人の二倍の幸福を生きなくてもいい。1倍でいい。己に合っていればいい。1倍を生き切ったらそれでいい。己を蔑まなければ、凹みを出さないで済む。己を買いかぶることをしなければ、凸に躓くこともない。しかし、はみ出すのがニンゲン。はみ出したら、それに気付けばいい。1倍に修正すればいい。今此処で幸福であるという位置に戻って来ればいい。
膝を容るるの安んじ易し、である。安んじたらそれでいいのである。冒険もいい。はみ出すのもいい。その幅を持たせるのもいい。しかし、我が足の膝を容れるところは、ばかでかくはない。夜になって寝るところは僅かに畳一畳の広さである。二人分の広さを独占することは贅沢というものである。一日が終わって布団にやすむ。大の字になってやすむ。これで足りているのである。
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