1
あれもこれもそれもどれもどれも、嬉しいことなのです。だから、嬉しがっていいのです。
2
だから、堂々と胸を張って嬉しがっていたらいいのです。いつでもいつでもいつでも。
3
すべてが、究極して、嬉しがっていいことに繋がっています。わたしが歩く生涯の道に、数珠つなぎに繋がっています。
4
「さあどうぞさあどうぞ、此処で嬉しがって下さい」なのですが、そう書いてもらっていないから、知らん顔をして通り過ぎてしまうのですが、一生涯の、その途中途中の一つ一つが実は、「嬉しがってください」のお薦め具体化なのです。
5
人間には傲慢があります。傲慢がしゃしゃり出て来ると、「そんなことに、このオレが嬉しがってなるか」と言うのです。このオレを誰様だと思っているか、と切り返します。「それくらいのことで、オレ様は嬉しがったりしないぞ」と。
6
オレ様を偉い人にしなければ、嬉しがっていいことはたくさんたくさんたくさんです。青い空も白い雲も吹いて来る風も、みんなわたしを嬉しがらせようとして存在しています。
7
偉い人オレ様にレベルを合わせると、あれもこれもそれも、みんなつまらないことになってしまいます。レベルが高すぎるのです。
8
レベルを下げたらいいのです。嬉しがりたいなら、レベルを下げたらいいのです。
9
春は花 夏ホトトギス 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり
道元禅師
10
嬉しがれるようになったら、花が咲きます、鳥が鳴きます、月が輝きます、雪が美しく降り積もります。万物がこころすずしい存在になって出迎えます。
11
そんなことこんなことを考えています。ご馳走ご馳走のお膳立てをしてもらわないと傲慢のわたしは、嬉しがろうとしません。それを恥じます。
12
こうやって傲慢に繋がれて一生を終わってしまうかと思うと残念でたまりません。
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