一転した。お天気上々。雨の六月が爽やかな五月に転じている。日差しは明るいが気温は上がらずひんやりとしている。
腰痛悪化で昨日はまる一日家の中に閉じ籠もって過ごした。外へは出なかった。お布団一枚をわが住居とした。腰の左側が鬱屈してぎこちない。半座でもするとそこへ体重がかかって痛み出す。読書は進むが退屈この上ない。
朝方、20台くらいの若い頃の、友人の夢を見た。にこにこして我が家へやって来た。彼は人間の出来が上等で常日頃そうしている。嫌な顔をしたためしがない。ケチをつけたって反発が来ない。感情の波が入り江のようにおだやかなのだ。板張りの台所の座りテーブルのところへ来てわたしの隣に座った。わたしの読んでいる本を借りて読んでみたが、ちっとも分からなかったと言った。彼はクリスチャンだったから、仏教に関する本は読んでいなかったのであろう。すまなさそうにして返却した。それだけの夢だったが、彼は定年間近に病を得てなくなったから、行き来が途絶えてもうかれこれ10年近くなっている。それが今朝方ひょっこり現れた。またいつものように一緒に遊びたくなったんだろう。神の国ヘブンからここへ来るにはどんな交通手段を用いたのか。僕はそこで目が覚めたから、彼も夢から撤退して行ったはずだ。すぐに乗り合いバス(それともジェット機?)は来ただろうか。目覚めた後で、しかし、僕は彼に会えたことで清々しい感覚を味わうことができた。彼の初々しい、若々しい表情がそうさせたのだろう。神の国ヘブンでの現在の彼の過ごし方が彷彿として来るようだった。
そうか、僕の腰痛の見舞いにやって来たのかも知れない。
夢での訪問は嬉しいですね。
私は、新婚の頃、新居に来たことが無い母の夢を見たことがあります。
玄関に立った母に「どうぞ上がって」と言うと「時間が無いから、お隣さんに挨拶をして・・」と言ってすぐ消えてしまいました。
母が見に来てくれたんだなあ!と嬉しかったです。