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夏の花ヒツジグサの白い花の放つ白い光

2024年02月04日 16時32分33秒 | Weblog

未草(ひつじぐさ)白光いのち得たりけり

中岡毅雄(なかおかたけお)

昭和38年東京都生まれ。俳誌「いぶき」創刊。

ヒツジグサはスイレン科スイレン属の水草。花が鮮やかに白い。池や沼に生息している。夏の朝に咲いて夕方に閉じる。葉っぱがハート形をしている。水をギラギラ太陽が照りつける。照りつける太陽を耐えて、花が、白くギラギラ光って、落ち着きを得て、静かにしている。池や沼をいちめん緑にして水草が茂っている。

作者は病を得ている。今日はしばらく病院のまわりの散歩を許された。昼下がりの沼地に出た。夏の暑さに耐えてヒツジグサが咲いていた。白い花が光りそのもののように輝いて見えた。瞬間ふっと、「おれは助かったぞ」「生きるぞ」と作者はこころの内で叫んだ。それを伝えたのはギラギラする夏の光りだった。

俳句にドラマが詰まっている。作者が長い闘病生活をしているという背景を教えてくれなければ、わたしはこの句の深さに辿り着けず、もしかしたら、読み捨ててしまったかも知れない。

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