あけぼの

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277年間操業、万病に効く?鉄ワイン

2012-10-31 12:11:20 | アート・文化

Dscf4086 スヴァボーディ大通りのシェフチェンコ像。夜、この真上に満月が。 1735年創業以来リヴィウで売っているという、万病に効く鉄ワインを買った。筆者は9月末から10日間、ウクライナを旅したが、出発直前に医者から「右腎臓で“第三細胞”活動中!」という警告を受けた。ひるまず出かけたが、旅の間中気のせいか背中が痛んだ。だがこの鉄ワインを飲んだら痛みが消え、気分良く旅が出来た。1瓶10グリヴナ、100円ほどだ。18世紀にどっぷり浸れる石畳の街、リヴィウに出かけてお試しあれ。

 リヴィウ大学を訪問した。キャンパス周辺にはファサードで飾られた魅力的な建物が多く、立派な建物の中をナターラという卒業生が案内してくれた。ポーランドのクラクフから来ていたカシャという女性ともここで友だちになった。ナターラとカシャには縁があり、日曜日、アルメニア教会の前、等あちこちで出会った。この街では夫が下痢で一日半寝た。ゆえに街歩きは一人でぶらぶらと楽しみ、夜、夫に消化の良い食料を買ってホテルに帰る時、スヴァボーディ大通りのシェフチェンコ像の真上に満月が。中欧の秘宝、リヴィウという美しい街で、難病の宣告をされた女が見た満月!二度とは来ることのないだろう街で見上げた満月の、煌々と冴えわたる孤高の美しさ、忘れない。(彩の渦輪)


中欧の秘宝、リヴィウの石畳みに映える美男美女~ウクライナ~

2012-10-30 11:29:17 | アート・文化

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写真のためポーズする新婚さん。この男性が「こんにちは!」と言ってくれた。笑顔の素敵な父子

ニエプル川を眺望できるホテル・ドニプロに初日の予約を入れており、深夜に到着したらグレードが上の良い部屋を頂けた。翌日は満室だったので近くのホテルに予約してくれた。次のホテル、クリシャティークでも、「外がうるさくて眠れない」と訴えたら夜中に特別室に変えてくれたがお値段は同じでいいと。ウクライナは美男美女の国、外観は勿論のこと、内面から輝いている。優しさとプライドで。ウクライナ人としての誇りからロシア語を使わないという人々に会ったが、特にリヴィウではロシア語を聞くことはなかった。ソ連時代にキエフ郊外のチェルノブイリで起きた原発事故により、原子炉内にあった大量の放射能が放出され、風に乗り世界に広がったが、はや26。この博物館へ行きたいと言ったら大学生Andrewが案内してくれた。子どもの犠牲者の写真や遺品のぬいぐるみ人形が痛々しい。福島の大惨事に対し着物を着た人形と心からの哀悼の言葉が掲げてあった。

16世紀の街並み、リヴィウに溢れる新婚さん

 キエフからリヴィウに飛んだがリヴィウは何と良い街であろう。ここでもホテル従業員その他誰もかも親切で笑顔がチャーミングな美男美女ばかり、流行りの言葉ではブッチギリだ。13世紀にルーシーの一公国として発展し、その後ポーランドやハプスブルグ帝国の支配を受けたリヴィウはなんとも懐かし味のある古都、中欧の秘宝とも言える街で旧市街まるごとが世界遺産だ。ある土曜日、新婚さんが写真家の注文に応じてユニークなポーズをとっていた。教会の前、石畳の露地、城壁の前と、街中に写真家を引き連れた新婚さんが溢れていたが、毎週土曜日にみられる光景だそうだ。ポーズの最中筆者に「こんにちは!」と挨拶してくれた。この街では旅行中アジア人には出会わなかったがとても親日的だ。(彩の渦輪)


 愛着器なら接着だ!

2012-10-28 15:00:05 | アート・文化

002 ワイフが50年近く使ってきた六角形の容器の蓋を誤って壊した。「あ~あ、デパートに行って似たようなもの探すかな。でももうそんな時間的余裕がない!」緊急の入院が迫っているワイフは「泣きたいほど悔しい」という。接着でメシを食ってきた筆者にはさほど難しくはない。破片がきれいにそろっていれば、だ。割れ目から瀬戸物の粉がかなりの量飛び散り、破片を並べても隙間だらけなので困った。だが「やってみよう!」と試みた。出来上がったのがこの写真。会社には当然多色の接着剤があり、接着したことが分からないように仕上げられる。退職した今はこの色の接着剤しか持っていないので接着か所が目立つのが残念だが、ワイフは満足し、喜んでまた南瓜や煮豆の残りなどを入れている。(自悠人)


大人の晴れ舞台

2012-10-16 14:19:51 | ブログ

 

Dscf4192_2 い先ごろ、ピアノ発表会「おとなの晴れ舞台」があった。その前から健康状態が怪しかったので友人には声をかけなかったが、一人だけ「見に」来てくださった(残念ながら「聞きに」ではありません。曲目はマンドリンの曲「スパニッシュ・ワイゼン」、左手はギター伴奏を「ジャララン!」とピアノ用にアレンジして。ごまかす術だけは身についているので途中で立ち往生することはなかった。娘に借りたフラメンコの衣装、教わったフラメンコの振り付けでかっこよくご挨拶、する「つもり」だったが貧血でよろけた。これが大うけ。ポーズの失敗でこけたと思われ大爆笑だった。「お母さん、大受けだったね!」、と娘。娘が演奏を録音してくれていたが、演奏直前に大爆笑が入っていた。良い記念だ。(彩の渦輪)