あけぼの

アート、文化、健康、国際・教育、音楽、食・レシピ、日記、エッセイ、旅行記、学問

老老介護:ミッシェル様は高級スープ、我々おじやで我慢です

2015-06-20 09:34:38 | 旅行記、多文化教育、国際

ミッシェルはノーウェイジャン・フォレスト・キャット、美しいブランド猫なのに捨てられたのか我が家に来だした。旅で留守が多いので飼い猫にするわけにいかず、來た時に餌をやるのだが、今回の長旅ではとても心配した。どこかで生きているかなあ、と。帰国3日目に再会、その後は我が家の玄関前に居ることが多い。このミッシェル、野良なのに人間様の残り物は食べない。鯛やヒラメの舞い踊り的ご馳走でも見向きもせず猫缶だけ。そのうち猫缶も食べなくなった。心配で次には夫が猫用スープを買ってきた。スープは種類が多く、15歳以上用、などと書いてある。はて何歳か?何種類も購入。だが、スープは飲み、混入してある魚や肉は残すので何袋も必要。人間用の美味なクラムチャウダーなど缶詰スープでも少しだけしか飲んでくれない。ミッシェル様の餌のお値段はどんどんエスカレートし、人間様はこの頃おじやをすすって家計の帳尻合わせで~す!だが彼は寝そべっているかすり寄ってくるばかり。甘えて口を開けた特、ふと魚肉ソーセージを一切れ「お口」に押し込んだ。もぐもぐと長いこと懸ってやっと咀嚼し、全部飲み込んだ。解った!お年だったんだ! 15歳以上の猫ちゃんなんだ!こんなシニアになった美猫を捨てるなんて、飼い主はほんとにひどいニャー!夫が「あんたはん、またミッシェル介護してや!口に餌入れてやってや!」と。「私、そんなに閑では無いんですど!」と言いつつ、老女の筆者が老猫の世話をする「老老介護」は続く。

 昨日の新聞に、瀬戸内寂聴さんが京都から上京、国会前で集会に参加、「安倍さんのやり方は憲法9条を壊して、戦争の出来る国にしようとしている。…このままでは子供や孫が戦争に引っ張り出されてしまう…今日は死んでも構わないと思ってやって来た…」と命がけの訴え。同じページに日弁連も安全保障関連法案について、「立憲主義の基本理念や、恒久平和主義と国民主権の基本原理に違反している」との意見書を公表。筆者も近々集会に参加しましょう。老老介護も続けながら。(彩の渦輪)