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死者はあの世(霊界)に赴く。その説がある。行って戻ってきた前例がないから、あくまで仮説の域を出ないけれど。その仮説によれば、霊界には高いところと低いところと中間のところとがある。高いところは天界、天上界。善因を積み上げて善果に甘んじて安心していられるところ。低いところは地獄界。犯した罪や、背負った咎を此処で償う場所。中間は「中有界」で行く先がはっきりしていない場所。裁判を待っている場所。そういう設定がしてあるようだ。
これは生きている間には「いいことをしなさい」「功徳を積みなさい」という道徳に繋がっただろう。利用するには格好のセオリーだ。悪事を働こうとしたときにはブレーキにもなっただろう。
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