私的CD評
オリジナル楽器によるルネサンス、バロックから古典派、ロマン派の作品のCDを紹介。国内外、新旧を問わず、独自の判断による。
 



モーツァルトのピアノ協奏曲は、今まで第20番と第21番、第24番から第27番までを紹介し、間の第22番と第23番が未紹介と言うことになる。そこで今回は、この2曲を、今までとは異なる、ロバート・レヴィンのフォルテピアノとクリストファー・ホグウッド指揮のアカデミー・オヴ・エインシェント・ミュージックの演奏によるCDで紹介する。 . . . 本文を読む

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今ではモーツァルト、ハイドン、ベートーフェンと言ったいわゆる古典派の作曲家の作品を、オリジナル編成で演奏したCDは、複数の演奏団体によるものが、入手可能となっている。ロマン派から一部近代の作曲家の作品もオリジナル編成で演奏されるようになって来た。しかし、今から25年さかのぼると、ようやくオリジナル楽器編成のオーケストラの演奏によるCDが登場し始めた頃で、大いに話題となっていたものだ。その当時の先駆者の一人、ロジャー・ノリントンの指揮によるベートーフェンの交響曲第3番のCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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ロベルト・シューマンは、ロマン派を代表する作曲家として、ピアノ曲、歌曲から交響曲などの管弦楽曲まで多くの作品を残しているが、ピアノ協奏曲は1曲のみである。しかしそのピアノ協奏曲は、ロマン派の作品として非常の高く評価され、今日も繰り返し演奏されている。今回はこのシューマンのピアノ協奏曲と交響曲第2番を収録したCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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モーツアルトの活動していた時期は、鍵盤楽器がチェンバロからピアノへ移行して行く時期で、モーツァルトもかなり後までチェンバロを主たる楽器として弾いていたようだ。クラヴィコードもその間、簡便な楽器として家庭や旅行の際に用いられていた。今回紹介するCDは、以前にも1枚紹介したことのある、ジークベルト・ラムペがクラヴィコード、チェンバロ、フォルテピアノでモーツアルトの鍵盤楽器のための作品を演奏しているシリーズの第8巻である。 . . . 本文を読む

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シューベルトは、歌曲の作曲家としてまず知られているが、ピアノ曲も印象的な作品が多い。以前に「楽興の時」を紹介したが、今回は死の前年に作曲した「イムプロムプトゥス」作品142とピアノソナタト長調作品78を、アンドレアス・シュタイアーのフォルテピアノ演奏によるCDで紹介する。 . . . 本文を読む

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モーツアルトの最後の2曲のピアノ協奏曲の内第26番は1788年、第27番は死の年1791年に完成した。これに先立つ作品では、いわゆる交響的協奏曲と呼ばれる、大きな編成のオーケストラを伴ったものが作曲されてきた。第26番はこの流れを引き継ぐものだが、最後の第27番になると、やや控えめな、室内楽的伴奏を伴っている。これら2曲の作品を、今回はヨス・ファン・イムマゼールとアニマ・エテルナの演奏で紹介する。 . . . 本文を読む

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モーツァルトのピアノ協奏曲は、他の作曲家の作品の編曲を含めると30曲あるが、モーツアルト独自の作品は23曲である。これらの内第20番以降の作品は、オーケストラの編成も大きく、いわゆる「交響的協奏曲」と言われる作品が多い。今回紹介する2曲の協奏曲は、いずれもこの交響的協奏曲に属する作品である。この2曲を、メルヴィン・タンのフォルテピアノ、ロジャー・ノリントン指揮、ロンドン・クラシカル・プレイヤーズの演奏で紹介する。 . . . 本文を読む

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モーツアルトのセレナーデやディヴェルティメントと言った管弦楽器合奏のための作品は、比較的小規模な曲ではあるが、モーツァルト特有の魅力に富んでいる。その多くは10代の作品であるが、すでに円熟期の作品に劣らない個性を備えている。今回紹介するCDは、「セレナータ・ノットゥルナ」と管弦楽器のための3曲のディヴェルティメントをオリジナル編成で演奏したものである。 . . . 本文を読む

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19世紀後半のヨーロッパ音楽の演奏は、変化して行く楽器、拡大して行くオーケストラ編成など、響きの変遷が激しい時期であったようだ。今までに紹介したベルリオーズ、ショパン、スメタナからラヴェルに至る作曲家の演奏では、一時的に流行した新しい楽器など、様々な響きを経験できた。今回紹介するCDでは、19世紀後半フランスの作曲家ビゼの管弦楽の響きを聴くことが出来る。 . . . 本文を読む

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クリストファー・ホグウッドは、イギリスを代表するオリジナル楽器によるバロック、初期古典派の作品の演奏者、指揮者である。デーヴィッド・マンロウとの活動に始まり、アカデミー・オヴ・エインシェント・ミュージックを指揮しての多面的活動は、オリジナル楽器演奏が今日の隆盛を極めることに大いに貢献した。今回紹介するCDは、ホグウッドがエマ・カークビートともに演奏した、モーツアルトの宗教声楽作品を収録している。 . . . 本文を読む

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