わたしが死んでしまったら?
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わたしはもう百合の花を見ることは出来なくなるのか?
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見るのは目である。
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目は肉体についている。
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だったら、肉体とともに、目も消失してしまうはずである。
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でも、でも、見れるような気もしている。(このお爺さんは仏陀を信仰しているので、ものを薔薇色に見るクセがついている)
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目を借りて、見れるような気もしている。
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おおいなるものの目を借りることができそうな気もしている。
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おおいなる仏陀のダンマを借りて、真っ赤に咲いている地上のユリの花を、生きていたときと同じように、美しく見ることがでえきるような、そんな気もしている。
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目を貸してくれるのは、仏陀だ。全体宇宙生命体のLOVEだ。全体宇宙生命体のおおいなる智慧とおおいなる慈悲に与れそうな気もして来る。
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すべからく「はいこれで終わり」ではないようにも思えて来る。きっと続きがありそうに思えて来る。
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