極樂へ行く雲だろう手を挙げる 山鳩暮風
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今朝のS新聞読者文芸欄、川柳部門に、わたしのこの作品が、小松多聞選で2席に選んで頂いていた。有り難うございました。
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選者評にこうあった。
ゆっくりと西へ流れていく雲。「おおい雲よ」と、手を挙げる。極樂行きの雲に乗るつもりなのか。いやいや、西方浄土へ行くにはまだ早い。もう少し現し世を楽しもう。
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この世に浮かぶ雲はみんな極樂へ向かって流れている。どの雲も行く先は「極樂」と書いてある。載せて貰えばもうけもの。乗せてくれるかどうか。ともかくも手を挙げてみた。ふっふっふ、無視されてしまった。積善が足りぬらしい。こりゃ、難しいことになったわい。
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