。スーク(市場)は迷路のように続き、日常品を含めて何でもある。ナッツ類を求めたら隣のヤカン屋の主人が一緒に写真を撮ってくれと呼びとめ、商品を背景に撮ったら飲料水までくれた。外国人を招くクラブ風の部屋に入ったら大歓迎され、アラブの服装の紳士からコーヒーをご馳走になり、オマーン社交界の紳士たちとの会話を楽しんだ。日本人に親近感を表わし、日本商品の品質を褒め、ソニー、パナソニックなどの。ヴィラジオ・モールにはベネチア風の運河が通い、ゴンドラで客を運び、近代的な建物が並び、通路は広く天井には雲が映されて屋外であるかのような雰囲気。駐車場には3300台も置けるという巨大モールだ。

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3. ナッツ屋さんと 4. ヤカン屋さんに骨が折れそうなほどハグされているワイフ。

気温41度、日中屋外を歩いている人を見かけなかった。新車が広い道路や駐車場にひしめきあっている車社会。タクシー運転手は殆んどインド人。観光ビサで入国して仕事にありつき、本格ビサが取得出来るほど仕事はあると言う。住民の半数は出稼ぎ人だ。それでいて治安もよければ物乞いもいない。中東の大都会を目指している、旅人に刺激のある国だった。(自悠人) 


下痢止まらず、それでも思った「こんないい国久しぶり!」~オマーン~

2013-10-21 11:37:01 | アート・文化

Dscf0603タカの街中を走り回るラクダ。向こうに車が見える。
ラクダが群れて駆け回る街 
最南端の街サラーラは現カブース国王の生まれ故郷、椰子の木が生い茂る南部独特の街、近郊には古代エジプト等と交易した乳香の木が多い。乳香博物館では日本人歓迎の印にと、乳香の木から芳香を放つ樹脂を取って頂いた。シバの女王の宮殿跡もあるホール・ルーリーでは駱駝の親子が多数水を飲み、タカという港街でも無数の駱駝が歩き回っていた。

下痢止まらず、それでも思った「こんないい国久し振り!」 歴史が古く安全で緑濃く、出会いの数も抜群、人の親切も濃厚、ああ書き切きれない。入国から出国まで笑顔と親切に会い続けたのはトルコ以来だろう。「近代先進国を目指しつつアラブの伝統を守っている魅力的なこの国を再訪しよう!」と夫と語り合っている。(彩の渦輪)


好事たっぷり魔は少し、笑顔溢れるアラブの国 ~オマーン~ 

2013-10-20 08:52:33 | アート・文化

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iPadが取り持つ縁で招待され、マスカット市内ガイドも送迎も、と親切を受けた家族と。長男はヨルダンの大学院生で不在。

出稼ぎ王国、トヨタ天国

入国時、観光客の隣に長蛇の列、その人たちは筆者が多く旅した国々、インド、バングラデシュ、パキスタンあたりの人々。彼らは写真撮影や面接等、観光客と異なる手続き。入国官に「働く人が多勢来るんですね」と話しかけたら彼はニッコリ笑って「We need more people!」と。大抵の国で入国官は無言だが、この国では最初に会った人から笑顔で人懐こかった。道路を走るタクシー車は全部トヨタ、乗用車もトヨタが断然多い。

笑顔と出会いの花盛り

 オマーンに来る直前カタール国を訪問したが、ホテルで友だちになったリガヤと2人の娘が「一日違いでオマーンに帰るので是非ご連絡を!」と。電話してみたら偶然にも我々のホテルのすぐ近く、立派な邸宅に住む一家だった。リガヤの夫のワスフィーは排水処理会社の部長、夜のマスカット市内はこの夫妻が案内してくれた。岩山が水辺までせせりだすマトラ港から宮殿アラム・パレスを見上げると、この港街独特の美しい夜景だ。昼のマスカットはイスラム文化の粋、スルタン・カブース・G・モスク等を大学院生の娘、マイとアーラムが案内、世界最大のシャンデリアと絨毯が美しさを誇っていた。肌を隠す衣装はリガヤが準備してくれた。家にも招かれ、この家族との写真はFacebook(FB)で多くのNice!を得た。

マスカットにはロンドンと全く同じ二階建てバスがある。このバスでテキサコに勤めるインド人の技師、シェルに勤めるアメリカ人の石油技師と親しくなり、夫とで3か国の技師夫婦が夕食も共にし、FBの友人に。スーパーで買い物した我々の荷物を見て未知の女性がホテルまで車で送ってくれた。日本の製薬会社に勤務するレニールさんとはサラーラのホテルで出会い、FBの友だちに。ワスフィーはオマーン最後の日、空港まで送ってくれた。ここで出来た友人たちが「早くまたおいでよ!」と呼んでくれている。(彩の渦輪)


アラブの国からアメリカ、そして急遽帰国の赤丸狂騒曲

2013-10-16 19:47:47 | アート・文化

Qataroman0011 Susan_2 (1)エティハド航空で友だちになったシディエルさん、拓郎くんとアブダビ空港にて。我々はカタールのDohaへ、拓郎君はイギリスへ、シディエルさんはブラジルへと別れた。(2)右がSusan手料理、問題のビーツ。

カタールとオマーンというアラブの先進国を訪問して帰国、眩暈と身体のだるさがひどかった。オマーンの最南端で蚊にさされ、その夜から下痢が23日止まらなかったのでアラビア半島の風土病でももらったか、それとも旅の疲れか、と不安を感じつつ、出発の朝まで迷い、医者に行く間もなくオハイオへ。今回は1週間滞在予定だったが重要案件はなかったので教え子の車もレンタカーも借りず、20年間お隣さん且つ22年間友人であるSusanPaul一家が雑用の運転を引き受けてくれ、いつもの如く家に招かれご馳走になった。かつての我が家を窓から眺めながら。そのDinner写真はFacebookを飾り、多くの「Nice!」を得た。さて、ご馳走になったのは今月5日(金曜日)、翌6日土曜日の午後、何と便器が真っ赤っ赤。動転(本Blogタイトル、赤丸狂騒曲の赤丸は赤いお丸、即ち血便で真っ赤になった便器という意味。血便という単語はタイトルには避けたくて)。お丸は3度も真っ赤になり、相変わらず眩暈もひどかったので非常時と判断、すぐにAmerican Airlineの切符を求めた。横になって帰りたいとビジネスクラス、2人分。翌日の(明日のを今日求める)ビジネスクラスの切符の高いこと! Susan には短く「土曜の午後中血便があったので急遽帰国する」とメールし、タクシーを予約し、夜中に荷物をまとめ、翌日の早朝、空港へ。正味5日間で帰国した。乗り換えのシカゴ空港でSusan からのメールを見たら、なんと「彩子の病状についてPaulと話しあったのよ。貴女、ほんとに血を見たの?昨日のディナーでご馳走したBeetsPigmentは消化しないので3日間ぐらい赤い便が出るのよ!」Oh, Oh, あ~あ、もうウン十万円カードで落ちた後でした!早く帰国した分一応病院を駆け巡りました。ビジネスクラスで良く飲み良く食べ良く眠っていた夫は幸せでした。健康美自慢の人、こんなことでもなければエコノ席ばかりでしょうから。それにしてもSusanたちの Helpと歓待はビジネスクラスの費用よりはるかに貴重でござりまする。(彩の渦輪)