オレがオマエを守ってやるから、オレに従え。オレの言う通りにせよ。文句は言うな。服従すれば、分け前は分けてやる。オレが一番偉くて、オマエはその次だ。オレを立てろ。オレを尊敬せよ。
支配と従属の論理。強い者が弱い者を操縦抑圧する。
これを人が人にする。社会が社会にする。国が国にする。
不服従を申し立てれば喧嘩になる、戦になる。強い者が強さを見せつけて戦が終わる。
片方は優位に立って威張れるという心地よさに酔いしれるが、もう片方は常に劣勢。虐げられるばかりで、じめじめした日陰に入って過ごすことになる。
世界中でいまも戦争が続いている。勝者を勝者にし続けるための戦争が続いている。
平和と安寧と調和はないか。
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その現実の人間社会の片隅で、ワシワシ蝉が鳴いている。
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